一窮さん その3 投稿者: 雀バル雀
時は戦国・・・
童ありき 名は折原浩平 
その童 やんごとなき出自なれど 家を失い氏も絶えん
故に 仏門に帰依す
童 後の世に聞こえし 一窮禅師 浩平なり。

 『立つんだ!七瀬和尚、の巻』

「どうだぁ、長森?俺様のボゥエンドアローの威力は」

ぎちぎち

「ぎゃああ!!イタイよ〜!!」
「長森さん、ギブアップ?」
『一窮の技が完璧にきまっているの。長森、絶対絶命なの』

ばっ

『なんと!アントニオ一窮、自分から技を解いたの』
「はあ・・・やっと解放してくれたぁ・・・」
「ふふふ・・こんなんでギブアップされちゃあ、客が納得しないからなぁ。しゃあ!」
「へ?・・・ちょ、ちょっと一窮・・・ぎゃあああ」

ぎちぎち

『こ、これは一窮のフィニッシュホールド!蛸固めなの』
「へへへ・・このアントニオ一窮の卍固めから逃れられたヤツはいないぜ」
「ぎゃああ!!みさき先輩、澪ちゃん助けて〜」
「私はレフリーなんだ・・・ごめんね」
『同じく実況なの』
「そ、そんな〜〜」
「プロレスには見せかけだけの技も存在するが・・・こいつは別格だぜ。しゃあ!」
「ぐああああ!!!」
「ギブアップする?」
「ぐああああ!!!<痛さのあまり声が出せない>」
「しゃい、しゃい、しゃい、しゃい、しゃい、」
『アントニオ一窮、余裕なの。客に拍手を求めているの』
「・・・・きゅう・・・」

がく

「長森さん?・・・・・ス、ストップ!!」

ぽくぽくぽく <ゴング代わりに木魚を鳴らす音>

『ここでついにレフリーストップなの!アントニオ一窮、完勝なの』
「・・・勝者!アントニオ一窮!!!」
『一窮の怒とうの攻撃の前に、長森またもやKOなの。・・・おっと、アントニオ一窮、最後は『アレ』で決めるみたいなの」

「いくぞーー!!・・・い〜ち、にぃ〜、さ〜ん・・・・」

「だあああ!!」

ぼかああああん!!

「いてぇ!!・・・・な、七瀬和尚!?」
「あんた達、掃除をさぼって何遊んでいるのよ!タダで飯食わせてやってるんじゃないわよ!」
「三食カロリーメイトでこき使われるなんて、割に合わないっスよ〜」

どがしいいい!!

「ぐぎゃああ!!」
「うるさい!・・・ホントに口だけは達者なんだからぁ」
「・・・七瀬和尚、今日はやけに荒れてますね?何かあったんですか?」
「・・・実はさっきね・・」


<さっき・・・街中で・・・子供達の会話>

お寺ってダサいよなぁ
新しくできた風阿児の教会のほうが、カッコイイよな


「『風阿児』って何?」
『近くにオープンした新しい教団なの』
「このボロ寺なんかとは比べ物にならないくらい立派な建物らしいぜ」
『駐車場も完備なの』
「入会者には、先着100名様にもれなく『不可視の力』をプレゼントするらしいぞ」
「・・・ふうん・・なんかヨーカドーみたいだね」
「とにかくそういうワケなの!・・・・で、実際のところどうなの?」

ざっ <うつむいて視線を逸らす一窮達>

「・・・・そうなの」

<その晩・・・繁華街にて・・>

「うい〜・・・畜生〜!!」 <ヤケになって酔っ払った七瀬和尚・・>

どん!

「こらあ気をつけろ〜!」
「・・・『ごめんなさい』じゃろうが!!このクソ坊主がぁ!!・・・・って、わああ」

ドカ! ボキ! ドゴ! バキ!

「ぎゃあああ!!」
「ひいい!!に、逃げろ〜!!」

「ひっく・・坊主の何処が悪いんじゃあ!!・・・・ふざけんじゃないわよ!!」

<夜・・・>

「はい。やっぱり中崎寺が最高だもん」
「俺、七瀬和尚に一生ついて生きます!」
『このお寺が一番なの』
「最高だよね」

「あ、アンタ達〜。そうなの・・・・いや〜あたし、ほっとしたわよ」

きゃははははは

「え?」

「嘘だもん」
「だ〜れがこんなボロ寺なんかにぃ」
『こんな寺なんて、いらないの』
「私も風阿児に入ろうかな〜」
「お、それがいいな。行こうぜ、みんな」

ざっざっざっざっ

「お、おい。ちょっと待ってよ〜・・・・ってきゃああ!!」

ずざざざざざ・・

「なんでぇ?・・・が、崖がぁぁぁぁぁ!!!」


「ぎゃああああ!!」

ばっ!

はあはあはあ・・・・

「お、和尚!どうかしたのか?」
「い、一窮・・・じゃあ、今のは夢。」
「ハイ、随分うなされてました。何か悪い夢でも見たのか?」
「・・・・このままじゃあヤバイわね・・・」
「はい?」
「・・・実は・・・」


「ははあ。成る程、確かにこのままでは信者を風阿児に取られるやもしれないなぁ」
「ウチの寺は檀家が少ないし、信者の減少は死活問題なのよ。・・・ただでさえ厳しい時勢だし」
「で、具体的な解決策でもあるのですか?」
「それが無いからアンタに相談してるんじゃない!」
「・・・和尚、その態度がダメなんですよ」
「え?」
「それが人にモノを尋ねる態度ですか?そんな尊大な態度では風阿児に信徒を奪われて当然だな」
「なんですってええ!!」
「ちょ、ちょっと最後まで聞いてくださいよ〜。いいですか?これからは『寺と信者』という考え方を改めて、信徒をお客さんとして扱うべきだ、と言っているんです」
「『お客さん』?…でも……」
「これからは仏閣とはいえ、偉ぶらずにもっとみんなに親しみが持てる寺を目指すべきです!」
「イメージアップというワケね。……一窮、それで具体的な案でもあるの?」

実は和尚を夜這いするつもりで部屋に訪れた一窮さん。
ごまかすつもりが話は思わぬ方向へ!さあ、どうなる?

<翌朝…>

「わあ!何、この服」
「いいか?これからはこれがこの寺の僧衣だ!」
『恥ずかしいの』
「……よく分からないけど、嫌だって言っておくよ」
「バカモノ!これも寺の経営…じゃなくて修行の為だ!…黙って着ろ」
「一窮…でもこれは…」
「長森ィ…なんなら俺が着替えさせてやろうか?」
「い、いいよ・・・分かった…着替えるから…」

<数分後…>

「をを!馬子にも衣装とはこの事だ!…よく似合ってるぞ」
「え?そう?……あはっ♪」
『恥ずかしいの』
「?…なんかやけにスカートが短いんだけど」
「そのとうり!ふふふ…手っ取り早く売上を伸ばすにはコレ、『ミニスカートの可愛い制服』だぁ!」
「そうなの?」
「そうなの!現に多くのファミレスではコレで成功している。某ファミレスシミュレーションゲームの人気を見ろ、制服の魔力で野郎どもをKOだ!」
「でも、1日中コレを着るのははさすがに…」
「安心しろ。今お前が着ている『メイドタイプ』の他にも『アイドルタイプ』『エプロンタイプ』を用意してある。適当にローテーションしてくれ」
「そういう問題じゃないよ」
「あれ?そういえば和尚は何処に行ったの?」

「そうだ。和尚〜…観念して出てこいよ〜」

「・………」

『襖の向こうなの』
「…なかなか出てこないね」

「和尚〜……ダメみたいだな、なら!」

がらっ

「きゃあああ!!」

「わあ!お、和尚まで……」
『制服着てるの』
「………」<←意外にも似合っていて可愛いので、思わず見惚れている一窮>
「あ、あんまりじろじろ見ないでよ!す、すごく恥ずかしいんだから」
『似合ってるの』
「うん。七瀬和尚、すごく可愛いですよ。…ね?一窮」
「お、おう。…まるで七瀬和尚じゃないみたいだ」

ばあこん!!

「ぐぎゃああ!……中身はやっぱりいつもの和尚だ。」
「悪かったわね!…それで次はどうするの?」
「ふふふ…準備が整ったら今度は宣伝です!みんなでこのテッシュを配ってきてくれ」
「テッシュ?…どれどれ」

『新装開店!!…京に新しいプレイスポットが誕生!!その名も《ナカザキテンプル》!!!
可愛いコンパニオンがあなたのハートを鷲づかみ!!…本券をお持ちの方は1時間無料サービス実施中!』  
  
「あんた、これじゃあコスプレパブかなんかと勘違いされるじゃないの!!」
「来てしまえばこっちのモノです。」
「でも、これだと若い男の人しか来ないよ?」
「うむ。長森、良く気付いたな。…ふふ…だがこの一窮に抜かりはない!みんな、本堂に来てくれ」


<本堂にて…>

「あ、あんた!これはいったい…?」
「これ…一窮がやったの?」
「どうです?この中崎寺の新名物『黄金の大仏』です!!」

ばこんんんん!!!!

「うぐああああ!!!…な、なにするんですか、和尚!?」
「このバチ当たりがあああ!!…ご本尊様になんてことを!!」
『金ピカなの』
「金メッキで塗ったんだぁ〜…洗ってもコレ落ちないよ」
「どうしてくれんのよ!?これは初代住職が運慶に彫らせたという由緒正しき仏像なのに〜」
「あんなボロい仏像では客は呼べません!…東大寺の大仏人気を見てください。コレなら修学旅行の定番コースになれますよ」
「で、でも!国宝級の文化財を勝手に!」
「和尚…いいですか?いつまでも古い考え方に固執していては発展は望めないのです。この戦国の世にそのような古い因習に囚われていては座して死を待つようなものです!」
「そ、それは!……そうかもしれないけど…」
「でも…大仏というには小さすぎない?」
「小さな大仏なんだ」
「矛盾してるよ〜、それ」

得意の屁理屈で無理やり自分の策を押し通した一窮さん。
その大胆果敢な作戦は、果たして吉とでるか凶とでるか…

<新装オープン…初日>

ざわざわざワ…

「わあ!スゴイ人!」
『すごいの』
「ははは!どうだ俺様の策は!」
「悔しいけど、認めないワケにはいかないわね…」

とたとたとた

「一窮君〜!…七瀬和尚〜!」
「おう!どうだった、みさき先輩?…みんなの評判は?」
「そ、それが…大変なんだよ〜」

どたどたどたどた
どたどたどたどた

「な、なんなんだこの人達!?」
「み、みなさん、血相を変えてどうかしたんですか?」

「フザケンなよ、てめえら!あれのどこが大仏なんじゃい!」
「『おさわり自由』ってのはどうなったんだよ!?」
「入場料返しやがれ!!」

「とにかくみなさん落ちついて!」
「『おさわり自由』なんてどこにも書いてなかったぞ!」

「うるせえ!!こんなトコ二度とくるか!」
「そうだ!そうだ!」
「『詐欺だ』って役所に訴えて、営業停止にしてやる!」
「帰ろ、帰ろ」

ざわざわざわざわ…

「ど、どうしよう一窮?余計評判が悪くなってるよ〜…このままじゃあ…」
「あ、あれ〜?こんなはずじゃあ…」
「み、みなさん、待ってくださいー!」
  
  ・
  ・
  ・

『帰っちゃったの』
「みんなすんごく怒ってたね」
「…一窮…どうしてくれるのよ!?」
「ひ、ひいい…お、和尚・…許して…」
「うるさああい!!聴く耳もたんわああ!!」

どがしい! ぼきい! どかああ! ぐしゃあ!
ばきい! どぐぅお! どがあん! ぺきぃ! どぐぁん!

哀れ一窮さん…
この後、長森が止めなければ、たぶん彼は七瀬和尚に殺されていたであろう。

<…数日後…>

「この格好はいくらなんでも恥ずかしすぎます!…勘弁してくれ〜」
「だめ!これも修行のウチなの!」
「あはは…一窮、良く似合っているもん」
「お、おのれ長森〜。く〜っ!」
「いいこと、これから最低3ヶ月間はこのカッコで過ごしなさいよ」
「こ、この制服を3ヶ月〜!?…い、いやだ〜!!」
「このくらいの罰ですむだけでも、ありがたく思いなさい!…それにこの服はあんたが注文してきたんだから、あんたが責任をもって着るべきなの」
「そ、そんな〜」
「『メイドタイプ』・『エプロンタイプ』・『アイドルタイプ』の3種類あるから、適当にローテーションするといいよ」
「そういう問題じゃなくて〜!」


…因果応報とはよく言ったものだ…
長森を苛め、仏像を汚した報いにしては、まあマシなほうであろう。
御仏のお慈悲に感謝せねばなるまい。

その後、『可愛いミニスカートの僧衣を着た小僧』の噂が評判となり、その姿を一目見ようと参拝客が殺到したそうで…
中崎寺もなんとか持ちなおすことが出来た。
…あまりの評判に、七瀬和尚は罰則期間を半年に延期することを決定したそうな。

ガンバレ!一窮さん!  

 <つづく…はず?>

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<感想スペシャル・あとがき編>
「こんばんはです、雀バル雀です。そして・・・」
「はい、『長森EDのラストで外を眺めている青髪のポニーテール美少女』です。はあ…」
「ポニ子…このフレーズもなんだか久しぶりだなぁ」
「『ポニ子』じゃないもん!…しかし久しぶりの『一窮さん』だよね。」
「うむ。…しかし回を増すごとにつまんなくなるなぁ」
「次回は頑張ろうね。じゃ、感想をすこし…」
>火消しの風さん『剣術修行 No.2』
「決闘で何かを奪い合うって…某少女革命みたいなお話かと思ったら違うみたい」
「まだ世界観がよく掴めないな…No.3に期待しよう」
  『剣術修行 No.3』
「謎の根暗少女の登場。そして姉を殺したシュン君…」
「なんか続きが気になるなあ…読みたいです。」
>神凪さん『アルテミス16.』
「うむう。予想が当たったような外れたような…あれは伏線ではなかったのだろうか?」
「覚めない悪夢ほど、恐ろしいものはないよね…」
「うん。…しかし…こういう表現の仕方もあるんだなぁ。毎回勉強になります。どんどん殺っちゃってくださいな<笑>」
「コラコラ」
   『メサイヤ4.』
「え!?…最後のあたりをもう一度……どういうことなの?」
「そのまんまの意味じゃないのか」
「じゃあ、シュン君死んじゃうの?由衣ちゃんカワイソ…」
「しかし、まさかエルフだったとは…こちらも長いお話になりそうだな」
   『メサイヤ』終章
「あ、あれ〜?こ、これで終りですか〜!?」
「ちょっ、落ちついて雀バル」
「だって、『黙示録の騎士』や敵の正体とか、住井君達の出会いとか、葉子さんのラブシーンとか、全然でてこないじゃないか!」
「でも、これで『終り』って書いてあるし」
「嫌だー!続きが読みたいよー!……そうか!?次回からは『メサイヤ2』として再スタートなんだね?…なんだそうか、そうだったのか!」
  『アルテミス.17』
「ほう…」
「最近はコレよんでも逃げ出したりしなくなったっわね」
「ふふ…前回までの過酷な経験で、だいぶMINMIES値が上がってきたようだからな」
「ふ〜ん。」
「しかし、『悪夢』ももう終りか…」
「よかったですねー。いよいよ反撃の時みたいですし」
「まあな。(本当はもっとこのダークな雰囲気に浸っていたいんだけどな)」
「それよりも***はやっぱり********んでしょうか?」
「そうじゃないの。まあ、神凪さんは私の予想を良い意味で裏切ってくれるからな、新章も期待しよう」
>まねき猫さん『感想100連発』
「ごくろうさまです!そして感想ありがとう!」
「コイツのバカSSまで読んでくださって…本当にありがとう」
>てやくのさん『世界永遠滞在記』〜誘拐編〜
「未悠ちゃん…ゆがんじゃってる…」
「あんな両親じゃ無理もないかもな」
「かなり大受けでした。『踏襲編』にも期待大!』
>TOMさん『超人ばろむONE』2話(前編)
「はじめましてー、元ネタ(あるのか?)がわかんなかったんですけど、けっこう楽しめました」
「でも…『合体』ってまさか!?」
「あんたは『釣りバカ日誌』の見すぎよ!」
>GOMIMUSIさん『D.S』act5
「コウの過去…すんごく気になるわね」
「アクアがあれほど恐れてるんだから、きっとものすごい過去なんだろうな」
「次回も楽しみ〜♪」
>いけだものさん『つっこみ茜ちゃん』
「こちらもごくろうさまです。そして感想ありがとね」
「…でも大丈夫かな?いけだものさん。…串は危ないですよ〜串は〜<笑>」
>PELSONAさん『innocent world episode2』
「ごめんなさい!前作の内容忘れちゃったんで、感想はまた今度」
「ごめんなさいね、雀バルの記憶力って魚類並なのよね」
>ニュー偽善者Rさん『Dissapair Memory』
「月夜に抱き合う二人…美しいわねぇ」
「浩平もようやく自分の気持ちに素直になれたみたいだしな。…でも、まだ続くみたいだな」
「DNML版、完成楽しみにしてます!…そういえばあんたもDNMLやりたいって言ってたわね?」
「やりたいではあるがな…ジャンボがマスターズ予選を突破するぐらい難しいだろうな…」
「言ってて悲しくならない?」
「ううう…。あと、『ONE猫』の感想はまだまだ先になりそう…ごめんなさいね」
>もももさん『ブレイカーズ』
「はじめましてです!…そしてごめんなさい、元ネタがわかんないです<謝>」
「このSSだと、ゲーム本編とは設定が違うみたいね。続き、楽しみにしてます」
>静村幸さん『コンビニへ行こう2.』
「確かに奥が深い<笑>友人が近所のコンビニでバイトしていた時のことを思い出します」
「毎日ご飯とツナ缶だけ買っていくもんねぇ<笑>どういう食生活してるのかばればれ」
「うるさい!…しかしパンに練乳って…どんな味なのかな?<笑>」
>変身動物ポン太さん『みさきを捜して…』
「おひさです!…雪ちゃんSS四連発ですか?ばんばんやっちゃってくださいな♪」
「あんたも雪ちゃん好きだもんねぇ」
「うむ。この話も良かったなぁ、なんやかんや言いながらも二人とも友達想いなんだなぁ」
「冷静に対応している髭も印象的でした…なんか、らしくって」
  『トマト』
「うう・・おいしそうなトマト…うらやましぞ!浩平」
  『いっしょに歩こう』
「……」
「?…おーい!どしたの?」
「う…うあ〜…このネタ使おうと思ってたのにィ<笑>こんなに見事な作品見せられちゃあ書けねぇ!」
「ああ、『あのSS』ね。……あきらめなさいよ」
「うん。……でもすんごく良かった。」
「そうね、『私だったらいつでも使ってね、みさき』はお見事でした。」
「うん。最後の『しかけ』も凝ってるし、それがキレイに機能している。『やられたっ!』て気分だけど悪い気はしないな。」
「ホントよねぇ…あと、『プロフェッサー』のほうは今回はパス!…ご容赦下さい」

「…こんなところかな。あ〜疲れた」
「おつかれさま」
「あ!それから前作の『笑わないお姫様』ですけど、あれは私のオリジナルではなくて、同名の童話があるんです(あらすじしか知りませんが)よ。それから『由依』でしたね、また間違えました…」
「次回もたぶん澪ちゃんが主役のSSです。」
「いままで苛めまくったからな…たまにはいい目をみせてやらんと澪ファンに殺されるからな」
「ねえねえ、『アレ』はどうするの?」
「書きたくない!」
「…だってこの前書いていたじゃない?そのための企画だったんでしょ?『マンガ拳法』」
「ううう…だってあんなの書いたら本気でアホ扱いされるぞ…私」
「なにをいまさら…とにかく今回はこれまで!それでは」
「さようならです!!」

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