由紀子・・・・その愛 投稿者: 雀バル雀
4年ほど前・・・・

「ホラ,浩平君、起きなさい。学校に遅れるわよ」
「う〜ん・・・・あと3ヤードだけ寝かせて・・・」
「あいかわらず意味不明ね、この子は。・・・・じゃあ、起きないんなら」
がばあ
「どうだ!ふとんをとれば・・・・あれ?」
「ぐー・・・」
「もう・・・姉さんに似て寝起きが悪いんだからぁ!こら、起きなさい」
ゆさゆさ
「浩平君!ホントに遅刻するわよ!」
ゆさゆさゆさゆさ・・・・ぱた(揺すられて仰向けに寝返りする浩平)
「・・・あら!?・・・ここだけは、もう目が覚めてるみたいね。・・・朝から元気だこと・・・」
「ぐ〜〜・・・」
「・・・でも、いつのまにこんなに立派に・・・」
「ぐ〜〜・・・」
「・・・もう、中学生なんだから当然か・・・」
「ぐ〜〜・・うーん・・」
「・・・・・・・」
「ぐ〜〜・・」
「・・・ハっ!?何を考えてるのよ由紀子!相手は甥っ子なのよ!」
「ぐ〜〜・・・いいじゃないかぁ・・・」
ふるふる
「そ、そうよ・・いくら中学生とはいえまだ子供。こんな坊やを相手にするほど男には!・・・・・おとこには・・・」
「ぐ〜〜・・・すっきりするぜぇ・・・」
「・・・主人が死んでから・・・もう何年もご無沙汰・・・・ハッ!?・だ、だめよ!いけないわ、由紀子!!」
「ぐ〜〜・・いいじゃないかぁ・・へへ・・」
「ああああ!・・ダメよ浩平君!・・・そ、それ以上は・・・」
「ぐ〜〜・・・知らないわけじゃああるまいしぃ・・・」
「・・わ、私たち・・親戚なの!・・・いけないわ・・そんな・・」
「ぐ〜〜・・・真面目ぶるなよぉ・・・・」
「だ、だめーぇ!・・・でも・・・禁断の甘い香りが・・私を・・わたし・・」
「ぐ〜〜・・・へへ・・無理するなよ・・楽しませてやるぜぇ・・・」
「・・・・・も、もうだめーー!・・・浩平君、あなたが誘うから・・・私・・・私・・・おかしくなっちゃう〜〜!!!」
がばあ!
「貴方が悪いのよ!・・・私が女を思い出したのは浩平君が・・」

どたどたどた・・・がちゃ
「浩平ーー!遅刻するよーー!あんまり遅いから迎えにって・・・・きゃあああ!!・・・な、なにやってるんですかああ!!」
「み、みずかちゃん!?・・・こ、これにはふか〜い事情が・・・」
「ぐ〜〜・・・いいだろう・・・長森ぃ・・・ゲーセン行こうぜぇ・・・へへ・・楽しませてやるぜぇ・・・・ん?・・・もう朝か・・・あれ?なんで長森がここに?・・・」

<数日後・・・>
「じゃあ、浩平はなんにも知らないのね?」
「ああ。お前の声で目が覚めたら、由紀子さんがなんか動揺しながらお前と話してたんだ・・・なんかあったのか?・・・あれからどうも由紀子さん俺のことを避けてるみたいだし・・・」
「う、ううん!きっと気のせいだよ!・・・それよりも明日から私が浩平を起こしに行くね?」
「そうか、悪いな」

こうして、長森は毎朝浩平を起こしに行くことになったのである・・・
   <おわり>
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「こんばんはです、雀バル雀です。そして・・・」
「アシスタントの『長森EDで教室での告白という事件も無視して窓から外を眺める青髪のポニーテールの美少女でーす!・・・・・はあ・・・・」
「どうしたポニ子?石原慎太郎が立候補したのがそんなにショックなのか?」
「そうじゃないもん。・・・アンタ、『ごめんね・・』の後編はどうなったのよ?」
「ぎくう!・・・あ、あれはだなぁ・・また次回にでも・・・」
「しかも、よりにもよってコレ?ふぉるんさんのHPで書いたヤツは他にもたくさんあるでしょ?」
「ううう・・・な、なんとなく書きたかったんだよ〜。」
「はああ・・・作品解説は抜きね。感想いくわよ?」
「ううう・・・はい・・・・」
>火消しの風さん『代行SS』
「感想ありがとうございます。シンプルですけどいいカンジです。『ああ、ただいま』っていうくだりが好き」
「でも、キムチソーダってどんな味なんだろ?」
>ひろやんさん『みゅーが帰ってくる日』
「ううううううう・・・うう・・みゅーーー!!!」
「あらあら・・もう・・アンタ、繭ちゃんがらみのお話には、ホント弱いわねぇ・・・アンタもたまにはこういう感動的なSS書いてみたら?」
「無理っす!才能に差がありすぎるっス!」
>PELSONAさん『すとろべりー・しぇいく!』
「これで完結ですね、お疲れ様。予想どうりの展開でした、泣くなC子ちゃん!」
「住井君とC子ちゃんって、確かにお似合いのカップルなのかも」
>WTTSさん『名作劇場シリーズ』
「すまん、『マルコ』と『若草物語』しか元歌知らないッス」
「それはそうとして、・・読みながら歌うのは、恥ずかしいからやめてよ!」
「そうか?・・・でも、ONEキャラで若草物語っていうのも面白いかも」

「じゃあ書いてみたら?・・・ネタ不足だ〜!とか言ってたし。どうせあのSS途中でほったらかしにしてるんでしょ」
「『噂の刑事ルミーと繭』か?だって、本ネタよく知らないもん」
「違うわよ!『勇者指令ダヨモン』よ」
「・・・・どっちみち、現在は初の長編シリアスの構想で精一杯だ。時間ができたらな」
「『ごめんね・・』の後編も仕上げなさいよ。・・・それでは今回はこのへんで」
「さようなら!」