あの場所へ 投稿者: 幸せのおとしご
私はあの場所に向かって歩いている。
あの日から私は何も出来ない日々が続いたよ。
でも、私はあの場所に行く決意を固めたんだよ。

目的地までの道はこの数日で頭に叩き込んだ。
私は馬鹿だけど一生懸命頑張ったんだよ。
そのために雪ちゃんには迷惑をかけちゃったかな。
でも浩平君が悪いんだからね。

いくら万全な準備をしたといっても不安はぬぐいきれない。
でも一人で行けるようになりたかったんだよ、どうしても。

そして私は外の世界に出た。
自分一人の足で。

かつかつかつと、靴がアスファルトに触れるたびに
心地の良い音をさせる。
この靴は私のお気に入りなんだ。
特にこの音が好きなんだよ。
歩きながらなんとなく靴の音を聞いていると
心が軽くなり、少し楽しくなってきた。
すると、風が吹いてきて、さらさらさらっと髪の毛がゆれた。
うーん、気持ち良いよ〜。
この風が私の不安な気持ちも吹き飛ばしてくれるみたいだ。


ざわざわざわっ、商店街に入ると人々の喧騒が聞こえる。
そしておいしそうな匂いもする。
うーん、お腹が空いたなぁ。
ふらふらっと横にそれそうな自分の足に
鞭を打って私は目的地に向かう。
だって・・・だって浩平君と次に来た時のために
楽しみは取っておかなくちゃいけないからね。
「健気だねっ〜」と少し冗談ぽく小声で言いながら
私は商店街の出口に向かう。

商店街を抜けると少し回りの音が小さくなってくる。
そうなるともう少しで目的の場所につく。
たしか、そこを曲がるとたしか目的の場所だ。

ざっざっざっ、足音から聞こえる音が砂を踏みしめる音に変わる。
着いた、浩平君が消えてしまったあの公園だ。
もう、私には浩平君との思い出の有る場所がここしかないから
あの屋上はもう私が居れる場所じゃなくなったから。
だから私はここまで来たよ。


今日は、私が少しだけ前に進めた記念日だよ。

こんな所まで一人で歩けたんだって浩平君に自慢したいよ。
それに、か弱い女のこを置いてきぼりにした仕返しも
しなくちゃいけないからね。
いやだって言っても絶対するからねっ

だからだから、早く帰ってきてね。

帰ってきたら2人でたくさん思いでの場所を作りたいからね。

まだまだ、行きたい場所も全然行ってないんだからね。

早く帰ってきて、

もうすぐ帰ってくるよね?

みんな思い出してくれるよね?

浩平君


(おしまい)

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なんか久しぶりに書きこんだおとしごです。
この頃おしごとが忙しくてなかなかSSが書けません
まぁただ、時間の使い方が下手なだけなんですが・・・

というわけで、みさきSSで〜す。
今回はなんとも、とりとめの無い内容・・・
読みづらいし、駄目ですねぇ(T_T)

そんなわけで読んでくれた方ありがとうございます。
以上っ


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(少し感想)

>神凪 了さん
「誰も知らない世界の片隅で」

あっ、なんか浩平もてもて?(死語)七瀬に組み敷かれるし、謎の少女の
うれしい抱擁、そして澪の『やさしくしてね』いいなぁ(爆)
そして目覚めた彼女、続きが気になります。

>まてつやさん
「おめかし」
着ぐるみで悩殺?もしかして、繭の両親は結構特殊な趣味?(笑)
そういすると、繭は浩平を悩殺しようとしてるのか?

>PELSONAさん
「なぜなにONE」

こんな考え方も有るんですねぇ。「見えていますけど、観えてはいないのです」
どこかで聞いたこと有る気がするんだけど・・・気のせいかな?