心の中で・・・ 投稿者: 幸せのおとしご
『昨日みゅーが動かなくなった。
この前まで元気に私と遊んでいたのに・・・

みゅー!みゅー!帰ってきてよー!』

その時から繭はずっと泣いている。
今も泣きながら枕に顔を埋めていた。





『みゅ〜、ずっといっしょだとおもってたのに、えいえんに一緒だと思ってたのに
えいえんなんてなかったんだ・・・』

その時ふとどこからともなく声が聞こえてきた。

『繭!そんなことを考えていちゃ駄目だ!!』
「みゅー!みゅー!なの?またいっしょにあそぼーよ」
『繭、僕はもう繭とは遊んであげられない』
「どうして!」
『もう、僕はここにはいないから・・・』
「いやだもぅん、みゅーといっしょに遊ぶんだもぅん。みゅーのいるとこに
行くんだもぅん」
『それは、駄目だよ。繭にはその世界で幸せに生きて欲しいんだ』
「みゅーがいないとしあわせじゃない」
『そばにはいられないけど僕は繭の心の中で永遠に生きてるよ』
「心の中で?」
『だから、元気を出して繭!』

声がだんだん遠のいていった・・・

「みゅーーーーー」


〜〜〜〜〜

チュン、チュン

部屋は朝日が差し込んでいた。
いつのまにか繭は眠っていたようだ。

「みゅ〜?」
目がさめた繭は
「みゅー、みゅー」
と言いながら、みゅーを探した。
しかし、見つかるわけもなかった。

『そばにはいられないけど僕は繭の心の中で永遠に生きてるよ』

みゅーの声が聞こえた気がした。

「みゅっ!」

繭はキョロキョロあたりを見まわした。しかし、何もいない。
気のせいだろうか?。
『うぅん、多分みゅーが私に声を掛けてくれたんだ。
今は、前のようにはできないかもしれないけど
とりあえず、みゅーに言われたとおり元気を出してみよう。
だって私の心の中でみゅーはえいえんに生きているんだから』


そして繭は明日に向かって歩き出すのだ
だって「みゅー」はずっと心の中で生きているのだから・・・


(おしまい)

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一応繭SSです。これは、なんとなく書いたんですがこんなんでいいんでしょうか?
これは誰?って感じのする繭ですが
書いた文を没にするほどのストックもないので載せてしまいました。

そんな感じです。感想くれてる方ありがとうございました。
また、読んで下さい。