今日は先輩と二人で公園にきていた。
そして公園の池の周りにある芝生の上に二人で座っている。
そこで先輩は唐突にと言った。
「浩平君、目を瞑ってよ」
「なんでだ」
と俺が聞くと
「それはないしょだよ」
と言った。
「???わかった」
急に先輩はわけのわからないことを言い出した。こういう唐突にものを言うのは俺の役目なのにと思いつつも
浩平は先輩の言うとうりに目を瞑った。
『もしかして先輩キスがしたくなったとかいやそれは違うし・・・
もしかしてピーなことやピーなことなんか、いやこんなとこで・・・』
浩平の思考が少しずつよエスカレートしていきはじめた。
と、その時、唐突に先輩の歌声が聞こえ始めた。
「ららら〜♪」
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そして、先輩は唄い終わると先輩は
「私ねこの歌の歌詞が好きなんだよ、そこの『私の歌声は届くよね雲を突き抜け歌ってあげる君が君が涙を乗り越えて
笑顔になるまで』って部分が特に」
「・・・」
「浩平君この頃元気なかったでしょ?」
浩平は自分が先輩のことをちゃんと幸せにしてあげられてるのかどうか不安に思っていた、
そんな態度が出ていたらしい。
「まあ、この頃ちょっとな、それにしてもよくわかったな」
「なんとなくだけどね、だっていつも浩平君のことを考えているからね、だから顔を見なくてもわかるんだよ」
先輩は「愛だね〜」とテレながら言った。
「だから、私も浩平君、君に歌ってあげようと思ったんだよ、浩平君がいつも笑顔でいれるように
私には浩平君の笑顔を見ることは残念ながら出来ないけどね」
「浩平君にはいつも迷惑をかけているだけなのに、私は浩平君からいろんなものをもらってるからね」
「俺、別に先輩に何もプレゼントなんてしてないけど・・・」
「そういうんじゃないんだよ、うーん、しいていうなら心のプレゼントかな?」
「心のプレゼント〜?なんかそう言う風に言われると照れるなぁ」
「だから、私は、私が浩平君と一緒にいてくれるからいつも笑顔でいられるんだから
浩平君にも私といるときはいつでも笑顔でいれるようしできたらって思って・・・
私に出来ることはこれくらいだから、もし浩平君が笑顔になれない時があったらいつでも
歌ってあげるからね」
そこで俺は思わず先輩を抱きしめていた。
「こっ、浩平君、恥ずかしいよ〜」
「俺なんかのために、先輩ありがとうなっ」
「ううん、私のほうこそいつもありがとうだよ」
「俺だって、先輩といる時がいつも幸せだから何もしてくれなくても先輩がいつも隣にいてくれるだけでいいからなっ」
少しぶっきらぼうに言い放つ浩平に先輩は
「うん」
と最高の笑顔で俺に向かって微笑んだのだった。
(おしまい)
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新参者の 幸せのおとしご というものです。はじめまして
どかぁぁぁん、やってしまったという感じです。
このSSに出てくる歌の歌詞はGiRLのスケッチブックという曲です。
作詞の能力がないので勝手に使ってしまいました(^^"
つたない文章に稚拙な内容ですがどうか見限らないでやってください
なにぶんはじめてのSSなもので・・・
どうぞよろしくおねがいします。
読んでくださった方どうもありがとうございました。