今日は始業式のため授業はなく、午前中で学校は終わりだった。
これまた偶然というか、くされ縁というか・・・
長森、茜、七瀬と同じ3年D組だった。
どうでもいいことだが、住井、南、長森の友人A(佐織)は別のクラスみたいだ。
そして担任は名倉由依という新任の先生。
明るく元気いっぱい・・・ていう感じで、現役女子高生でも十分通じる。
まあ、これからの学校生活も結構楽しめそうだ。
・・・いろいろな意味で。
長森「浩平、先生いじめたら可哀相だよ」
浩平「こういうのは初めが肝心だからな」
別にたいしたことはしてない。
黒板に落書きする、ならぬ黒板がない・・・というのを実践しただけだ。
長森「あっ! もしかして浩平、名倉先生のこと好きになったの?」
浩平「何言ってるんだよ」
長森「ほら、好きな子にはいじわるするって言うじゃない?」
浩平「だったら、お前にもいろいろしてるだろ」
長森「そうだね。・・・じゃあ浩平、私のことも好きなんだ・・・」
おいおい、勝手に解釈しないでくれ。
浩平「違うだろっ! そういう意味じゃないって」
長森「・・・そうなんだ。浩平、私のこと好きだったんだ・・・」
浩平「お〜い、もしもし?」
・・・・・。
自分の世界に入り込んでるよ、全く。
さっさと帰ろう。
家に着いた。
長森の家・・・そしてオレの家でもあるわけだ。
・・・・・。
困った。
長森は新入生対象の部活案内でまだ学校だ。
いきなりドア開けて、「ただいま〜」っていうのは馴れ馴れしい気がする。
しかし、呼び鈴押してというのも他人行儀だと思うし・・・。
瑞佳母「浩平さん!? どうしたの家の前で」
いきなり後ろから声をかけられる。
浩平「いえ、何も。えっと、ただいま」
瑞佳母「おかえりなさい。・・・あ、ごめんなさいね。鍵持ってなかったの?」
浩平「いえ、なが、瑞佳から借りたんで・・・」
瑞佳母「そう。今度浩平さんの分も作らないとね」
浩平「あ、すいません」
う〜、会話が疲れる。
敬語なんて使い慣れていないからな。
家に入り、階段を上がる。
猫A「にゃ〜、にゃ〜!」
猫B「にゃ〜お」
二階の瑞佳の部屋の前に障害物が存在していた。
ここを越えないとオレの部屋には辿り着かない。
猫C「ごろにゃ〜☆」
猫D「にゃあ」
足の踏み場がない。
廊下が猫に占領されていた。
猫E「にゃう〜」
猫F「ふぅ〜う」
その数、ざっと十数匹。
去年の段階で8匹だったわけだから、また増えてる・・・。
昨日はあまり気にならなかったが、やっぱりこいつら邪魔以外の何者でもない。
猫G「にゃ?」
う、こいつオレの足に顔をすりすりしてやがる。
もしかして・・・なつかれてる?
猫たち「にゃ〜あ☆」
ぐわあぁぁぁ〜!!
・・・・・。
・・・。
夕食の時間。
長森「あっ! みんな浩平お兄ちゃんのこと気に入ったんだね〜☆」
猫たち「にゃあ〜☆」
オレの足元、およびひざの上に群がる猫たち。
長森「どうしたの?・・・元気ないね」
浩平「う〜、落ち着いて食事も出来ない(涙)」
・・・・・。
前途多難。
オレに平穏な生活を返してくれ〜(泣)
つづく
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スライムです。みなさん感想いつもありがとうございます。
澪『ありがとなの』
今日サウンドトラックの申し込みしましたっ!
早く届かないかな〜・・・って11月上旬かぁ。
澪『まだ結構あるの』
しかたないな。
今しばらくSS書くときのバックミュージックは、YAMAHAクラシック100選が続くな。
澪『パソコンに初めから付いてたやつなの』
これはこれで結構気に入ってるんだけどね。
・・・眠くなるけど。
澪『なの』
では、感想です。
澪『感想なのなの』
・いけだものさま
住井と南がどうやって二人を妨害するか・・・非常に楽しみです。
・まてつやさま
茜・・・麻雀強いですね。ところで、どこで覚えたの?
・奈伊朗さま
フェレットの視点からというのが、面白そうです。続き待ってます。
>初めまして
こちらこそ、よろしくね〜☆
澪『よろしくなの』
・KOHさま
そうか、本物の詩子は浩平に似てるのか(笑) 続き楽しみです。
それでは、さようなら。
澪『ぐっどばい、なの』