悪あるところに必ず正義あり(3rd) 投稿者: スライム
第三話 動き始めた電子レンジャー (脚本・構成/名倉由依 監督/川名みさき)

浩美(浩平)と瑞佳がFARGOに潜入して2日。
ようやく茜(葉子?)に再会を果たしたのであった。
『不可視の力』を身に付け、FARGOを壊滅させるという目的のため・・・
そして正義のヒーロー、電子レンジャーの復活のために。

・七瀬留美&上月澪

それは3日前のこと・・・
浩平「茜が偵察に入って1週間。そろそろオレたちも動こうと思う」
長森「里村さんからの連絡は?」
七瀬「順調だそうよ」
新宿西口から一輪車で5分のところにあるマンションの一室。
ここで浩平、長森、七瀬の3人が打ち合わせをしていた。
浩平「・・明日、予定通りオレと長森がFARGOに入信する。七瀬と澪はオレたちの後を追い、建物の外で待機だ」
七瀬「わかったわ。合図がきたら破壊しはじめればいいのね」
どたどたどたっ!!!
ばたんっ!!
澪『遅れて、ごめんなさいなの』
長森「大丈夫、まだ始まったばかりだよ」
澪『お詫びに差し入れ持ってきたの』
ステンレス製の箱状の入れ物・・・要するにラーメンの出前なんかに使うものの小さいものだった。
浩平「おっ、気がきくな」
澪は中からどんぶりを取り出し、そしてお約束通り・・・
がしゃぁぁぁぁん!!!
宙を舞うどんぶり。
そして、それに見事ヒットするオレ・・・
その瞬間、オレの視界が暗転した。
暗転した、というか・・・痛い。
というか・・・熱いっ!
長森「服脱いだほうがいいよ、浩平」

翌日、浩平と長森は入信するためFARGOのトラックに乗っていた。
七瀬「私たちも出発よ!」
澪『なの』
七瀬「運転手さん、前のトラックの後つけてっ!」
タクシーに乗り、後を追う二人。
首都圏から出、トラックは山のふもとに差しかかっていた。
・・・・・。
ぐい、ぐいっ
七瀬の服の裾を引っ張る澪。
七瀬「なに?」
小声で応える。
澪『料金10万円超えたの』
おそるおそる料金メーターを確認する七瀬。
七瀬「・・・ぐぇ」
澪『どうするの?』
二人の所持金は合わせて10万円だった。
ぼがぁぁぁ!!
七瀬「ずいぶん揺れますね〜」
料金メーターが粉々に破壊されていた・・・一瞬で。
澪『山道だからしかたないの』
・・・。

七瀬「やっと着いたわね」
澪『なの』
タクシーの運転手と話し合いをして、500円にまけてもらったのだった。
七瀬「私たちはここで合図があるまで待機よ」
登山用のリュックからテントを出し、組み立てる。
これから何日間、アウトドアライフをしなければならないのか?
澪『お水汲んでくるの』
七瀬「私も手伝う。・・一緒に行こ!」
・・・楽しそうな二人であった。


・スクランブルエッグ星

浩平たちがFARGOに潜入しているころ・・・
住井「地球襲撃は7日後に決定したぞっ!」
繭「みゅ〜ぅ!!」
住井2号「生卵星との共同だから楽勝だろ」
繭「みゅ、みゅ、みゅみゅみゅ」
住井3号「油断禁物ですよ」
繭「みゅっ」
住井「その通り。気を引き締めて行くぞー」
繭「み、みゅゆ?」
がしぃぃいっ!
円陣を組み、手を合わせる住井と住井2〜99号。
最後に一言・・・
住井「スクランブルエッグ星人だからと言っても、必ずしもスクランブルエッグとは限らないのさ」
・・・以上。
繭「・・・みゅ」


・川名みさき

みさき「う〜、ひどいよ〜。どうして私の出番はないのぉ?」
それは、みさき先輩が監督だから。
みさき「ビート○けしは監督でも出演してるよ?」
そう言えば・・・。
みさき「私も出してね!」
・・・考えておきます、はい。

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ふぅ、疲れた。
澪『だらしないの』
・・・そういや、TOPが澪くんに変わってたねぇ。
澪『うれしいの』
でも、ドッペルはいないね。
澪『なのなの』
ではこの辺りで・・・。
感想は次回にします。
澪『それじゃあね、なの』