留美ぱんまん 投稿者: しーどりーふ
第一話 浩平おじさんと澪子さんと茜パンナ

ざーーーー。
外はひどい雨。パン工場の上には厚い雲が見えます。
降水確率100パーセント。
茜「・・・臭いです」
浩平「どうしたんだね、茜パンナ」
茜「予備の顔が腐ってます」
浩平「うわ、くさー。ひげも生えてる」
茜「・・・かびです」
浩平「この頃ずっと雨だからな。しかたない、新しい顔を焼こう」
浩平おじさんは腐った顔をごみぶくろに入れました。
袋の中から何か聞こえるけど気にしません。
浩平「さて、新しい顔を焼くとするか。澪子さん手伝ってくれ」
澪『はーい』

手にはボールとぬれタオル。
そして、テーブルの上には強力粉、卵、バター、
砂糖、塩、あんこ、その他・・・。
澪『がんばるの』
浩平「ああ、がんばろうな・・・」
出刃包丁を振り回す澪に励まされて、力ない返事を返す。
浩平「・・・じゃあ、始めるか」
澪「・・・」
うんっ
浩平「・・・えーっと、まずはイースト、砂糖、塩を卵水に混ぜ、粉、ショートニングの順に加えてこねます。か」
澪「・・・」
うんしょ、うんしょ・・・。
・・・ぐいぐい。
浩平「ん。なんだ澪」
澪『混ぜる順番間違ったの』
浩平「ぐぁ・・・、まあいい次だ次」
茜「・・・だめです」



浩平「えーと、これで顔を作って焼くだけだ」
澪「・・・」
うんしょ、うんしょ・・・。
・・・ぐいぐい。
浩平「何だ、ってぐあぁ」
澪『失敗したの』
眉は太さ5cm。目は白目。しかも口が裂けとる。
浩平「おでこに『指名手配中』と彫っておこう」
茜「・・・嫌です」



浩平「うわぁ、煙突から煙が出とる」
茜「あたりまえです」
浩平「くそー、最後の最後でこんな落とし穴が待ち構えていようとはっ」
茜「・・・最初っから落ちっぱなしです」
澪『あのね』
浩平「なんだ」
澪『変なにおいするの』
茜「・・・焦げてます」
詩子「あーん、こっちまでにおいが来たよ」
浩平「こっちは必死なんだから、外野はだまってろ
・・・ってなんでおまえがいるんだ」
詩子「ゲスト出演」



完成。
浩平「うーん。こんがりと日焼けした七瀬だ」
茜「・・・皮膚癌になります」
詩子「でもなかなかいけるわよ」
浩平「食うなよ・・・」
鼻をもがれながらも七瀬は健気に笑っていた・・・。(口裂け)
澪『・・・恐いの』
茜「・・・恐いです」
七瀬「・・・殺す・・・」

・・・つづくかもしれない。

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どーも、しーどりーふです。
いいのか、こんなの書いて・・・。
では、感想です。

WIL YOU様 白い境界線(中)
純一が走るシーン。なんか自分がその場にいるような感じがする。
本当に目の前で純一が走っているような。そんな感じ。
このあと純一と奈美はどうなるんでしょうか。
はやくみたいです。
茜「・・・みたいです」

偽善者Z ひとりでできるもん
やるな相棒。
茜「・・・やりますね」