カシャアッ!
いつものようにカーテンの引かれる音と、そして目の奥を貫く陽光。
長森「ほら、起きなさいよーっ!」
浩平「うーん・・・」
長森「まったく、相変わらずだよね、浩平は・・・」
浩平「ぐー・・・」
長森「もう放っておこうかな。浩平もやっと、わたしのお節介なんていらなくなったみたいだし」
浩平「・・・・・・え」
枕に埋めたままで顔を長森のほうへと向ける。
浩平「・・・いま、なんつった」
長森「ん?もうわたしのお節介はいらんないよねって」
浩平「どうして・・・」
長森「しっかりしてそうだもん。川名さんって」
浩平「・・・ど、どうして知ってんだ、それ」
長森「雰囲気でわかるよ」
まさか、この鈍感な長森が気づいていたとは・・・。
こいつにバレてるってことは、それこそ学校全体に知れ渡っているぐらいとも錯覚するぞ・・・。
長森「ここから家遠いのかな?私の代わりに起こしにきてくれないのかな?」
みさき先輩に起こされるだと・・・?
そんなもの想像するだけで恐いぞ・・・。
カシャアッ!
いつものようにカーテンの引かれる音と、そして目の奥を貫く陽光。
みさき「浩平ちゃん、起きて」
浩平「みさき先輩、「ちゃん」はやめて」
みさき「じゃ、早く起きてよ」
浩平「ふぁい」
みさき「はい、着替え」
ずぼっ。
浩平「みさき先輩、これズボンだよ。前見えないよ」
みさき「さぁ、れっつごぉ」
浩平「あっ、そっちは壁だよ」
ごんっ。ばきばき・・・・。
みさき「ふぇっ、痛い・・・。浩平君くんのお家の構造がまだよくわからないよ。
こっちだっけ、階段」
浩平「そうそう、そっちそっち」
うわっ、壁が崩れてる。
オレの頭もよく無事だったものだ。
一瞬背筋が寒くなった・・・。
みさき「うわっ」
・・・ごろごろごろごろごろごろごろごろ・・・。
浩平「まさか、階段ふみはずしたんじゃ・・」
くそ、待ってろみさき先輩。ってズボンのせいで前が・・・。
・・・ごろごろごろごろごろごろごろごろォーーーーーーッッ!
ずどんッッ!!
ばきぃぃぃぃぃっ!
浩平「はぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・」
・
・
・
浩平「こうなったら近道だ」
みさき「近道?・・・って浩平君、首が不自然に曲がってるよ」
通い慣れた道が90度傾いて見える。
浩平「・・・どうして先輩は無傷なんだ」
みさき「で、近道ってなに?」
浩平「え?ああ。裏山越え」
みさき「浩平君、ちゃんと誘導してね」
・
・
・
ごん!!ばきばきばきばきばきぃぃぃぃ・・・。
どーーん。
浩平「うわぁぁぁぁぁぁ、せんぱぁぁぁぁぁぁい!!!!」
・
・
・
長森「繭に聞いたんだけど裏山の木が何本か倒れてたんだって」
浩平「そ、そうか・・・」
七瀬「そういえば、前わたしがぶつかったフェンスが破られてたわよ」
長森「なんでだろうね」
浩平「さ、さあ・・・」
@@@@@@
どーも、しーどりーふです。
茜「つまらなかったです」
・・・ですよね。みなさんどうもすみません。でもここまで来たからには他のも書きます。
次は「それゆけ!留美パンマン」を出す予定です。
では感想です。
@神代燐様 せっかくだから・・・(謎
あっ、これ前見た覚えあります。
それにしても妄想とは恐ろしいものですね。
・・・みさき先輩がぁぁぁ。(鼻血)
茜「・・・」