校内ミスコンテスト(その2) 投稿者:
その日、学校は戦場と化した。
校長が掲示板に「校内に最強の女性に『ミスONE』の称号と賞金50万を与える」との張り紙を出したためである。
ある者は名誉のため、またある者は金のため、次々と熾烈な戦いへと身を投じるのであった。

「一体どういうつもりだ。・・・住井。」
「それはこちらのセリフだ。・・・折原。」
浩平と住井は教室で対峙していた。
・・・女装して。
「ひとつだけ忠告しておいてやる。・・・紫のアイシャドーはもっと濃い方がいいぞ。住井。」
「ふっ。忠告感謝する、折原。・・・だがっ!貴様のルージュはもう少し薄い方が・・・そう、ローズピンクがいいと思うぞ。」
・・・・・ナレーション入れたくない。

第二戦「浩平VS住井」

「いくぞっ!外道拳ライトアームパァーーーチ!!」
「なんのっ!住井流金剛八式・右腕直線拳っ!!」
お互いただの右ストレートである。
「・・・いいパンチしてるぜ・・・折原。」
「お前こそ・・・なかなかやるな。住井。」
いや、両方ともかなりヘボいパンチだった。手打ちというやつである。
「これだけは使いたくなかったが・・・しかたない。先祖より伝わりし、住井流金剛八式・奥義っ!受けてみるかっ!!」
「ふっ・・・笑わせるぜっ!住井っ!」
余裕の笑みを浮かべる浩平。
「うおおおおぉぉぉっ!!・・・俺の拳よっ!震えて光れっ!!」
「な、なにいいいいぃぃぃっ!!」
住井の気合いと共に、眼前に掲げた拳から光が漏れる。
浩平の顔から余裕の笑みが消える。
「住井・シャイニング・ナックル・フォーエバーっ!!」
光り輝く住井の拳が浩平の胸をとらえる。
「ぐ・・・はっ。」
だが、その場に膝をついたのは住井の方だった。
「折原・・・い、一体何を・・・?」
「ふっ・・・これぞ外道拳・奥義っ!浩平スタンガンっ!!」
浩平の手には、いつのまにかスタンガンが握られていた。
「・・・それは・・・拳じゃ・・・ないだろう。」
ばたっ。
住井は最後の力を振り絞ってツッコミを入れ倒れる。
倒れた住井の手から豆電球と単5電池がこぼれた。

WINNER 浩平!!

「勝てばいいのだっ!!」


−−−−− あとがき −−−−−

大福音「名前の変更を要求するっ!」
 雫 「おや、大福男じゃないか。お前は別なお話だろうに。」
大福男「そんなことはどうでもいいっ!名前を変更を強く要求するっ!」
 雫 「むう・・・名字なら考えてあるぞ。今上だ。」
大福男「今上(いまがみ)か・・・名字はまともだな。」
 雫 「いや、今上(こんじょう)だ。今上大福男(こんじょうたふお)。」
大福男「なんじゃそりゃああああぁぁぁーーーっ!!」
 雫 「じゃあ、感想行くぞ。」
大福男「まてえぇぇぇいっ!変更しろ!変・・・・・。」

−−−−− 感想 −−−−−

>T.Kameさん
中崎、南森、南。大丈夫。浩平がゲームの主役なら、君たちはSSの(多分)主役だっ!
輝かしい未来が待っている(わけはない)。俺も(悲惨な末路を)期待しているぞっ!

>藤井勇気さん
むうっ!陰険で邪悪で腐れ外道ですね♪
「椎名家の崩壊」ありがとうございますっ!そうです。繭ママです。(笑)
「これもまた一つの日常1」ううっ・・・そうか、サイフまだ持ってるのか・・・えらいそっ!繭っ!!

>まてつやさん
「小さな1つの奇跡」「ずっと・・・胸が痛くて・・・涙がとまらなくて・・・」ここでグッときてしまいました。
「茜さまがいく」博打はいけません。この俺のように、現在の残金が1、564円になってしまいます。(TT)

>奈伊郎さん
B太郎はよく分かりませんが、「有料で請け負う」といのはよく分かります。(笑)

>WILYOUさん
「真夏も恋人」失って初めて分かる大切さ。「ん・・・そんなことない」この一言が深いと思ってしまいました。
「永遠を見つめて」ちび七瀬・・・現状よりパワフルかつ風情がないですね。(笑)

>スライムさん
同棲ですか。いい出だしですね。ここからギャグにもシリアスにも走れます。(笑)

>KOHさん
偽物?果たしてその正体はっ!!・・・続きが気になります。(詩子ちゃんと学校行け!)

>火消しの風さん
涙にはどんな感情があるのか。どうして涙が出るのか、ではないところがいいですね。
瑞佳・・・浩平がお前の制服着れたら、それはそれで問題があるかも知れん。(笑)

では、この辺で〜♪