折原少年の事件簿2(その1) 投稿者:
その日、髭は校内で制服密売のオークションが開かれるとの噂に教師生命の危機を感じた。
髭から制服密売オークション事件解明の依頼を受けたオレは、昼休みに助手の椎名と共に調査へと乗り出した。
浩 平「椎名。服を脱げ。」
椎 名「ほえ?」
浩 平「今回の調査に必要なんだ。脱げ!椎名!」
椎 名「みゅーっ!(だめよ、そんな!まだ、昼なのに!)」
浩 平「えぇーい、はやくせんか!なら、オレが脱がしてやる!」
どすっ!げしっ!ばきっ!
七 瀬「なにしとんじゃぁーーー!」
長 森「なんてこというんだよ!信じられないよ!」
浩 平「ま、待て!七瀬!長森!これには深いわけが・・・。」
ばきっ!ざすっ!げしっ!どすっ!ばきっ・・・・・。

七 瀬「・・・ふうっ。いい汗かいたわ。」
長 森「いい運動になったね!七瀬さん。」
浩 平「・・・お・・・まえら・・・な・・・あ・・・。」
七 瀬「さあ、話しぐらい聞いてあげるわよ。」
長 森「浩平。深い訳ってなに?」
浩 平「さんざんどついといてそれかぁ!!」
椎 名「みゅーっ!(でも、すぐ復活したわね。)」
浩 平「しかたない・・・。これは極秘事項なんだが・・・。」

浩平は身振り手振りを交えて今回の依頼内容についてあることないこと思うことの全てを熱く語った。

七 瀬「なるほどね。で、なんで服を脱がす必要があるの?」
椎 名「みゅー。(そうね、論理的な説明が必要だわ。)」
浩 平「これだから素人は・・・。いいか、制服を持って校内をうろついていれば自然と犯人から接触があるという寸法だ。」
長 森「はぁっ・・・それじゃただの変な人だよ。」
浩 平「そうか?いい作戦だと思うが?」
椎 名「ふえっ?(ちょっと消極的かしら?)」
浩 平「まあいい。長森。分かったらさっさと服を脱げ!」
長 森「ええっ!だ、だめだよぉ!」
浩 平「オレとおまえの仲(幼なじみ)じゃないか?何を恥ずかしがる?」
長 森「な、な、何を言ってるんだよ!誤解されちゃうよ!」
椎 名「みゅっ?(興味深い発言だわ。)」
七 瀬「あんたたちってそういう仲だったの・・・。」
長 森「ち、違うよ!そんなんじゃないよ!そんなんじゃないんだよ!」
浩 平「何を今更(幼なじみなのに)照れているんだ?長森?」
七 瀬「やっぱり・・・。」
長 森「もぉーーーっ!」
動揺しまくる長森。
 茜 「浩平。」
浩 平「うわっ!あ、茜?いったい、いつからそこに!」
 茜 「最初からです。」
浩 平「・・・なかなか見事な隠行の術だった・・・。」
 茜 「立ってただけです。」
浩 平「・・・で、どうしたんだ?」
 茜 「みんな見てます。」
浩 平「・・・えっ?」
辺りに目をやると、クラス中の人間が浩平たちを取り囲んで、興味深そうに見ていた。
浩 平「・・・・・。」
七 瀬「・・・・・。」
長 森「・・・・・。」
椎 名「みゅーっ!」

 −−−−− あとがき −−−−−
 ・・・・・やってしまいました新シリーズです。一応、(その3)で終わらせる予定です。
 イメージを壊すとお叱りをうけそうですが・・・やりだすと止まらないんです!すみません!

 渡辺いちごう様。
 なんか、ナイスタイミングですね。「日常ものがたり」楽しく読ませて頂いてます。「プレステ」は私も考えたんですが、青いっーのはやられましたね。(笑)さすが、繭だ!
 お互い頑張りましょう!

 睦月周様
 「三匹が読む!」実に合理的(笑)で、考えつかなかったです。次は、みさき先輩、澪、繭の3人というのはどうでしょうか?

 そら様
 「罪」みずか(かどうかはわかりませんが)が「半分」というのは説得力ありますね。「なるほどなぁ」っと思ってしまいました。 

 折笠美冬様
 「たとえば、こんな現実」あまりに茜らしくて大笑いしてしまいました。しかも、心温まる作品ですね。オールキャラ予定とのことですので楽しみです。

 というわけで感想を入れてみました。失礼がありましたら申し訳ありませんがお許し下さい。