折原少年の事件簿(その1) 投稿者:
その日、七瀬留美は一歩間違えば死に至っていた巧妙極まりない罠に確実な殺意を感じた。
七瀬留美から殺人未遂事件解明の依頼を受けたオレは、昼休みに助手の椎名と共に調査へと乗り出した。
浩平「椎名、捜査の原点は聞き込みにあるのだ。行くぞ。」
椎名「ほえっ?(ええ。分かったわ。)」
浩平「まずは長森だ。行け!椎名!」
椎名「みゅーっ。(そういえば最近、長森さんの行動には不条理な点を感じるわ。)」
たったったったったっ・・・・・。
椎名「みゅー。」
長森「あら、どうしたの?」
椎名「みゅー、みゅーっ。」
長森「おなかがすいたの?さっきハンバーガーたべたばかりだよ?もー、しょうがないないんだから。あと一個だけだよ?」
椎名「みゅーっ!」
二人は教室を後にした。
浩平「・・・・・はっ。やるな椎名!教室では話しづらいとみて場所を変えるとはな。」
しばらくして、椎名が戻ってきた。
浩平「椎名、どうだった。」
椎名「ハンバーガー!(私の勘だと彼女はシロね。ハンバーガーおごってくれたもの。)」
浩平「そうか・・・。ハンバーガーうまかったか?」
椎名「みゅーっ!」