君であるボクの奏でる永遠への序曲 投稿者: せらふぃむ


 巡り巡る刻の中で、果たして何度この季節と邂逅し、そして何度この眩い朝日に体
を揺さぶられた事だろうか。少なくとも一度はその刻を迎え…そしてすべてが終わっ
たはずだ。

   秋から冬へと季節の色を塗り替えてゆく心地よい風
   いたずらな精の靡かせる白いカーテン
   場違いなオーロラの向こうに浮かび上がるシルエット
   それと
      「ほら、起きなさいよーっ」
   色褪せることを知らない少女の呼び掛け

 しかし遠い過去の、それとも遙か未来のことだろうか、意識の奥底に埋もれた記憶
の欠片が映し出す既視感が、確かに認識はできなくとも、囁きかけていることは分か
る。間違いなく―
『あぁ、また繰り返すのか。永遠を…』
 そう漏らすと、やはり幾度となく巡り会った女の子が、意識の向こう側で透き通る
ような瞳をゆっくりとあけた。
 成長することが否定された彼女は、いくら時が経ってもその姿を変えることはない。
ただ偽りの永遠にその身を束縛され、憂いを秘めた季節の中を廻り続けているのだ。
 少女は、すぐ目の前までやって来ると、肩から掛けてあったポシェットをゴソゴソ
とあさってから、
『そう…また刻が巡ってきたんだよ…』
中から何か小さな物を取り出し、懐かしい両の手でそっとそれを差し出す。

 ―透き通りそうなほど綺麗な“しろいたまご”
             流浪の運命へといざなう、すべての始まりと終わり―

 女の子から、閉ざされた小宇宙を感じさせる、そのたまごを受け取ったとたん、ほ
のかに七色の光を放ち始め、その胸の中に抱いた、求める答えを垣間見せた。

   しとしとと世界を塗り替える雫
   明々と灯る安らぎの炎
   きらきらと光る星空
   そして、

『…これでさいごだから、もう…いいんだよ…』

       “えいえんの盟約”の本当の意味

 彼女はそう言って、かすかに涙を浮かべ微笑んだ。
 すべてを、それが悲しみに満ちているということすら、知っている素振りも見せな
いその笑顔に、不意に意識が薄れるのを感じながら、手渡されたたまごをやさしく抱
きしめる。
『わかってる。何もかもが無意味だってことも、どんなに辛いことが待っているのか
も…。』
 
      「ほらぁーっ!」

 止まったままの時計がゆっくりと始まりの刻を刻み出す。…いや、終わりの刻だろ
うか?どちらにしろ、過去という静止した刻からの呪縛が解かれ“えいえん”を探す
旅を始めなければならないのだ。答えのない答えを探しに、退屈な砂漠を…
『それじゃあ、またな…

 ただ…彼女の言葉と

           みさお…』

          “えいえん”を信じて―

      「やっと起きた」

▼後書き
お久しぶりですぅ〜〜って、あれっ?はじめてみる名前がたくさん…。
まぁ一週間以上も来てなかったんだから当たり前か(笑)
やっぱり結構ペンを持ってないと感覚が鈍っちゃいますね
しかも、半月以上ONEをしてない(汗)
だってWin95を消したっきり未だに入れてないんですもの(爆)
それにお勉強モードに入ってたから忙しい。
それなのにSSのねたがポコポコ出てくるのはつらいな…
う〜ん、誰かかわりに書いてくれないかな?
あぁそれから―
               プツンッ―
(あ、壊れちゃったね。)
(コク)
(どうする?私たちが続けちゃってもいいのかな?)
(『澪もやるっ!』)
というわけだから私、川名みさきと
『上月澪が変わりをするの』

今回のお話は“ONEというゲームの世界そのもの”なんだって。
…よくわからないね、どう言う意味なんだろ?
『わかんな〜い』
まったく、なんて難解なSSなんだろうね。
よしっ!ヒゲ描いちゃおう(笑)
『澪も澪もっ!』
   キュッキュッキュ〜〜
   カキカキカキ…
これでよしっ!
『うんっ!』
さ〜て、学食にカツカレー食べに行こっと
『あっ!』

『“感想”は…澪が一人でするの?』

   カキカキカキ…
『ぜっっんぜん読んでないから
   カキカキカキ…
              また今度っ!』
ペコリ
   カキカキカキ…
『澪もカレー食べる〜〜』