「私の願い」 投稿者: 神楽有閑
「一番!詩子、歌いま〜す」
『あのね二番!澪、踊るの』
 今日はクリスマスイブ・・・あたし、柚木詩子と幼なじみの茜、いつもの二人に加えて、
茜のクラスメートの折原君と、後輩の澪ちゃんと一緒にクリスマス会を開いていた。
 ん?場所はどこかって、そりゃ折原君の家よ、こ−いった会は男性が場所を提供する
モンでしょ、そして女の子が料理を作る・・・コレが古来からのしきたりよ。(^-^)
 ”お前はなにもしていないだろ”という意見は、心の棚の三段目においといて、
お酒も入ってクリスマス会、略して”クリ会”も絶好調を迎えた。
え?”未成年が酒を飲むな”堅いこと言わないの(*^_^*) そんな法律は、今時の高校生
には関係しないのよ?知らなかった。
「いいぞー!どんどんやれー」折原君が声援を飛ばす。
場所主が楽しんでいるから問題ないよ、それに・・・・・
「二人とも、ほんとに・・・」茜が心から楽しんでいる。
 ここ一年、落ち込んでいた茜が楽しんでいる。
それだけでも、この会を強引に開いた価値があると・・・あたしは思うよ。
 ずいぶん長い時間”クリ会”は続いた。
途中、眠ってしまった澪ちゃんに、”この手の会で寝てしまった者への仕打ち”を、体に
教え・・・早い話が顔に落書き、ん?”酷いことを”甘いわね・・・会の途中で寝た者に
は、なにをしても良いという決まりがあるのよ。コレ常識よ?
 その証拠に、折原君も手伝ってくれたし、茜も一応”かわいそうです”と言いながら、
あたし達の行為を黙認していたから、一般常識なのよ・・・・多分(^_^;)
 そして、楽しさの余韻を残しながら、”クリ会”は閉幕の時間となった。
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 帰り道・・・途中茜は”料理の片づけを忘れてました” と言って、再び折原君の家に
戻り、あたしと澪ちゃんの二人で雨の中をのんびりと帰っていた。
二人でたわいもない会話・・・あ、澪ちゃんの顔の落書きは、折原君の家から出てから
ちゃんと消しているよ、茜が・・・”茜が居なければ、そのままか?”う−、細かいなぁ、
そんなに細かいと女の子に嫌われるよ。
それはさておき・・・
「ねぇ、澪ちゃん・・折原君ってどんな人?」
あたしは、少し真剣に澪ちゃんに尋ねた。
”うにゃ?”と、擬音が聞こえそうな動きをしながら、”潤んだ瞳”で見つめる澪ちゃん。
はっきり言って可愛い!あたしにその手の趣味はないけど・・それを差し引いても思わず、
抱きしめたくなる位、可愛い。おっと話がそれた・・・いけない
 あたしの質問に、眉を寄せながら考え込んでいた。
”そ、そんなに悩む人なの?折原君”少し心配になってきた頃、澪ちゃんはおもむろに
スケッチブックを取り出し、質問の答えを力一杯書き込んだ。
『あのね、と−−−−−−−−−ってもいい人なの』
・・・・・・単純、かつ判りやすい答えをありがとう・・・・・
思わず、”悩んでそれだけかい!”とツッコミを入れたくなったけど、まぁこの子が
ここまで断言するのなら、ホントのいい人なんだろうね、折原君って・・・・
「なんせ、茜が心を開きかけている人だもんね・・・」
 誰に言うわけでもなく、あたしは一人呟いた。
茜が何か悲しみを背負ったあの日の事を、あたしは思いだしていた。もう一年前・・・か
「そう言えば、あの日もこんな雨の日だったな・・・」
・・・思えば、あの一言がはじまりだった気がするよ・・・
 ある日、茜が知らない男の子と話しているのを見て、いつもの調子で
「あっ、茜!!隣の人、茜の彼氏?奥手と思ったけど、やるわね−」
 あのときはホントに軽い気持ちで、茶化しただけだった。
「!!詩子、本当に判らないのですか?」
返ってきた答えは、思いもしない内容だった。
「そっか・・・・気のせいじゃなかったんだ・・・」
一緒にいた男の子の答えも、思いもつかない内容だった。
そして茜とその彼は、なにも言わずあたしの前を立ち去った。
 それから幾日か経って、茜が変わった・・・そう、笑わなくなった。
そして、雨の日には必ず、空き地で佇む様になっていた・・・
              ・
              ・
「茜、そんな所に立っていると、風邪引くよ」
「・・・・」
「一体なにがあったの?あたし手出来ることなら協力するよ」
「・・・・」
「ねぇ・・・」
 ある雨の日に、空き地に佇む茜に思い切って話しかけた。
茜はなにも答えない、只避けるようにあたしの前から居なくなるだけだった。
その時のあたしを見る茜の瞳が直視できなくて、その後はこの話題には触れなかった。
”やり場のない怒り”あのときの茜の瞳は、今でも忘れられない・・・
                ・
                ・
「ま、これを機会に元の茜に戻ってくれたらいいのにね」
いつしか雨も上がり、雲の切れ間から太陽の光が漏れてきた。
”くいくい”突然、袖を引っ張られた。
「ん?どうしたの澪ちゃん」
『あのね、眠たいの、お休みなの』
と、スケッチブックに書き込むと、あたしにもたれ掛かって、すーすーと寝息を立て始めた。
「ふふ、ほーんとに可愛いわね・・・さしずめ天使の寝顔かな?」
 澪ちゃん・・・素直で可愛くて、ホント一緒にいるだけでこっちまで微笑んでしまう。
 折原君、あう度に憎まれ口をたたかれるけど、一緒に居ると楽しくなってしまう。
そして幼なじみの茜・・・この3人とずっと一緒に楽しい関係が続くといいな。
「さて、そろそろ現実を見ようかな・・・」
寝ている澪ちゃんを見ながら、この後の展開を考えた。
「完全に熟睡している、起きそうにないわねぇ」
あたしは本気で悩んだ・・・ホントにどーしよ?
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ある雨の日、あたしは茜の学校に遊びに来ていた。
”学校はどうしたか?”今日は創立記念日で休みなの、何回目かは知らないけど・・・
とりあえず”タダのサボりだろう”という意見は心の棚6段目にしまい込んで、
茜のクラスにはいる・・・茜が欠席しているみたいなので、折原君と少し話し込んで
おとなしく帰ることにした。
「何で折原君、茜の幼なじみのこと聞くんだろう?」
折原君との会話にあった、奇妙な質問を、あれやこれやと考えていた時・・・
ものずごい形相で、折原君が走ってきた。
「…あれ? 折原君も帰るの?」我ながら、間抜けな質問だ。
「茜を探しに行って来る」
「…え?」
どうゆう事?あたしが尋ねようとする前に、土砂降りの雨の中を駆け出そうとしていた。
「そんな格好で外に出るの…?」
「時間がないんだっ」
”本気で、茜のことを心配している・・・・”必死の形相の折原君を見て、あたしはそう思った。
「だったら、これ持っていっていいよ、傘くらいはないとね」
”折原君に賭けてみよう”あたしはそう思い、傘を差し出す。
「…でも、いいのか?」
「事情はよくわからないけど、茜の為なんでしょ?だったら、遠慮なく持っていって」
「…助かる」
そう言い残すと、折原君は再び駆け出した。
「たぶん、折原君なら茜を救えるよ・・・」あたしは呟いた。
”あたしは、茜を救うことが出来ない・・・”認めたくはなかったけど前から判っていた。
・・・本当なら茜と共有している記憶の一部がない・・・
 何の記憶かは判らない、その為にあたしの慰めの言葉や励ましの言葉は、何の意味もなさない。
「お願い折原君・・・茜を・・・茜を助けてあげて」
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 この後、茜がいつもの空き地で倒れていた事を折原君から聞いた。
それが元で風邪を引いた事も聞いたので、あたしはヒマを見ては見舞いに訪れた。
「茜♪調子どう?」
「・・・はい、昨日よりは随分よくなってます。」
「うん、良かったね♪あ、これお見舞いね」
 と言って、あたしは茜ご推薦の”激甘ワッフル”を差し出す。
「詩子、そんなに気を使わなくても・・・」
「ん?バイト代が入ったから、コレ位ヘーキなのよ♪」
 もちろんバイト代の事は本当だが、あたしが毎日尋ねるのにはワケがあった。
初めは本当にお見舞いだったけど、今は少しずつだけど、明るくなってきた茜を
見るのが楽しみで、お見舞いを口実に遊びに来ているのだった。
 やっぱり茜は微笑んでいる方が、絶対に可愛いよ。
あたしは茜のクラスに出入りするようになって、1つ気になった事・・・・
”冷たい人形”と、茜が見られている事だった。
スタイルはいいけど、他人と距離を置いている・・・それがが原因だろうけど、
本当は、どことなく温もりの感じる子なんだ・・・だから親友になる事を、あたしは
望んたんだ。
 折原君のお陰かな?・・・・親友としてはちょっと残念だけど、今は素直に喜びたい。
「・・・詩子、そんなにじろじろ見ないでください」
あたしの視線に気づいたのか、恥ずかしそうに俯く茜。
「フフフッ、気にしない♪気にしない♪」
背負った悲しみをおろし始めた茜に、今は心から祝福を上げたい・・・・・
それがあたしが出来る、ささやかな応援だから。
                 ・
                 ・
         ・・・・・数週間が過ぎたある日・・・・・
「♪」
 学校がお昼休みの時、あたしは上機嫌で茜の居る学校に向かっていた。
「やっと手に入ったよ♪テーマパークの一日遊び放題の券が」
かねてから手に入れようと、色々と手を打ったかいもあって4枚も手に入った。
「茜達を誘って、遊びに行きましょかっ♪」
茜は以外と好きだし、澪ちゃんは間違いなく喜ぶだろうし・・・待ち遠しいなぁ
 休みの日の計画に、あたしは嬉しくてたまらなかった・・・・あれ?
「なんで、券4枚も手に入れたんだろう?ボケていたのかなぁ」
何か、釈然としない気持ちで、茜の通う学校に着いた。
 お目当ての茜は、中庭でお弁当を食べていた。
あたしの噂をしているみたいだったので、こっそりと近づき・・・
「呼んだ♪ね、呼んだ♪」
いつもの調子で、話しかけたら・・・
「安心しろ、誰も呼んでない」
「・・・・・・え?」
 いつ頃から居たの?、知らない男の子が、あたしの問いかけに切り返してきた。
「どうした、柚木」酷く戸惑った声で、あたしの名前を呼ぶ。
・・・・酷く居心地が悪い、見ず知らずの人にいきなり名前を呼ばれるのは・・・
「この人、茜の・・・・・・知り合い?」あたしは、不安げに茜に尋ねた。
その一言に、茜とその男の子は、酷く辛そうに顔をしかめ・・・そして
「何ふざけてるんだっ、柚木っ!」
酷く強い口調であたしを責め立てた・・・
・・・・え?オ・・・オリハラ・・・・折原君?
「え・・・・・・あ、お、折原君?」
「当たり前だろ!俺が他の誰に見える」
「そう、だよね・・・・・・。どうしたんだろう、あたし・・・・・今、折原君のこと・・・」
・・・誰でもない人みたいに思っちゃった・・・・
ふと茜の顔を見ると、あの時の表情になっていた・・・一年近く前、”何か”背負った時の
酷く悲しそうな表情に・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 それから幾日方って、また茜が病気で寝込んだ事を知った。
何でも、また雨に濡れていたらしい、あの空き地で・・・
「茜、大丈夫?」
「・・・・・・はい」
 酷く落ち込んだ声・・・・虚ろな瞳・・・正直、こんな茜の顔は見たくなかった。
一体何があったの?数日前は、あんなに光り輝いていたのに・・・
「ねえ、何か悩み事があったら、あたしに相談してよ・・・出来ることなら協力するから」
「・・・・・・」
「茜・・・・」
「どうして・・・」
「え?」
「・・・どうして、忘れたのですか?」
「え?茜、どうゆう事?」
何のことか判らなかった、あたしが何を忘れたの?
 戸惑うあたしをよそに、寝ていた茜はおもむろに起きあがり、あたしの肩を強く掴んだ。
「どうして!忘れたのですか!一緒に遊んだり、パーティを開いたりしたのに!どうして!!」
「あ、茜?!ど、どうしたの?そんなに強く・・・」
 初めてみた、ここまで感情を爆発させる茜を・・・”怒り”の感情をむき出した茜を・・・
「どうして!どうしてなの!!答えて!!詩子、答えてください!!!」
「い、痛いよ、落ち着いてよ茜!一体・・・あ、茜!!しっかりして!!」
追求はそこまでだった、病気で体力の落ちていた茜は、そのまま気絶した。
「またなの?あたしが知らないところで、また茜が傷ついているの・・・」
あたしに倒れかかった茜を抱きしめながら、あたしは呟いた。
              ・
              ・
「あ、気が付いた?」
1時間くらい経った頃、茜の意識が戻ってきた。
「・・・・・・」
 まだ怒っているのか、それとも気恥ずかしいのか、あたしに背を向けてベットに横たわっている。
時計を見ると、そろそろ家に帰らないといけない時間になっていた。
「じゃ、そろそろあたし帰るね、早く元気になってよ・・・」
「・・・・・・」
「ねえ茜、そのままでいいから聞いてちょうだい」
「・・・・・・」
「あたしが何を忘れているのか、正直判らないけど・・・茜の事を心配している気持ちは、
 ホントだからね、あたしに出来る事なら協力するから・・・ね」
「・・・・・・詩子」
「ん?」
「さっきは、ごめんなさい」
「いいって、ホント早く元気になってね♪」
「はい・・・」
「じゃ、またね」
 帰り道、あたしの足は自然とある場所に向かっていた。そう、あの空き地へと・・・・
茜が、何かを失った所・・・あたしに判るのはここまでだった。
「どうして・・・どうして茜だけが苦しむの?神様、不公平だよ。」
腹が立ってきた、なにも言わない茜に対してでなく、何もできないあたし自身に!
 何が親友だ?本当に悩んでいるときに手助けできないくせに、親友を気取っているんだ?
「どうしてなの?何で茜だけがなの?だれか・・・教えて」
初めてあったときに見た、茜の笑顔に”この子、絶対親友になれるよ”と確信し、
あたしは親友になる事を、心から望んだ。
「あたしの願いは茜の・・・茜の心からの笑顔なんだよ・・・なのにどうして・・・」
あたしの問いかけに、誰も答えてはくれない・・・ただ、雨が頬を濡らすだけだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 そして、季節は巡りはじまりの季節、春となった。
「ふぁ〜、いい天気だね」
「…もうすぐ春ですから」
一年前のあの日以来、あたしはこうして茜とよく散歩に出かけていた。
自己満足かもしれないけど、あのままだと茜が駄目になってしまいそうだったから・・・
 たわいもない会話をしている時、ふと思い出したようにあいつの事を思いだした。
「…でもさぁクラス替えがないってことは…またあいつと同じクラスだったの?」
「……え」
「…そういえばさ、ずいぶん長いことあいつの顔見ないよね」
「…あいつ…」
「そう。賑やかで、自分勝手で…いつも顔合わせたら私に文句ばっかり言ってたけど…」
「…いないと…寂しい…?」
 以外と好きなタイプなんだよね・・・おっと、
「ううん、あたしは全然寂しくない」恥ずかしいので、適当に誤魔化す。
「…私は……私は…寂しいです」
遠くを見つめながら、茜が呟いた・・・
「…茜…?…茜、泣いてるの…?」
「…はい」
「ど、どうしたの?」
「…嬉しいから…約束守ってくれたから…帰ってきてくれたから」
茜の視線の先を見ると、あいつの姿が見えた・・・ホント久しぶりに見るよ。
「ああっ!やっぱりねぇ、あいつは噂をすれば現れるようなタイプだと思ってたのよ」
 あたしが言い終わる前に、茜はあいつ・・・折原君の元に駆け出していた。
そして、2,3語話し込むと、茜は折原君の胸に抱きついた。
 泣きじゃくる茜を優しく抱きしめる折原君。
「うーむ、完全にアウトオブ眼中なあたし・・・いまいち話が見えない」
 長い間、茜は折原君と会えなくて、今まで落ち込んでいた?にしては、何か違う?
一体何がなんだか判らないけど・・・ま、いいか。
「なんにせよ、良かったのか・・な?」
二人を見ながら、あたしはふと思った。
”あたしもそろそろ、恋人がほしい・・・な”
 まあ、コレはおいといて・・・いつまで抱き合っているんだろ?この二人。
 いつしか茜は泣きやみ、辺りに迷惑なほどに二人は”らぶらぶオーラ”を放っていた。
どれくらい迷惑かというと、もしもてない人や失恋したばかりの人が通りかかったら、
問答無用で蹴り倒される位に・・・・
 え、今時”らぶらぶオーラ”は無いだろって?・・・うっさいなぁ、他にたとえようが無いの!
わるかったわね、文才が無くて(-_-X)
 このまま無視されるのも癪に障るので、あたしは行動に出た。
「えーゴホン!」不自然な咳をした。
「茜・・・」「浩平・・・」
・・・効果なし、なら
「なんか、暑いわねぇ二人とも」露骨に冷やかした。
「浩平・・・」「茜・・・」
・・・・・・反応なしかい・・・こーなったら
「そこの二人!!いつまでも”二人に世界”をつくってんじゃない」ストレートに言った。
『えっ?』ようやくあたしの存在に気づいたらしい。
 二人は急に離れると、茜は顔を真っ赤にして俯き、折原君はあたふたしながら弁解していた。
このまま茶化したい気もしたが、今回はここで勘弁して上げよう。(^.^)
「さて、お邪魔虫は退散するとしますか、じゃね♪茜と折原君」
「ゆ、柚木!あ、あのこれはだな・・・」
「・・・・詩子、あ、あの・・・その・・・」
おろおろしている二人を後目に、あたしはその場を立ち去ろうとしが、ふと思いついた言葉を
振り向きざまに、茶目っ気たっぷりに二人に言い放つ。
「二人とも、今度は放しちゃ駄目よ」
”二人で掴んだ幸せをね。”

 
                                   おわり
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神楽「はろはろ〜♪何が謎か判らない、謎の電脳士神楽だよ」
 舞「やっほー♪ネコミミ、メイド、めがね娘と、露骨に三段コンボを
   狙っている、ネコミミメイドの舞ちゃんだよ」
神楽「やっと新作が書けた〜♪今回は詩子だよ」
 舞「詩子さん?・・・ヒロイン以外を書くのは初めてだね☆」
神楽「正直、旨く書けたか不安だよ・・・」
 舞「自信ないの?今回のSSは」
神楽「投稿する以上、もてる技量を出し切ったつもりだけど・・・
   やっぱり私自身が読んでも、正確な評価は出来ないからね」
 舞「甘えが出てしまう?」
神楽「うん、正確には独りよがりになってしまうからね。と言うわけで」

         『感想お待ちしておりま〜す』

     

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