小曲集〜偽りのオペラ〜  投稿者:狂税炉



♪第1楽章 人魚姫♪

キャスト
 人魚姫 :上月澪
 魔法使い:川名みさき


 王子様に会いに行くため,人魚姫は魔法使いのおばあさん………

SE:ゴンッ(先輩の頭突き音。このテのツッコミはお約束♪)

 ………魔法使いのお姉さんの所に,足を貰いに行きました。


魔法使い「それじゃあ,足の代わりに,人魚姫のかわいい声を貰うよ。」

人魚姫 『取れるもんなら取ってみろなの』(強気)

魔法使い「が〜〜〜ん。見えないから分からないけど,なんかショックだよ…」


 人魚姫は,タダで足を貰い,王子様と幸せに暮らしましたとさ。
 めでたし,めでたし♪



♪第2楽章 白雪姫♪

キャスト
 白雪姫 :長森瑞佳 (←作者の趣味)
 悪い女王:川名みさき(←ごめんね先輩)
 裏方さん:深山雪見


白雪姫「小人さん達,いってらっしゃい。」
 手を振る白雪姫。舞台の裾から魔法使いが毒りんごをもって出て……来ない……

裏方さん『みさき!!何やってんのよ!!出番よ早く!!』

悪い女王「………りんご,食べちゃったよ………てへっ♪」


 こうして,悪い魔女は雪ちゃんにボコボコにされ,白雪姫は毒りんごを食べさせられることもなく,たまたまやって来た王子様に見初められ,幸せに暮らしましたとさ。
 めでたし,めでたし♪


(作者の懺悔:途中まで「シンデレラ」ってマジで書いてました…)



♪第3楽章 桃太郎♪

キャスト
 桃太郎:南明義(←某SSの影響,受けまくってます)
  犬 :里村茜
  猿 :上月澪
  雉 :川名みさき
  猫 :長森瑞佳(←ウソ)


 も〜もたぁろさん♪も〜もたぁろさぁん♪
 おっこしにつっけたぁ〜♪きぃびだんごぉ〜♪

 犬耳少女の茜登場。
犬「………………ワンワン。」

桃太郎「さ……里村さん!!」

犬「……そのきびだんごをくれたら……お供になります……」(←屈辱に唇をかみしめる茜の図)

桃太郎「さ…里村さんが僕の……$%&@#!!」(精神汚染レベル5)


 廃人となったダメ人間は相手にせず,犬と猿と雉だけで,鬼を見事退治しましたとさ。
 めでたし,めでたし♪



♪第4楽章 シンデレラ♪

キャスト
 シンデレラ:七瀬留美
 継母   :広瀬真希
 お姉様A :椎名繭
 お姉様B :折原浩平(女装)


 今日も今日とてシンデレラは、継母やお姉様達にいじめられていました。

継母「クマさんだって,だっさ〜。」
お姉様A「みゅ〜〜」(←シンデレラの髪にぶら下がっていじめている。)
お姉様B「相変わらず電話帳は引き裂いてるか?」


シンデレラ「もうイヤッ!!こんな生活!!!」


 とうとう,シンデレラは反乱を起こし,その後の人生を平穏に過ごしましたとさ。
 めでたし,めでたし♪



♪最終楽章 かぐや姫♪

キャスト
 かぐや姫  :里村茜
 男1(浩並):折原浩平
 男2(明由):南明義
 男3(間守):住井護
 男4(勤夢):中崎勉
 漢5(婁御):七瀬留美


 光り輝く竹の節から生まれたかぐや姫は、それはそれは美しい乙女へと成長しました。
 当然、そんなかぐや姫を男達が放って置くわけがありません。
 かぐや姫の元には毎日のように男達がやってきては、結婚を申し込むのでした。

 でも、大抵の輩は、
「嫌です………」
 の一言であっさり返って行くのでした。
 しかし、そんな事ではめげない連中もいたのです!!
 彼らはしつこく、毎日のようにかぐやの元に足を運んでいました。
 其の姿はまるで、ストーカーのようでした。
 こんな悪い虫がついては大変と、おじいさんとおばあさんは、たいそう嘆き悲しみました。

 ところがどっこい。かぐや姫はなかなかの切れ者でした。
 彼女は、残った5人(キャスト参照)を集めると、こう言いました。

「これから私の言う宝物を、一番最初に持ち帰った者と結婚します。」

 そう。かぐや姫は無理難題を押し付けて、追い払おうと考えたのです!

「浩並は、山葉堂の練乳ワッフルの10倍甘いという、『伝説のワッフル』を。
 間守は、主のぬいぐるみの10倍の大きさだという、『伝説のアルジー』を。
 明由は、問答無用でお断りいたします。
 勤夢は、詩子の10倍お気楽な、『伝説の詩子さん』を。
 そして婁御は、この世で最も入手困難。その存在すら危ぶまれている『乙女な七瀬留美』を持ってきてください。
 一番早く持ち帰った者と、私は結婚いたしましょう。」


 ………当然ながら誰も持ってこれなかった………
 やがて、かぐや姫は月からの使者と共に、故郷へと帰っていきましたとさ。
 めでたし、めでたし♪

 そうそう。その後、一人だけ帰ってきた者がいたそうな。
 其の者は、「あたし乙女よ♪」とか言っていたらしいが、かぐや姫を思いつづける純粋な若者達の手により、「物の怪」として葬られたという。
 其の物の怪はたいそう強く、相当数の犠牲者が出た、と後の世に伝えられたという。

 そして、伝説が始まった





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男子生徒「…なんてシナリオ、どうですか?部長!!」
深山部長「没ね。」


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ちびか「ひさびさにかいたのがこれ?」
狂税炉「ごめんなさい…」
ちびか「それに、えんげきぶのぶいんはほとんどでてないね。」
狂税炉「かえって動かしにくくて…ははははは…」

SE:ポカッ(スケッチブックで殴る音)

SE:ジュ〜〜(怪しい薬品の音。多分濃硫酸だと思います。)


ちびか「あはは、とけちゃったね。」

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