人魚姫 投稿者: から丸
最終話「親友」

 城門から大音響が聞こえてきたとき浩平は大広間で瑞佳の
父親を相手に談義という名の腹のさぐり合いに花を咲かせていたところだった。
「王子、城内に賊が進入!城門を破壊されました!」
伝令が駆けつけてきてすぐに、浩平は城内で警備に当たっていた
親衛隊長の神楽、衛兵長の中崎を始めとする兵隊の頭達を集めた。
「きっと奴に違いありませんぞ!」
 神楽が息せき切った声で進言する。
「王子、瑞佳殿との婚礼を妨害するのが目的かも知れませぬ。
ここは奥方を非難させませんと・・・」
 どこに非難させるというのだろうか。
 浩平は正直、狼狽していた。果たしてここまでの間でも浩平には
住井に関する情報や認識が著しく不足していた。すなわち敵は何人か、
どこから進入したか、敵はどこにいるのか、何が目的なのか。
戦というのは常に敵の情報を多く掴んでいる方が勝つのだ。
「王子!どうしますか!?」
「・・・中崎、敵の侵入経路をどうにかして特定しろ」
「は」
「後逃げた敵は執拗に追うな。おそらく捕まえることはできん。
・・・ふさがれた城門が通じるにはあとどのくらいかかる?」
「早くとも後3時間はかかるものと思われます」
「・・・それでは後3時間は舞踏会を続けないわけにはいかないということか」
「・・・」
 全員が無言でいた。それが敵の策略であると誰もが思っていたが、誰も断言できない。
こちらに選択の余地はないのだ。
「出ていった衛兵達はどのくらいだ?」
「ほぼ60名は出ていったと思われます。なにぶん末端の指揮官達が
突発的に飛び出していったもので・・・」
 いやに中途半端な数字だが、それが浩平を余計に苛立たせた。
「警備は散らばせずに本丸周辺・・・大広間を守れ。
3時間の間は全員休まずに警備させろ。あと・・・来賓お付きの近衛兵達と
いざこざを起こすなよ」
 指揮官達が小気味の良い返事をすると、めいめいの持ち場へ散っていった。
 浩平は敵を相手に武器を持って待ちかまえることができる
彼らが羨ましかった。浩平はこの後、来賓に事情を説明するのと、安全を納得させるのに
慣れないしゃべりを披露しなければならないのだ。
 浩平はいろんな事情が込み合った中で深くため息をついた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「あ、あれ?どうしたんだろ・・・」
「どうかしましたか?」
「あ、いえ。飾り物を落としてしまって・・・」
「ご婦人がそんなことをするものじゃない。どれ、私が拾ってあげましょう」
「きゃ・・・ありがとうございます」
 腰を曲げて長椅子を伺おうとしていた詩子の代わりに、通りかかった
騎士らしき紳士の男が膝を折って椅子の下を探してくれた。
「これでしょうか?」
「はい、これです。すみませんでした。あの、あなたのお名前は・・・」
「は、私は・・・」
 護は詩子に出来るだけ大人っぽく、また露出度の高い服を
提供してやっていた。
 国内外のトップが集まっていたその会場では17歳という詩子の
年齢は果てしなく子供であった。だから子供としてみればその服は
あまりに滑稽で逆に愛らしい。だが詩子の目の奥に潜む妖艶な
女の魅力に一度取り付かれると、その服は艶めかしい雰囲気で男を吸い寄せた。
詩子は服に付いていた宝石と服の中に隠していた爆薬袋とを同時に長椅子の下に
差し入れ、探すふりをして袋を椅子の足の裏側に、宝石を適当な見えやすい
位置においたのだ。広間には必要以上の照明がなされて眩しいほどだったため、
その中で椅子の下といえど宝石は目立つ。紳士は宝石の光に目をとられて
爆薬袋に気づきことはなかった。
 詩子はその男と適当に踊ってやってから別れ、王子が演説壇に登るのを
待っていた。
 護は事が起これば王子は演説壇に登って来賓に釈明をするはずだ、
とふんでいた。それが外れてもとにかく爆弾は炸裂させろ、と
詩子に命令してはいたが。
 そして護の予言通りに浩平王子は演説壇に登ろうと早足で
広間を横切り始めた。
 詩子は何が起こったのか不安げにする貴族の娘を完璧に演じながら、
炎の魔力を紡ぎ始めた。

・・・・・・・・・・・・・・・・

 二度目の爆発音をそれまで神経を張りつめ続けてきた留美は
容易に聞き届けることができた。 
 留美は近くで同じようにぎりぎりとした緊張の中にいた
傭兵達に、行くぞ、と目で合図した。
 留美率いる決戦部隊は全員で10名。城を相手にするには
あまりにも少ない人数ではあるが、勝機があるかどうかは先陣の護達が
いかに作戦を成功させているかによる。
 ざば!と護の時とは違って全員が勢いよく水に飛び込んだ。
詩子が最高4人だったのに対して、留美は10人を一度の往復で
3つ目の格子まで送り届け、その後の一往復で10人を下水の
出口まで到達させた。
「急げ」
 上からは騒がしい会話のやりとりが聞こえる。おそらく衛兵がこちらの
進入経路を確認しているのだ。衛兵の中に一人でも頭の柔軟な奴が
いればこちらが下水を使って進入したことなどすぐにばれてしまうだろう。
 留美達は急いで鎧を身につけて戦闘に備えた。
「いたぞ!」
だが甘かった。衛兵の一小隊がすぐにこちらを発見し、一人が伝令に
走り残り全てがこちらの不利を見て取って向かってきた。
「私が行く!」
 鎧を着終えていた留美が一列で階段を降りようとしてきた
一群に斬りかかる。階段は一つしかないため一対一で対決するしかない。
しかも対峙した衛兵は留美の剣さばきを捉えきれずに次々と斬り刈られて行く。
「あぐ・・・」
 心臓を一突きにされた兵士が留美にもたれかかってきた。留美はその兵士の
体を引っ掴むと階段に殺到してきていた兵士達に向かって豪快に投げつけた。
出口までの血路に今度は留美の隊が殺到して全員が外に出た。
「ショータイムだよ!!」
 留美がドスの利いた声で叫ぶと部隊全員が活気づいた。
皆は頼りがいのある女隊長にぞっこんだったのだ。
「行くぜぇ!」
「おう!」
 城門ではまだ先ほど炸裂した爆薬の煙の匂いが漂い、
大広間では無力な貴族達の悲鳴が飛び交い、城は混乱の絶頂にあった。
そしてそれは護の好機であった。

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「瑞佳、しっかりしろ瑞佳!」
 ぐったりとして力無い瑞佳の体を、浩平が抱き上げて必死で声をかけている。
「こう、へい・・・」
 今まさに階段を登って壇上に向かおうとした浩平の間近で、
詩子の仕掛けた爆弾が炸裂したのだった。詩子は爆風で負傷したふりをして
医務室まで運ばれたためどうにか脱出できるだろう。しかし今はそれどころでは
ないほどの大きな誤算が起こったのだった。
 護が兜の下で小さく舌打ちをする。
 当初の予定ではこれで浩平が狙われていることが明白になり、
浩平が最も安全な玉座に押し込められるはずだったのだ。
 しかし、面倒な事に浩平の婚約者である瑞佳が負傷してしまった。
これでは浩平がどこに移動するのかわかったものではない。
 留美の隊は今おそらく下水の出口に達している頃だろうか?
まいった。彼女にはひたすら玉座を目指すように命じてあるのだ。
これでは留美が最強の防衛ラインを突破してもぬけの殻の玉座を
目指すことになってしまう。
「仕方がない・・・」
 護は賭に出ざるを得なかった。

 瑞佳の寝室は静かで、それまでの喧噪に比べると逆に耳が痛くなるほどだった。
「瑞佳・・・」
 破片で後頭部を強打し、瑞佳はひどい出血をともなっていた。
 医者が頭蓋骨に損傷がないかどうか確認すると、後は彼女の
生命力に賭けるしかありません。と力無く浩平に告げた。
「瑞佳・・・」
「王子、よろしいですか?」
「なんだ」
「どうやら賊の本隊と思われます。10人前後の部隊が青い髪の女に
率いられて玉座を目指しております」
「どうして玉座を」
「おそらく、王子の居場所を勘違いしておるのかと・・・」
「追いつめて八つ裂きにしろ」
「は・・・」
 伝令は浩平の命を受けると慌ただしく部屋を出ていった。
「瑞佳・・・」
 浩平は瑞佳の手を握り、それきり言葉もなかった。
 護衛は部屋の外に追いやられ、入り口には親衛隊数十人が
所狭しと整列していた。そして護もその中にいた。
 護は城壁での戦闘が始まる前に親衛隊の詰め所と接触し、
何食わぬ顔で欠員を確かめると宴会に興じていた一人から
鎧を奪ったのだ。
「ふう、ふう・・・」
 そして護は賭けに出ようとしていた。当初の予定では
浩平が玉座にいるところを留美の隊が強襲。
親衛隊がそちらとやりあっている隙に浩平を人質にするはずだったのだが、
こうなってはここにいる親衛隊全員を切り伏せた後、浩平と対決するか
瑞佳を人質にするかしなければならない。留美の隊が敵を引きつけている
間がこちらにとっては最も有利なのだ。
「よし、3・・・2・・・1・・・」
 護が魔剣の柄に手をかけたその時
「これは、里村殿?」
「ご苦労様です・・・」
 茜はさっそうとした動きで親衛隊達の群に分け入っていった。
まるで何か見えない力に守られているかのように茜の歩く方向にいる
隊員達は道をあけていった。
「瑞佳様が重体だと聞きました」
「おお、まさにその通り。ささお通り下さい」
 茜は医者としても名が知れている。神楽は疑いもせずに茜を部屋へと通した。
「王子」
「茜か!?」
「・・・瑞佳様は?」
「こっちだ、早く診てやってくれ」
 浩平はまるで救世主を見るような目で茜を見た。
まさしくその神秘的な姿は救世主か女神に見えたことだろう。
「・・・・・」
「どうだ?」
 茜は瑞佳の頭を両手で包むと静かに目を閉じた。
彼女の目には頭の血管の流れや脳の損傷などが手に取るように見えていた。
「・・・王子」
「どうした」
「どうやら、あなたの命運もこれまでのようですよ?」
「なに・・・?」
「王子・・・あなたは可哀想な人です」
「!?」
 茜は素早く動いた。その素早すぎる動作のせいで、浩平の目には
動いた後の残像しか映らなかった。
「・・・玉座にいきましょう」
 気がつくと浩平の首には短刀の刃が向けらていた。
 浩平は茜の目に漂う殺し屋の目を見て、大剣の柄に伸ばしていた手を
無意識のうちに下ろしていた。
        
           ・・・・・・・・・・・・・・

 城内には一触即発の空気が漂っていた。
 茜が浩平に短刀をつきつけ、兜を脱いだ護は後からついてくる
殺気だった目をした兵隊達を牽制していた。
 最上階に続く長い階段を登っていく。
「護・・・」
「・・・・」
「貴様・・・殺してやるぞ」
「そんなに恨まないでくれよ・・・」
「貴様何を!!」
「あれは計算外だった」
「何言ってやがる!!」
「・・・心配しないでください。彼女は長くありません」
「!!」
 浩平がぎりぎりと歯の音を立てる。素手でも向かってきそうな勢いだった。
「・・・もうすぐ着きますよ」
 やがて玉座に出る。

玉座には留美とその部下もいた。十人ほどいた部隊が半分以下に減っている。
「あのときの人魚!?」
「・・・・・」
「何故・・・」
「・・・・・」
 浩平は困惑していた。留美は別に驚く様子もない。
「王子を玉座に・・・」
 茜が浩平を玉座に座らせ、なにやら呪文を唱え始めた。
「何をするつもりだ」
 その内に変化が起こった。茜が呪文を唱える間に玉座が闇に包まれ、
その部分に誕生した異世界に浩平は取り込まれていった。
「うおお!?」
 茜と護もそれに続く。
「あ・・・なに!?」
 三人が辿り着いたのは奇妙な場所であった。
辺りには今まであった玉座の間が消え失せて代わりにどろどろと、
安定しない空間の波が浮かんでいた。
「・・・玉座ですよ」
「なに?」
「ここが本物の玉座だ」
「・・・・・」
 それまで玉座があった場所にはなにかの台があり、その上に
巨大な水晶球が置かれていた。
「・・・ヤーンの水晶球」
「浩平、それには起源から今までのあらゆる折原王朝の謎が隠されている。
俺が盗み出そうとしたのはそいつさ」
「・・・・・」
 浩平には途方もない話に聞こえた。それが自分を中心に回っている
物語だということに、彼は気づいていなかった。
「折原よ。俺の正体を教えよう」
「なんだと・・・」
 護が浩平の目の前まで来る、浩平は台座の前にひざまづいているので
護の目線が上になった。
「俺は、この国の人間ではない」
「・・・・・」
「俺はここよりもっと東の国。黄色い肌をした民族の王子だ」
 呆然としている浩平を前にかまわず続ける。
「そこには伝統の風習がある・・・。この国の宗教では悪魔として伝えられて
いる神に生け贄を捧げる儀式だ。王は悪魔の力を手に入れるために、
代が変わるごとに自分の赤子、それも息子を神に捧げる。
彫像の中に火がたかれ、その中に他の多くの赤子と共に投じられる。
あの時聞いた太鼓の音は今も忘れない・・・。
普通は死ぬだろう?でも違った、俺は例外的に生き残ったのさ。
俺は神に命じられた。神の命を受けたのさ。
西の国に眠る魔の宿りし剣と、その記憶を我に差し出せ・・・ってな。
ストームブリンガーとその水晶球のことだ。
俺は神の命に従った。命をこの国の戦場に飛ばされ、父さんに拾われた・・・」
「それが、お前か・・・」
「そうだ」
 護は淡々としていた。
「そして俺は水晶球の記憶を手に入れ、魔剣を手にすることにも成功した。
本当ならそのまま神に献上するために俺は地獄へ旅立てばよかったのだ」
「どうして、それをしなかった・・・」
「・・・お前を連れていきたかった」
「・・・?」
「俺は、お前をさらおうとしたんだよ」
「なぜ」
「・・・しかし俺は捕らえられた。そして4年間、あの牢獄の中だ」
「・・・・・」
「俺は4年の間ずっと、お前のことを想い続けた。
お前に会いたくて、俺のものにしたくて願い続けた。
そして黄金律は俺の味方だった・・・」
「・・・・・」
「魔剣は俺のものになった。人魚の協力も得られたしな」
「・・・・・」
「すべては、俺の願いだったわけだ。折原」
「あ・・・・」
「さあ、魔剣は俺の手にある。これを神に献上すれば、俺は地獄の
指揮官になることができるんだ。お前を、そこに連れていきたい」
「・・・・・」
「折原、もうあの女はいないんだ。俺と来い。俺なら、きっと・・・」
 
 ザク

「うぐ・・・」
 魔剣は浩平の手にあった。それをいつの間に手にしたのか、
浩平自身にも護にも、傍観していた茜にもわからなかった。
「はあ、はあ・・・」
 そして剣は護の体を中心から貫いていた。
どくどく・・・と裂かれた体からおびただしい血が流れる。
 
 ガシュ

 浩平は護の体をえぐった。気が狂いそうなほどの苦痛が護の体を襲う。
「げ・・・」
 剣を引き抜くと護の体は力無く地に伏した。
糸を切られたマリオネットが四肢をバラバラにして倒れるように、
倒れた後は裂かれた雑巾のように、ただ血の跡を残して死んだ。
「・・・茜」
「私は・・・水晶球の守人ですから・・・」
「・・・・」
「記憶を悪魔に差し出す代わりに、守人としての封印から逃れるように
契約したのです・・・」
「・・・・・」
「・・・私を恨みますか?」
 浩平は黙って茜の首を跳ねた。

 その後、玉座の間に戻ってきた浩平は巨大に生長したストームブリンガーを
振るって辺りにいた留美と傭兵達を八つ裂きにした。
まるでそれは、悪魔のような強さであった。

・・・・・・・・・・・・・・・・

 その後、折原王朝がどうなったのか知る術はない。
ただその何世紀か後になってから、折原王朝のなれの果てと
思しき遺跡が発見されたときに、伝説となっていたストームブリンガーは
決して発見されなかったということである。

<人魚姫 終わり>
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からす「ラブロマンス・・・?」
から丸「そうそう、今度は七瀬を主人公にしてだな!
    人魚姫と王子の一夜の蜜月!そこに長森扮する王女様が・・・」
からす「ったく、お前のそういう趣味にはつきあいきれんよ」
から丸「なんだとー!?」


・半月後


から丸「浩平は黙って茜の首をはねた・・・と」
からす「と、じゃねええええええええええ!!!!!」
から丸「なんだよ」
からす「なんだよじゃねえ!!ラブロマンスはどーした!?」
から丸「だってこういうことになっちゃったんだもん」
からす「ラブロマンスのどこをどー改造すれば登場人物の
大半が死ぬ悲劇になるんだよ!?」
から丸「それが小説の難しいところだ」
からす「極端すぎるわ!!」
から丸「うーん、最初の設定は・・えーと(ごそごそ)

折原浩平:王子様、人魚姫と熱い一夜を過ごした後、長森姫と
     一緒になって幸せに暮らす。
長森瑞佳:司教の娘、人魚姫との一件を経て浩平との
     幼なじみとしての壁を越えていき、結婚した後は幸せに暮らす。
七瀬留美:人魚姫、王子に一目惚れしたあと城に潜入して王子と
     契りをかわす。その後海に戻って王子の事を想いながらも
     幸せに暮らす。
住井護:伝説の戦士、留美の王城潜入に手を貸した後は旅に出て幸せに暮らす。        本当はこの話のナレーション役だった。
里村茜:宮廷魔術師、浩平を守って護と対決して敗れ。その後は
    護を追って国を離れる。行方は知れない。

からす「・・・・・」
から丸「・・・えーと、ラストまでの最終的な設定は・・・」

折原浩平:王子様、護と壮絶な死闘を繰り広げた後に魔剣を
     取り戻し、その後は暴君として君臨。非業の死を遂げる。
長森瑞佳:司教の娘、大した出番もなく破片にあたって死ぬ。
七瀬留美:人魚姫、護の思念に操られて城を襲撃、浩平に惨殺される。
住井護:暗黒部族の王子、愛する浩平を地獄へ誘えど拒絶されて殺される。
里村茜:水晶の守人。裏切りがばれて首をはねられる。

から丸「詩子と浩平は生きてる」
からす「もういやじゃ、こんなやつのアシスタント」
から丸「そう言うな、地獄まで一緒だぜい」
からす「シャレになってねえ・・・」