☆登場人物紹介☆ 折原浩平……主人公。このSSではミョーにハイテンション。何故かはヒミツ中 のヒミツだ。北一色の性格の一端が現れているなどとは気付いても 口にしてはいけない。 長森瑞佳……北一色激萌えのヒロイン。……のワリに出番が少ないのは、多分常 識人なせいだろう。そもそも浩平が誰とくっつくか、そもそもくっ つくのかどーかさえ決めてなかったりする(笑)。 七瀬留美……実にパーフェクトなギャグキャラ(笑)。生まれついての武闘派。 北一色のオモチャ。薄幸の美少女。 川名みさき…北一色が年上嗜好のため何かと得をする食欲魔人。飢えた時の戦闘 能力はサメをも凌駕する(笑)。 里村 茜……北一色激萌えNo.2。作者事情に気付くなど、人外の能力を持つ 。不可視の力や電波を使う日も近い? 超甘党の彼女がどこまで無 人島で耐えられるかは疑問。血圧低そう。 上月 澪……北一色が年上嗜好のため出番が少ない。家はどうも寿司屋らしい。 寿司の女王。限りあるスケッチブックを使い切るまでに、無人島を 脱出するのが現在の課題。現在、住井の標的1。 椎名 繭……北一色が年上嗜好のため出番が少ない。しかし、無人島という特殊 状況下では、彼女の野生のカン(笑)はかなり頼れそうだ。華穂さ んの教育も気になるところ。現在、住井の標的2。 深山雪見……北一色が年上嗜好のため、半ばヒロイン達の出番を食ってしまって いる観もある、対川名みさき用リーサル・ウェポン(笑)。彼女の 多方面にわたる知識は無人島ではかなり貴重。しかし、彼女の白い 肌が、南国でどこまで耐えられるかは疑問。史上最強の演劇部部長 。 柚木詩子……ゴーイングマイウェイを地で行く、里村茜の親友。ただし、このS Sが浩平の一人称で語られる以上、出番はあまりないかも。彼女を 動揺させられる人間がこの世にいるとは思えない。マイペース責任 転嫁娘。 広瀬真希……対七瀬留美用リーサル・ウェポン(笑)。画ビョウ攻撃がどこまで エスカレートするかによっては、貴重な戦力になり得る。七瀬と漢 の友情を結ぶ日も近い(?)。 住井 護……諸悪の根源(笑)。暁のロ●はなぢ野郎。繭や澪に手を出せば、北 一色はともかく他のSS作家の方達に殺されるのは必至。 南 明義……沢口(笑)。里村茜ラブラブな、全SS作家達のオモチャ(笑)。 茜のためなら、空くらい飛びかねない(笑)。 中崎、南森…数合わせ(笑)。ザコキャラ1、2。出番があるなどとは間違って も思ってはいけない。途中で死ぬかも。 氷上シュン…出て来ません、予定では(笑)。出て来る可能性はなきにしもあら ず。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 火。 火炎。 光の源。 猛き気性。 生命の象徴。 紅蓮の侵略者。 ――つまり。 今マッチ売りの少女がいたら、全部買ってやるだろう。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ そんなワケで俺達は、火を点けるのもままならない無人島にいる。 「浩平、頑張ってね」 長森の声援を背に、俺は必死で木の枝を板にこすりつけ続けた。 手の平が痛い。 しかし、こんな原始的なやり方を使ってでも火を点けて、SOSを発しなけれ ばならないのだ。 「折原、しっかりしろよ?」 住井の声が聴こえる。 ……ジャンケンに敗けてしまったのが致命的だった。 住井のヤツめ、タバコふかしながら余裕かましてやがる。 うるさい先生がいないと思いやがって。だいたい、なんで濡れてないんだ? …………後で一本もらおうかな……。 ……ん? 「……住井。そのタバコにどうやって火を点けた……?」 「? ああ、これか? もちろんこのジッポライターで、シュボッとイッパツ」 ……俺が住井を殴り倒したのは言うまでもない。 ……みんなの共同財産に、ジッポライターが一つ追加されたことを付け加えて おく。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「まぁ、ナニはともあれ、しばらくの間、火は確保できたな」 住井が、恨めしそうな眼で俺の方を見ているのを無視しながら、俺は言った。 「で、これからどうするの?」 柚木が、危機観ゼロの笑顔のまま言う。こいつに危機観を求める方が間違って いるのかも知れないが。 「……リーダーが必要です」 そう言ったのは、今まで沈黙を守っていた茜だった。 『賛成なの』 「みゅ〜、でも……どうやって決めるの……?」 「心配はいりません。こんなこともあろうかと、くじを作っておきました」 「おお、手際がいいな、茜。 ……でも、椎名がリーダーになったりしたらどうする……?」 俺達は、椎名に視線を集中させた。 椎名は、「ほえ?」といった顔でこちらをぼんやり眺めている。 「そ、その場合は俺が繭ちゃんの後見人に……! もーばっちり、手取り足取り腰取り教え……!」 俺達は住井をタコ殴りにした。今回は長森も入っていた。椎名がからむと、ち ょっと過激になるらしい。 「そのへんは大丈夫です。そんなことにはなりませんから」 ミョーに自身ありげに言う茜。 ……ちょっと眼が妖しい気がするのは、気のせいだろうか? ともかく、くじをひいた。 結果。 やはりというかなんというか、俺がリーダーになった。 ……俺がくじをひくとき、茜の眼が光った様に感じたのは、気のせいだったん だろうか? ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ という訳で、俺はリーダーとして、人事(役割分担)をした。 結果、 料理班――――長森&茜 狩猟班――――椎名&広瀬 魚釣り班―――七瀬&柚木 植物採集班――深山先輩&沢口(南だっ!) 住居掃除班――住井(だけ) SOS班―――みさき先輩&澪 ……となった。 うむ、我ながら、トラブルの起きないベストオーダーだ。 「俺達は……?」 ……そういや中崎と南森もいたっけ。 狩猟班B―――中崎&南森 これでカンペキだ。 七瀬と広瀬、住井と椎名&澪、茜と南、みさき先輩と食糧など、トラブルのも ととなる組合せを、全て排除した結果である。 ……消去法で、これしかないとも言える。 「……お前は何をするんだ、折原?」 椎名と澪の、どちらとも一緒になれなかった住井が、スネたまま言った。 「見回りだ」 「……浩平、ちゃんと仕事してね」 さすがに長森、長い付き合いだけあって、俺の魂胆を読んだらしい。 「わかってるって。この誠意と理性と知性に溢れる眼を見ろ」 なぜか長森は納得してくれなかった。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ……まぁ、いきなりサボるのも何なので、俺はちゃんと見回りを始めた。 始めにどこを回ろう? ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 3作目。 今回中途ハンパで終ってるのは、次回が少々長いので。 初めの登場人物紹介は見逃して(笑)。 ★かんそー★ TOMさん >超人バロムONE第弐話(後編) バロム1とは懐かしい……っていっても私は直接見たことはないですが。 「懐かしのアニメ」みたいなので1回だけ見ました。 ナマケゲルゲの死に方で爆笑した覚えがあります。 しかし、詩子って「JoJo(第2部)」のファンなのか!? オトメルゲのワザは第4部の岸部露伴(だっけ?)のよーなカンジも(笑)。 YOSHIさん >がんばれ!南くん〜演劇編〜 南の悲哀(笑)がとってもいーカンジです(笑)。 無事に旅に出られそーもないですね(笑)。 から丸さん >幻想猫の魔法 見事なまでの住井使い(笑)ぶりです。見習いたいですね。 ところで佐織の名字は「稲木(小説版)」だった気もする……。 ラストがちょっぴりシリアスでしたが、私的にはギャグにこういったシリアス がちょっぴり入るのが一番好きです。 あんまし時間がないので、この辺で。 ではでは。