ONE英雄伝説1 投稿者: 北一色
時に、ONE帝国歴389年。
第38代茂雄帝(通称:髭帝)の治世。
宇宙は、特に開明的ではないが、比較的公正に治められていた。

そこに2人の英雄が登場する。
1人はオリハラ・浩平。
彼は、その妹に対する髭帝の寵愛と、自らの才幹により、若くして帝国元帥にまで昇
りつめた。
いま1人はスミイ・護。
かつて、浩平の親友でありながら、突如失踪し、辺境での反乱に加胆。その後、「ぺ
てん師スミイ(スミイ・ザ・ドジャー)の異名を欲しいままにする男。

2人の英雄が激突する時、ONE宇宙は大いに震憾する……!

――1――
カシャーッ
「ほらーっ、起きなさいよーっ」
「うーん……あと30光年だけ寝かせてくれぇ……」
「光年は距離の単位だよっ」
「うー……」
「みさおちゃんを取り返すために戦うんじゃなかったのっ!?」
「あー……そーだった……」
浩平はのっそり起き上がった。後世、英雄として語られることになる浩平の現実であ
る。まぁ、伝説というものは、多少なりとも美化されているものだが。
起こしに来た美少女は……説明の必要も無いだろうが、ナガモリ・瑞佳。
浩平の幼なじみであり、優秀な参謀でもあり、副官でもあり、副司令官である。
「早くいかないと、みんな待ってるよ?」
「ああ…………」
浩平は部下達の顔を思い浮かべた。

☆ その神速の用兵から、「疾風みゅー」の名を持つ、シイナ・繭。
☆ 攻防共に、完璧に近い用兵を行う、カワナ・みさき。
☆ 「乙女槍騎兵」艦隊司令官、猛将の名を欲しいままにする、ナナセ・留美。
☆ その完全なる防御から、「鉄壁サトムラ」の名を持つ、サトムラ・茜。
☆ そして、言葉が話せないながらも、熟練の用兵を行う、「沈黙提督」こと、コウヅ
キ・澪。
☆ 「液体窒素で凍らせたバナナ」(?)の異名をとる、冷酷無情、残虐無比、犬もよけ
て通る、……えーとあとなんかないかなー……、総参謀長ヒロセ・真希。

彼女らを率いて戦う以上、敗北は有りえない。
しかし……
敵もまた、強大だった。
スミイは言うに及ばずとも、

☆ 180機の撃墜記録を持つ、「撃墜王(エース)」ミナミ・明義。
☆ スミイと共に反乱勢力に身を投じた「客員提督(ゲスト・アドミラル)」こと、ヒカ
ミ・シュン。
☆ ナカザキ、ミナミモリ、……そのたおーぜい(ヒデェ)。

しかし、敗けるわけにはいかない。
「待ってろよ、みさお……お兄ちゃんが必ず迎えに行くからなっ!!」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
〜その頃、みさおと髭帝〜
「ロン!りーちいっぱつ、さんしょくどらどら、はねまんだよ☆」
「んあ〜〜〜〜〜〜っ、こ、これでマイナス200点を超えてしまった〜」
………徹マン明けだったらしい。。
………………宇宙の中心はけっこー平和だった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

〜その頃、反乱勢力〜
スミイは会心の笑みを浮かべていた。
「ふっふっふっふ………!オリハラ、お前の軍の致命的弱点を見つけたぞ………!」
………後ろの方で女性仕官が気味悪そうに見ながら通り過ぎて行った。

独り言は小さな声で言いましょう。

イッちゃってるスミイ(徹夜明け)の後ろ姿を、シュンが楽しそうに眺めていた。
「さぁ、決着をつけようか、オリハラ君……」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

宇宙はいま、灼熱の時代を迎えようとしていた……(いやホント)。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

やー、どーも。はじめてSS書きました。
書いてみるとけっこームズカしーですね。
「1」としてますが、続くかどーかはわかりません。
モロに銀◯伝のパロディだし、なんか絶対誰か先にやってそーだし、書くのえらい時間
かかるし、それ以前におもしろくなかったらアレだし……(このあと100くらいの不安
ともグチともつかない言葉)。
てなわけで、どっからも批判が来ず、私がヒマで、かつ気力があったら、つづくかも。

読んで下さった方、ありがとーございました。
アデュー♪