Pileworld 時の狭間で 第5-1章 投稿者: 加龍魔
   第五章「裏切りの果てに」(前編)

「あなたに、私を抱く勇気がある?」
 先輩は俺に、低い声で問いかける。
「こんな時に何を冗談………」
 言いかけて言葉を飲む。先輩の目は、決して冗談を言っているような目ではない。
「そんな事…俺にはできません!!」
 きっぱりとそう言いきった。先輩を抱けば瑞佳を裏切る事になる。
 そんな事は俺にはできるわけがない。
「そう。でも、永遠の世界へ行く方法はそれしかないわよ」
 先輩は話を続ける。
「簡単に言えば、私の体を媒介にしてあなたを永遠の世界へ飛ばすわけ。長森さんの所にたどり着けるかどうかはあなた次第、思いが強いほどその距離は縮まるわ」
 瑞佳への思いは誰にも負けないつもりだ。しかし、先輩を抱いてまでその思いを貫けるだろうか。
 話が終わった後、先輩はすっかり冷めてしまったコーヒーを一口含み…
「帰ってこない人間を待ち続けるか、あなたが迎えに行くか。選択は二つに一つよ」
 さっきのように低い声で、先輩は問いかける。
 ………帰ってこない………その言葉が俺に重くのしかかる。
 瑞佳を迎えに行く。しかしそれには、瑞佳を裏切らなければならない。
 もう考える余裕さえなかった。たとえそれが瑞佳を裏切る行為であっても。
 俺自身が、もう現実に耐えられなかった。瑞佳がいないという現実に。
「………俺………やります………」

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秋穂「およ、終わっちゃったよ」
加龍魔「ういーっ、秋穂ー!」だきいっ!!
秋穂「んきゃあああぁぁぁぁぁ!!」ドカバキゴスベキグシャ!!
加龍魔「ぐはあっ」吐血
秋穂「ふっ、悪は滅んだ」
加龍魔「誰が悪だぁ!!」
秋穂「でも、まだ話の途中なのになんで切っちゃったの?」
加龍魔「それはなぁ、せっかくいいネタを思い付いたのにオフの大宴会で忘れてしまったからだ」
秋穂「なんでもそうとう飲んだ挙げ句、ビール瓶抱いて寝てたらしいね」
秋穂「だれかれ構わず脱がしまくったとか抱きつきまくったとか」
加龍魔「うおおっ、ほとんど記憶にないぞぉ!!」
秋穂「数少ない女性陣に襲いかかったとか。一体どんだけ飲んだの?」
加龍魔「自己紹介の時にすでに空のビール瓶が3本並んでたからなぁ。何本飲んだか覚えとらんぞ」
秋穂「次回オフでは飲酒禁止!!」
加龍魔「そんなぁ!!」
秋穂「要するに今回はただの恥さらしだったわけね」
加龍魔「それをいうなぁ!!」

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