おねくえすと 第一章 投稿者: かっぺえ
おねくえすと 第一章

カシャァッ!
いつものようにカーテンが引かれ、眩しい光が俺の目を貫く。
声「浩平、起きなさい。もう朝ですよ。」
うーん、いつもと違う、長森の声じゃ無い。少し、しわがれた声。
不思議に思い俺はうっすらと目を開ける。そこには、見知らぬおばさんが立っていた。
うーっ。なんなんだ、いったい?長森はいつのまに、こんなに老けてしまったのだ?
っていうか、もうオバサンじゃないか。くそっ、なんかくやしい。というかもったいない・・・
浩平「おい、長森。俺の知らない間に老けるんじゃないっ!!」
(せっかく、可愛かったのに)俺は心の中でつけ加える。
おばさん「何寝ぼけてるのよ、この子は。そんなことより、早く着替えてしまいなさい。」
おばさんは、ぽふっ!とベッドのそばの椅子に制服を置くとまた、カシャァッ!っとカーテンを閉める。
なんなんだ、いったい?誰なんだ、あのおばさんは。ここはどこなんだ。
俺は上半身を起こして、寝起きで回らない頭をフル回転させ考える。
とりあえず、あたりを見回す。
見慣れた俺の部屋じゃない。ベッドをぐるりと囲む白いカーテン。
病院・・・みたいだな。そういえば、少し薬臭い。病院に運び込まれたのか?俺は。
いや、ちがう。さっきのおばさんには見覚えがあった。養護の先生だ。じゃあここは保健室か?
だとすると、なんで俺はパジャマを着て保健室で寝ているのだ?しかも朝まで。
俺が考え込んでいると。
先生「浩平、早く仕度なさい。今日はお城に行って髭王様に謁見する日でしょ。忘れたの?」
お城?髭王様?謁見?いつから髭はそんなに偉くなったんだ?
ますます訳が分からない。まあいい、とりあえず着替えよう。
ベッドから降りて制服を着る。そういえば履くものが無い。きょろきょろとあたりを見回す。
おっ。あった、あった。ベッドの脇に上履きが置いてある。一応名前を見てみると・・・
『勇者 浩平』と書いてある。
『勇者』というのが気になったが、どうやら俺の上履きらしい。
とりあえずそれを履き、俺はカーテンを開ける。やはりそこは保健室だった。
先生「やっと仕度ができたのね。もう時間が無いから早く行きなさい」
行く?お城とやらにか?
先生「ほらほら、早くしなさい!」
俺は押し出されるように保健室の外に出た。うしろで、がらがらっと保健室のドアが閉る。

俺は、ぼーっと立ったまま考える。どうすればいいのだ、俺は?
ぼーっとしてても仕方ない、保健室のドアを開ける。
がらがら。
浩平「なぁ、先生。いったいなにがどうなって・・・」
先生「浩平まだ、そんなとこにいたの!!」
俺の言葉を遮り、先生が怒る。
先生「それとも、お城の場所を忘れたの?」
浩平「まっまあ、そんなとこだ。」
仕方なく相づちを打つ。
先生「まったく・・・お城は廊下の突き当たりよ。急ぐのよ。」
浩平「あぁ、解った」
そうつぶやいて、保健室のドアを閉めた。

どうやら、俺はお城に向かわなくては行けないらしい。
廊下の突き当たりか、保健室があるからここは一階のはずだ。
一階の突き当たりは職員室のはずだが・・・
ふと気になって上を見る。
そこには『浩平の家』と書かれたプレートがあった。
だんだん、作者が何をやりたいのか、わかってきた。
浩平「はぁぁっ。」
俺はため息を吐いて職員室・・・いや、お城に向かった。

廊下の突き当たり。本来なら職員室がある場所・・・
そこには思ったとおり、二人の先生が立っていた。俺はそれを無視してお城に入った。
どうせ話し掛けても『ここは髭王様のお城だ。』とか言われるに決まっている。
もう解った。作者は、俺を主人公にして学校を舞台にRPGの真似事をしたいのだ。
俺は作者に付き合ってやる事にした。まぁ、結構面白いかもしれないし、俺はノリが良いのだ。

謁見の間・・・
謁見の間と言っても、職員室から続き部屋になっている校長室だが・・・
お城に入るなり、ここに連れてこられた。強制イベントのようだった。
髭「んあー、実は勇者の子孫である君に頼みがある。」
いきなり本題に入ってるな。
髭「実は、ワシの領地である学校内に困った生徒が大勢居るのだ。それを君に何とかして欲しい。」

はい・いいえ

突然、選択肢が現れる。俺は迷わず『はい』を選んだ。
いいえにしたって『そこをなんとか・・・』とか何とか言われてループするのだ。
ループしないとしてもイベントが進まないようになっているだろう。そんな面倒な事はしない。
髭「では、これは旅の資金だ。」
そういって110円を手渡す。
思った通り少ないが、王様から渡される旅の資金は少ないと決まっているので俺は何も言わなかった。
髭「それでジュースでも買うがよい。」
買えねえよ、ジュース。今は120円になってるんだぞ。この時代遅れが。
それに旅の資金はジュースを買うためにあるのか?
髭「まずは、酒場に行って仲間を見つけると良い。期待しているぞ。」

俺はさっさとその場を後にして酒場に行く事にした・・・

−−−あとがき−−−
みなさんこんばんはー。
今週も(?)やってきました『詩子ちゃんの独り言』のコーナーです。
僕「ちょっとまって詩子ちゃん。僕も・・・その・・・混ぜてくれないかな?」
詩子「うん。いいよ。」
僕「いや、いいよっていわれても・・・」
詩子「嫌なの?」
僕「そうしたら『詩子ちゃんの独り言』にならないんじゃ・・・」
詩子「気にしない、気にしない。私とお喋りしたいんでしょ。」
僕「ううっ。ありがとう詩子ちゃん。でもいいの?感想に出番無いから出番少ないよ。」
詩子「うん。別にいいよ。」
僕「恐ろしく気まぐれな奴・・・(小声)」
詩子「なんか言った?」
僕「いっいや、何でもないよ。それよりこのSSの説明に入ろう。」
詩子「まぁいいや。それで、どんなSSなの?」
僕「ONEキャラでMOON.のおまけRPGみたいな事をやろうかと思って。面白くないかもしれないけど、一応ギャグSSとして書いて行くつもり。」
詩子「困った生徒達を、面白おかしく・・・かどうかは解んないけど、やっつけて行くって話なんだ。」
僕「いや・・・それは浩平に与えられた目的であって、それとは別に裏で動いてる人たちがいる。」
詩子「それは秘密なんだね。」
僕「というか僕も解らない。ほとんど考えてないから・・・。土日前に感想を出しとくつもりで急いで書き上げたものだから。この先も行き当たりばったりで書いていく事に・・・」
詩子「そんなんで大丈夫なの?」
僕「さぁ、どうだろう。その辺は神さまでも解らない。途中で煮詰まる可能性が無茶苦茶あるし・・・」
詩子「ああ。不安になってきた。もういいや、そろそろ感想に行こうよ。」
僕「行こうか・・・。相変わらず、へぼい感想ですけど感想です。」


KOHさん
・詩子 −1−
詩子だぁぁぁっ。詩子のSSだぁぁぁっ。嬉しいようっ。
自分の名前を呼ばせる詩子が可愛いですね。これからどうなっていくのか、期待してます。

雫さん
・白い記憶 〜設 定〜
おおうっ!なんか大福男の設定がカッコいいぞ。
やっぱりイエティと戦ってもらわねば・・・えっ、やらないのですか。残念だなぁ・・・
それと感想ありがとうございます。
詩子ネタは考えてはいるんですけど・・・。ああっ、期待しないでぇぇっ。つまんない可能性大ですから。
・折原少年の事件簿4(その1)
じっ実地。しかも体育館。
それじゃあ本当に、色欲変態魔人だあっ。

藤井勇気さん
・リレーSS第10話(チョコパマンの甘いワナ)
最初っから最後まで笑いまくってしまいました。
お気に入りは最後の南。南そこまで・・・。プライド捨ててますね。
・感想SS 椎名華穂さんの怠惰な一日
華穂さんの耳掃除ですかぁ。いいなぁ、いいなぁ。
でも、あの嫌がらせ・・・。可哀相な繭パパ。

ここにあるよ?さん
・ゲームセンターONE6
七瀬・・・たち悪すぎ。乙女のする事じゃないぞ、あれは。店員さんが可哀相だっ。

吉田 樹さん
・日溜りの中へ vol.2
住井のお義兄さん・・・。いやだぁぁぁっ。いやすぎるっ。
んっ?詩子だ。詩子が出てるっ!!
もっと、その笑顔で浩平を振り回してくれっ。
詩子ぉぉぉぉっ!!(また、壊れてます)
・ガラスの靴が合わなくて(後編)
ずっと冷めた考えをしていた七瀬だけど、昔の七瀬が少しでも残っていて良かったぁ。
・南森に聞くべし(感想)
そんな訳で『詩子ちゃんの独り言』のコーナーはお休みです・・・。気に入って下さったのに・・・
詳しい事はあとがきの続きを読んで下さい。詩子ちゃんの気まぐれによって復活する可能性大です。

スライムさん
・Magician's Blade (Episode:1)
おおっ。ファンタジーだ。こういうの好きです。
攻撃魔法で浩平を起こそうとした長森。僕も長森に攻撃魔法を詠唱されたい・・・(お前は変態かっ)
・Magician's Blade (Episode:2)
中崎と南森のチャーム。届かないだろうな・・・
おさげを石化、凄いぞ浩平。

ばやんさん
・南君の悩みー4−
あのワッフルを完食するとは・・・。南って立派。
しかしまた、瑞佳を苛めるのか・・・(想像中)
南の悩みよりも、浩平の瑞佳苛めの方が気になってたりして・・・
・集団リンチだ南君(感想用)
やったー。ばんざーい。ぱちぱちぱちぃ。
ついに南を殺れる日が来たんですね。
リンチの仕方は、僕はシンプルに殴る蹴るが良いんじゃないかと。
南を殴った時に手に広がる鈍い感触。くうっ。たまらん♪最高♪
名前を使った事なんて気にしないで下さい。というか、名前を使ってもらえて嬉しかったです。

いけだものさん(つっこみ茜 代筆)
・復活の予感? つっこみ茜ちゃん
生きていたんですかっ、いけだものさん。早く復活して下さいね。
そんなことより(おいおいおい)つっこみ茜ちゃんが可愛いようっ。
僕も、つっこみ茜ちゃんに呼び捨てにされたぁぁぁい。・・・駄目ですか?

GOMIMUSIさん
・追想迷宮〜いとしい虜囚たち
ついに完結ですね。おめでとうございます。
みさおの台詞にぐっ。うなずく瑞佳にぐっ。ぐっときまくりです。

よもすえさん
・ガ・ン・バ・レ!−2−
はうっ。同棲知らないんですよ。スイマセン。

将木我流さん
・七瀬さんの進め!オトメ大作戦!!(第4話)
『監視なの』じーっ…
うっ。たったまらん。澪、僕のことも監視してくれぇぇぇ。
・感想SS『爆熱LEVEL…?』編
タイトルの法則・・・。うーん、全然解んないです。

もももさん
・感想座談会!
FF3やってらっしゃるんですか。僕もやりたいんだけど、どこにも売ってないんです。(涙)
・浩平無用!第五話
「・・・物好きです」に大笑い。茜の正直者っ♪
・穴埋めSS
またも大笑い。僕の小ネタとはエライ違いだ。
『カポッ』って効果音が最高です。

秀さん
・聖なる夜の小さな幸せ(後編)
『嫌だって言っても離さないからな』って台詞、おおうっ。浩平カッコ良いぞ。
・感想戦記
いけだものさん吉田樹さんに続いて秀さんも・・・。と思ったらちゃっかり逃げてますね。

偽善者Zさん・浩平犯科帳 番外編 第五話
漬物石をぶつけられてよく生きてたな、浩平。
しかし、垣根の外から漬物石を投げ込める澪って結構パワフル?
・遠い蛍火-6-
やっぱり、由依とくっつくんでしょうか?
何を二人で願おうとしたんだ。瑞佳はどうしたんだ?浩平っ。

加龍魔さん
・〜時の狭間で〜 序章
ここからどうなっていくのか・・・。期待してます。

もうちゃん@さん
・ミズエモン『朝の平和的な日常?』
『あなたとだけは一緒になりません』って、茜も容赦無いなぁ。
僕も海苔を振り掛けて卵ときご飯を食べます。美味しいですよね、あれは。


僕「感想終わり。無茶苦茶くだらない小ネタの方に感想くれた方々。どうもありがとうございます。」
詩子「えへへっ。私のSSがあるね。嬉しいなっ♪」
僕「僕も嬉しい。僕も書こうかと思ってるんだけど・・・。雫さんからも詩子ネタで期待なんてされちゃってるし・・・」
詩子「えっ、そうなの。だったら早く書いてね。詩子ちゃんからの、お・ね・が・い♪」
僕「いや。シリアス書いてたらボツったし、小ネタは考えてみたけど面白くないし・・・」
詩子「そんな事言わずに頑張って。(満面の笑み)」
僕「はうっ。そんな笑顔で見つめないで・・・。ううっ・・・まぁ、頑張ってみます。」
詩子「本当?ありがとう。頑張ってね。」
僕「しかし、KOHさんのSSがあったから、独り言やめたんだ。」
詩子「うん。凄く嬉しかったからね。ここでの出番なんて別に・・・」
僕「ううっ。そんな事言わずに、僕に付き合ってよ。」
詩子「冗談だよ、冗談。そんな事より、このタクSSコーナーが、全部私のSSで埋まらないかなぁ」
僕「それはちょっと無理なんじゃ・・・」
詩子「みなさーん。私のSSをばんばん書いて下さいね♪」
僕「無茶なお願いするなっ。」
詩子「それではみなさん、さよーならー。」
僕「ちょっ、ちょっと待った。さっきのお願いを取り消し・・・」
詩子「ほらっ。かっぺえ君も手を振って。」
僕「あうっ。さっさよーならー。」

かっぺえの独り言
あとがきの方が長くなってスイマセン。感想が多くなってしまって。
皆さん書き込みのスピードが速いですね。羨ましいです。
僕なんて、小ネタは早くもネタぎれですし・・・。このSSの先の展開もほとんど考えてないし・・・。
出来る事なら感想をください。面白いかどうか解らないですけど。そんな訳で、かっぺえの独り言でした。