こんな幸せな日常2 投稿者: ニュー偽善者R
カシャア!

いつものようにカーテンの開く音と、目の奥を貫く陽光。だけでなく・・・・・。
カン!カン!カン!
瑞佳「はーい、二人共朝だよー!起きなさーい!」
浩平「そのフライパンの音はやめてくれ・・・」
主婦の定番(?)フライパン&おたま攻撃で朝起こされるこの苦しみ・・・。確実な目覚めだが、かなりうるさい。瑞佳め迷惑な技を覚えやがって・・・。
風佳「うーん・・・」
横では先月幼稚園に入った風佳があくびをしている。俺の目覚めの悪さは受け継いだらしい。
瑞佳「おはよう。浩平、風佳」
にっこりほほ笑む瑞佳。絶対俺と風佳のねぼけ顔を楽しんでるな。
瑞佳「ほらー、早くしないと遅れるよ」
浩平「へい、へい」
風佳「ねむいよー」
まだ目を眠そうにこする風佳と連れ立って、俺達は寝室を出た。


瑞佳「はい、牛乳」
リビングに降り、テーブルに置かれた大、中、小の3つのコップ。俺、瑞佳、風佳とそれぞれ取り、ベランダの窓際に並んで立つ。朝の日差しがとても眩しい。そして、俺達は腰に手を当て、ひじは45度にやや曲げる。そこから背をそらせて一気に牛乳を飲み干す。これが日本人の正しい牛乳の飲み方だ。
浩平&瑞佳&風佳「んぐ・・・んぐ・・・んぐ・・・ぷはー!」
3人が同時に息をつく様はかなり変な図だが、これが俺達の朝の通過儀礼になっている。結婚以来、瑞佳のつき合いで習慣になってしまった。
浩平「なあ、いつも思うんだが何の意味があるんだ?」
瑞佳「健康にいいんだよ」
本当か?と思いつつ、朝の食卓へ。椅子にどっかり座り新聞を広げる俺。
浩平&瑞佳&風佳「いっただきまーす!」
食卓に並べられた食事に手を出す俺達。うーん、高校生の頃はこんなゆったりした食事はしなかったな。俺の前の席の風佳を見ると、ハムエッグにはむ、はむと口をつけている。見ていてかわいい。それにしても5歳になった自分の娘を見て思う。何でここまで外見は瑞佳に似たんだろう?ほんと、小さい頃の瑞佳とそっくりだ。
風佳「なに?おとうさん」
浩平「いや・・・」
うーむ、ここまでかわいく育って良かったのだろうか?お父さんは変な男がよりつかないか心配だぞ。


そして、出勤の時間を、迎えるのだが・・・。
浩平「やべ〜、遅れる〜!」
風佳「たいへんだよ〜!」
瑞佳「だから早くしなさいっていったんだよ」
普通なら余裕で間に合うはずなのだが、時間ぎりぎりまでTVを見るのでいつもこうなる。何を見てたかと言うと、子供達には欠かせないポンキッ〇ーズである。風佳と一緒に見ているのだが、ついはまってしまうのだ。
浩平&風佳「いってきまーす!」
瑞佳「いってらっしゃーい」
俺と風佳は慌てて走り出す。高校の頃と変わらない日常のような気がする・・・・・。



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ちびみずか「ちこくはだめだよ」
風佳「だって、ガチャピンが・・・」
うああああああっっっ!!!ちびみずかとさらにちっちゃいみずかがいるみたいだー!(風佳はちびみずかをベースに考えてください)
ちびみずか「えいえんは・・・」
風佳「あるよ」
ぐああああああっっっ!!!そっくりじゃないかー!
ちびみずか「ここに・・・」
風佳「あるよ」
やめてーーーーーーーーっっっ!!!