浩平犯科帳 番外編 第一話 投稿者: 偽善者Z
浩平犯科帳 番外編 第一話「みさきの選択」


浩平が箱根から帰ってきて数週間。政治の面では、蛤御門の変等で荒れていたが、江戸の民の間では何事もなく平穏だった。そして、みさきのいる川名神社では・・・・・・。


「う〜ん・・・・・・」
境内でみさきがなにやらうなっている。その表情は真剣で、かなり悩んでいるようだ。
「う〜ん・・・・・・」
みさきがうなってり始めて、かれこれ一時間はたったであろう。昼過ぎになり、みさきは境内の掃除を始めたのだが、みさきを誘惑するものが現れたのだ。それは・・・・・。
「う〜ん・・・・・・・・・・・・・・・・・・食べたい・・・・・・」
みさきを悩ますのは、お供え物のぼたもちであった。誰かがお供えしたのであろうが、その甘い香りにみさきは狂わされていた。
「でも、お供え物食べたら罰が当たるしな〜・・・でも食べたい・・・・」
みさきは自分の欲望(食欲)と必死に戦っていた。神に仕える自分がそんなことをするわけにはいかない、と理性が止めている。
「う〜ん・・・・・・」
その時、見回り中の浩平が通りがかった。
「お〜い!みさきさん何してんだぁ?」
「きゃっ!?な、何だ浩平ちゃんか」
「ちゃんはやめてくれ・・・で、何してんだ?」
「え、そ、掃除だよ!掃除!」
「何でそんなにうろたえてんだ?」
「め、目の錯覚だよ!」
「ふ〜ん・・・」
浩平は半信半疑だったが、見回り中であることを思い出し話を切り上げた。
「それじゃあ、俺はもういくわ」
「うん」
浩平はこの場を去った。それからみさきは息をつくと、またも悩み始めた。

数時間後。夕暮れである。浩平はお瑞の米の配達に付き合わされ、川名神社に再度やってきた。
「まったくな〜。何でここの配達をいつも忘れるんだ?」
「だって、一カ月に一度なんだもん」
そんなことを言い合っていると、境内でみさきがいるのに気付いた。
「みさきさん!また会ったな!」
「きゃっ!何だまた浩平ちゃんか〜」
「何やってんだ?」
「そ、掃除!」
「えっ!?もう夕暮れだぞ!」
「えっ?もう?」
浩平とみさきは驚きの声を上げた。
「どったの?」
事情を掴めないお瑞が、二人の顔を見比べていた・・・・・・・。




@@@@@@@@@@@@
〜みさきの愚痴〜
ぐあああ!駄目だー!ネタがない〜!すいません・・・こんな話しになって・・・・。
みさき「ひどいよ〜・・・何でこんなに短いの?」
あれ?浩平の愚痴じゃないの?
みさき「番外編の間、出演がかわるんだよ」
ほお、で、第一弾が先輩なわけだ。
みさき「そういうこと」
それにしてもほんとに短いな。犯科帳とは思えないぜ。
みさき「ネタがなかったんでしょ」
うっ・・・それを言われるとつらい・・・。
みさき「ちゃんと練りなよ。次回はどうするの?」
ふっ、ふっ、ふっ。
みさき「気持ち悪い・・・・」
次回はCGがありながら、この作品では南より出番の少ない住井だ!
みさき「わたしメインキャラなのに出番すくないんだけど・・・・・」


次回浩平犯科帳 番外編 第二話「住井出世計画」