おでかけ!2 投稿者: 偽善者Z
設定 七瀬エンディング後

七瀬「ちょっと行ってくるわ」
浩平「どこに?」
七瀬「ひみつよ」
浩平「お、おい・・・」
七瀬はドアを開け出ていってしまった。うーん・・・あやしい、ちょっと買い物に行くぐらいなら、あんな思わせぶりな態度はとらないはず・・・・・・・・・・。はっ!?まさかっ!

七瀬「例のものを・・・」
何ともあやしげなバーのカウンターの前に座る七瀬。
店員「どうぞ・・・」
七瀬の前に袋に入れられた白い粉が出される。七瀬は何も言わず、それを受け取る。
店員「姐さん、あれ見せて下さいよ」
七瀬「仕方ないわね・・・それじゃ、準備して」
店員「はい」
七瀬に言われ、再び袋を受け取った店員は袋を開け、中身を全てボールに移す。それに牛乳と卵を入れかき混ぜる。
シャカシャカシャカ・・・・・・。
店員「できました」
七瀬「いくわよ・・・」
ボールを受け取った七瀬は、立ち上がりボールの中身を見つめる。そこには乳白色のドロドロしたものがあり、なんとも言えない香ばしい匂いがする。
七瀬「はっ!」
掛け声とともに、七瀬はそれを豪快にかきこむ。そしてあっという間に食べ尽くしてしまった。
七瀬「なかなかおいしかったわ・・・」
店員「さすがです。こんなたべっぷりができるのは、『ホットケーキは生で食べた方がおいしい気がする連盟』略して『ホト連』でも姐さんだけです」
七瀬「ふっ・・・わたしは七瀬なんだよ・・・・・・」
口の周りをホットケーキの元でべたつかせながら、七瀬はクールに決めた・・・。

浩平「ぐおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!俺も入りてぇぇぇぇぇぇぇーーーーーー!」
実は俺も生で食うのが好きなのだ。この楽しみを七瀬ももっているとは(浩平の想像)・・・さすが七瀬だけのことはある。何とかして俺も入れてもらおうっ!・・・・・。
浩平「よし、追いかけよう」
俺は七瀬の後を追って外に出た。そして、運よく七瀬の姿を見つけその後を追った。
七瀬はしばらく歩くと、何やら怪しげな地下ビルの階段を降りた。
浩平「うーむ・・・これは間違いない・・・・・・・・」
俺はホト連の疑惑を確信しながら、続いて階段を降りた。しかし、降りた先の扉の前にはいかつい男が番をしている。
浩平「くっ・・・さすがだ。機密保持は完璧のようだ」
このまま行っても捕まるに違いない。困った俺は辺りを見回した。
浩平「おっ、あれは」
俺は通気口を見つけた。穴は狭いがなんとか入れそうだ。
ゴソゴソ
俺は通気口の中に入った。中はほこりで一杯だがそんなことは構ってられない。全てはホト連のためだ。
そしてしばらく進むと、俺はホト連どころではない、もの凄いものを見た。
「テキストォ!開イテェ!」
通気口の金網から広がる光景には、鎖につながれ寝そべる外人の男達が、必死に教科書を開いている。
「NO〇Aか!?・・・・・・」
そう、それはまさしくCMで見るのと同じであった。
「あ、あれは!?」
俺はさらにとんでもないものを見た。
「声が小さーい!」
ピシッ!
「アウチッ!」
そこにはなぜか女王様ルックの七瀬がいた・・・・・・手には鞭ならぬ竹刀が握られている。
「もっとはやくぅ!」
ピシッ!
「モ、モウシワケアリマセン!教官!」
なぜか叩かれた男共は、喜びの表情を浮かべているような気がする・・・・・・・・。
夜もこんな格好をするのだろうか・・・・・・。
浩平「家に帰って、ホットケーキでも食うか・・・」
俺は鼻血をたらしながら、もときた道を戻った・・・・・・・・。

数日後・・・・・・。
「ヨクデキマシタッ!」
「いいねぇ」
鍛え上げられ、生徒に最高のほほ笑みを浮かべる講師に、物陰からエールを送る七瀬がいた・・・・・・・。


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