2つの完全版 投稿者: ここにあるよ?
先輩とのデート完全版
その一
ピンポーン
「はいどなたですか?」
「折原というものですが、みさきさんいらしゃいますか?」
「浩平君!今行くから、ちょっと待ってて。」
俺は今日先輩と出かける約束をしたので、先輩を迎えにきている。
「お待たせ浩平君」
「じゃあ行こうか!先輩」
「浩平君なんで出かけようと思ったの?」
「先輩とデートしたかったから、それと…いやなんでもない」
「恥ずかしいけど、嬉しいな」
先輩は、顔を赤くしながら言った。
「ところで浩平君、今日はどこに行くの?」
「今日は先輩の好きなところにいくよ!」
「じゃ海にいきたい」
「春に海か…」
「いやなの?」
「べつに」
「それじゃ行こう浩平君」
「そうだな」
俺達は電車に乗って、海に向かった。
その二
「どうせなら夏にくればよかったね!」
「へ?」
「どこに?」
「海に」
「ああ、そうだな」
「でも…ざんねんだ!」
「え?なんのこと」
「海にきているのに泳げないことと、先輩の水着が見れないこと」
「中に着ているから見せてあげようか〜浩平君」
「いいのか?先輩」
俺はそう言いながらも、内心どきどきしていた。
「じゃ浩平君後ろを向いて目をつぶってて」
「ああわかった」
俺は目をつぶりながら先輩がどんな水着を着ているのか想像していた
スクール水着?ビキニ?というふうにね
「浩平君いいよ!」
俺はすぐに振り向いた
「おー」
と俺は声をだしてしまった
「変かなこの水着」
「似合っているよそのビキニ、みとれてしまうほどにね」
「恥ずかしいから、あまり見ないでね」
先輩ふだんあんなに食べているのにけっこうスタイルいいよな、と俺は思った
「浩平君せっかくだから海で泳ごうよ〜」
「そうしたいんだけどこの季節じゃ風をひいてしまうから
こんどにしよ、ね先輩」
「そうだね」
と先輩は笑顔でいった。
その三
注(すでに先輩は着替えています)
「先輩、浜辺でも歩こうか!」
「うん、そうだね」
ざーざざー(波の音)
「風が気持ちいいね」
「先輩屋上の風とどっちがいい」
「どっちもいい風だよ」
「そうか…」
「浩平君、あのときなんて言いかけたの?」
「あのとき?」
「私が何で出かけようと思ったのって聞いたとき、
なんか言いかけたでしょ」
「あれは、先輩におわびのしるしって言おうと思ってた。」
「おわびって…」
「俺が突然いなくなった日の」
「なんで浩平君あの日いなくなったのか教えてよ!」
「あの日なんでいなくなったのか話すよ、長くなるけどいいかな先輩?」
「うん…」
「俺の家族は、俺が幼
いときに死んでしまったんだ、
それで俺だけが取り残された…その時の自分は、何でみんな俺をおいて、いってしまうんだと思った、そして…せめてみさおがいれば…と思った。」
「みさお?」
「みさおって言うのは俺の妹」
「みさおがいたから、いままでがんばってこれた、みさおがいたから親の死を乗り越えてこれた、けど…そのみさおが亡くなってから、生きることが嫌になった。そして、俺はこの世界が嫌になった、みさおがいるあっちの世界に行きたいと思い始めていた、
そして、永遠の盟約を結んでしまった…」
「遠の盟約って何?」
「永遠の盟約の内容は死んでも一緒にいるよという意味…」
そして色々と考えているうちに俺は大きくなった…そしてこの世界に生きる希望を見つけた…けれど
遅かった…俺はあっちの世界に連れていかれた…
「それで俺は、この世からいなくなった…けれど、誤解はしないでほしい、幼いときにはみさおのいる世界に行きたい!と思っていたけど、行く前と今はそう思わない、それはこの世界に先輩という大事な人を残しては行けないとずっと思っていた、だけど自分の存在が忘れられているのを感じた、そして…あの日俺はあっちの世界に旅立ってしまった。
だけどもどってこれたのは、たぶん俺と先輩の絆が強かったからもどってこれたんだと思う、俺が永遠の盟約を結んでしまったばっかりに…
先輩こんな俺を思っていてくれてありがとう
それとごめんなあのときおいていってしまって…」
「ううんべつにいいよ、浩平君はみさおちゃんじゃなくて私をえらんでくれたから…
でも浩平君の中にはみさおちゃんもいるんだから、もう行きたいなんて考えないでよ!
浩平君」
「ああ」
もう行きたいなんて思わない俺には先輩がいるから…
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みんなでキャンプ完全版
その1
「よし決めたぞ!せっかくの夏休みなんだから、
みんなをさそってキャンプに行くか」
浩平は早速住井に連絡をした。
そして数日後…
「みんな用意はいいか!」
「いいよ」
「いつでも」
「…いいです」
「OK」
「みゅ〜」(いいみたいだな)
「…」(いいのと書いてある)
「いつでもいいぜ」
「それじゃいくぞ」
「俺はみんなを車に乗せ出かけた」
車の中で…
「浩平いつ免許とったの?私しらなかったよ〜」
「ついこの間」
「浩平君でも取れたんだー」
「…先輩…ここで降りる?」
「…冗談だよ」
「ところで先輩今朝なに食ったんだ、急いできたみたいだけど…」
「ご飯…一膳…」
「先輩にしては珍しいな」
「どんぶりで…」
みんな声を合わせて「え〜」
「みんなどうしたの?」
「あいかわらずすごいな先輩…」
「凄いどころじゃないよギネスブックものだよ」
「…すごいです」
「へ〜みさきさんってそんなに食べるんだー」
「…」(すごいの)と書いてある
「みゅ〜すごい」
「すごすぎるわ」
「す、すごすぎる」
先輩の話で驚かないことは、ないんじゃないかと思った。
数分後…
みんな後ろだけでなにかを話し始めたら
運転している俺は暇じゃ〜と心から叫びたかった。
「ひまそうね、浩平」
「ああ」
いつのまにか横には茜がいた。
「…私が話し相手する」
「いいのか、後ろの連中の話にはいらないで〜」
「…はい」
「暇そうだったから」
「そうか…じゃあ頼んでもいいか?」
「…はい」
「なんの話をする?」
「…浩平と長森さんとの出会い」
「俺と長森の出会い?」
「やなの?」
「やだといったら」
「…後ろの話に参加します」
「わかった話すよ」
「物心ついたときからいつも横にいた、どこに行くにもいつも一緒でな
昔からあの口癖のもんやだよも使っていた、いつまでも変わらないやつだよ」
「…そうなの」
「いつも必ず隣にいる幼なじみだな、いなくなったら困るしな」
「…なんで」
「あいつには、朝起こしてもらって、何でもやってもらっているからな
あいつがいなくなかったら誰にやってもらうんだよ、とそれとなんでも
言いたいこともいえるしな」
「…そう」
茜はなんかさびしそうな顔をしていた。
「茜どうしたんだ?」
「何でもないです」
「そうか…」
俺は茜と目的地につくまで話していた。
その2
「みんなついたぞ!さっそくだけど
みんなでカレーを作ろう!!」
みんな「おー」
カレーを作るのでみんなそれぞれ役割を決めた。
分担は茜と柚木はカレーの味を、椎名と澪は材料を洗う、
みさき先輩と住井は皿を洗う、
俺と長森と七瀬で材料の皮をむくという分担だ!
「椎名、澪材料は洗い終わったか?」
「みゅー(終わったらしい)、
終わったの」
「みさき先輩、住井終わったか?」
「終わったよ、終わったぞ」
「俺達も終わったから、あとは頼むぞ!茜とおまけの柚木」
「…わかりました、おまけなんてひどい!けど作業はまかせて」
「俺達は席についてるから」
「…まってててください」
「ああ、わかった」
俺は席に戻ると前から気になっていることを先輩に聞いた…
「みさき先輩は1ヶ月小遣いをいくらもらっているんだ?」
「一万円」
「でそのなかで飯代はいくらぐらいなんだ」
「8千円くらいかな」
「そんなに使っているのか!!」
「使い過ぎだよ」
「…」(もったいないの)
「みゅー」(ハンバーガがいくつ買えるか考えている)
「あいかわらずすごすぎるわ」
「よくそんなに使えるな」
「そんなにすごい?」
みんな「あたりまえだろ」
俺達はまた先輩の話題で盛り上がっていた。
その3
「…みんなできました」
「できたよ!!」
「俺の隣には時計周りに茜、柚木、みさき先輩、椎名、澪
七瀬、住井、長森の順番に座っている。
「茜さん、柚木さんおいしいよこのカレー」
「私もそう思うもん」
「おいしいねこのカレーライス」
「おいしいわ!!」
「みゅー」(おいしいっていっている)
「…」(おいしいのと書いてある)
「我ながら言い味ね茜!」
「…はい」
「…浩平カレーライスおいしい?」
「ああとってもうまいぞ!!」
「…」だまって浩平を見ている
「なんだ茜?」
「…何点ぐらいですか」
「100点」
「何点中?」
「100点中」
「…作ったかいがありました」茜はうれしそうに言った。」
さあみんな寝るか、
俺は住井と同じテントの中で寝た…が俺は眠れなくて外に出ることにした…
その4
俺は川の側にいる茜を見つけた。
「茜もねむれないのか?」
「…はい」
「そうか…」
「…浩平はうらやましいですね…」
「なにが?」
「…幼なじみが近くにいて。」
「そうか?いても口うるさいだけだぞ、あ、そうだったな
茜きずかなくてごめん」
俺は茜の幼なじみが、消えてしまったことを思い出して
本当にすまないと思った。
「・・・浩平!」
「なんだ」
「あの時消えた私の幼なじみも浩平と同じことを思っていたと思いますか?」
「この世界よりも違う世界を求めたところは同じだと思うぞ!」
「・・・そうですか」
茜は悲しそうにいった。
「茜俺は昔永遠にいっしょにいるという盟約を結んでしまったために、
違う世界に連れてかれたんだ、昔のあの約束があの時に果たされるなんて・・・
茜ごめんな」
「…べつに、もどってきてきてくれたからいいです…」
「ありがとう」
「…おわびに今度遊園地に連れていってください。」
「わかった、今度行こうな。」
そういうと茜はにっこり微笑んでくれた。
「浩平ワッフルがあるんだけど食べますか?」
「茜そのワッフルは普通のやつか?」
「…茜ちゃんスペシャルです…」
「茜ちゃんスペシャル??」
「…はい」
「で、茜ちゃんスペシャルの中身は」
「…秘密です」
「とりあえず一個くれ茜」
「…どうぞ」
「いっただきます」
「…いただきます」
ぱくっ
「ひー甘い…いや辛い…もとい甘辛い!!」
「口の中に甘いかんしょくと辛いかんしょくが同時にきて
なんともいえない味だぞこれは!!」
「…浩平おいしいですね!」
「茜よくこれを食べれるな」
「そうですか?」
「まあいいや、明日早いから寝るか!」
「…はい」
「じゃ、おやすみ茜」
「…浩平目をつぶっていてください」
「わかった」
俺は素直に目を閉じた。
頬にマシュマロみないな感覚が…
「茜もしかして頬にキスをした?」
「…迷惑でした?(茜は赤くなりながら言った)」
「いいや、ぜんぜんうれしかったよ」
「…そうですか(茜は嬉しそうだ)」
「…浩平おやすみなさい」
「おやすみ茜」
俺達は互いに自分たちのテントの中に戻った。
その5
「…浩平、朝です起きてください」
「あと3秒寝かしてくれー長森…」
「…3秒たちました」
「わかったよ、素直に起きるよ…
て茜が起こしにきてくれたのか?」
「…はい、長森さんにかわってもらいました。」
「茜着替えるからちょっと待っていてくれ」
俺はさっさと着替えた。
「茜朝食はなんだ?」
「…昨日の残りのカレーライスです。」
「朝からカレーライス!!」
「…嫌ですか」
茜はさみしそうな表情をしている
自分が作ったものだからだろう…たぶん
「朝から気合が入っているなと思ってな」
「…そうですか」
「おなかが空いたから早く行こうぜ茜」
「…はい」
みんなすでに席にいた。
「おっ!やっときた」
俺達は昨日と同じ順番に座った。
「ごちそうさま」
しかし気になることが一つ。
「先輩、朝からすごいな…」
「そう?まだたったの五杯めだから普通だよ」
「普通じゃない」みんな声をそろえていった。
じゃみんな帰るか!
その帰りの車の中で…
後ろは楽しそうだなあ
「…暇ですか浩平」
「あ、茜いつのまに」
「…さっきからいました」
「茜暇だから話し相手になってくれ」
「…最初からそのつもりです。」
「茜ちゃんスペシャルは自分で作ったのか?それともあの店のか?」
「…あの店のです。私だけの特別メニューです。」
「そうか…」
ところで…茜ちゃんスペシャルの中身をおしえてくれ〜」
「…そんなに知りたいの浩平!」
「ああ」
「…しょうがないですね少しだけ教えてあげましょう」
「…カレーのルーとタバスコと砂糖と練乳を使っているここまで教えてあげます」
「どうりで、甘辛いわけだ…」
茜の味覚はだいじょうぶなのかと思った。
「今度あの店に私だけの特別メニューがもう一つ増えるはずです。」
「そうなのか…」
俺は一緒に食べに行こうといわれそうなきがした。
「浩平!」
「は、はい」
「今度一緒に食べに行きましょう」
「あ、ああそのうちな」
俺は茜と楽しく?話しているうちに着いたときには
すでに夜だった。
「みんなまたな」
みんな「また明日ね、バイバイ〜」
「茜!送っていくか?」
「…浩平疲れているみたいだからいいです、気持ちだけもらっておきます…」
「そうか、じゃおやすみ茜」
「…おやすみ」
俺は確かに疲れていたのでさっさと寝ることにした。
-------------感想--------------
いつも読んでくれている皆様ありがとうございます。
「今日は完全版だけなの」
すいません・・・
「感想は?」
よろしくお願いします。
しーどりーふ様
澪ちゃんらしい歌詞だね
スライム様
あいかわらず面白い話だね
「今日はこのくらいでいい」
はい、ごくろうさまです。
では皆様さようなら〜