まえがき
今回のSSは、雀バル雀さまからの許可を得て投稿しています。
前もって、どうも有難うございます。
***
あらすじ
犬神二号と悪魔の少年とA棟巡回員が、タクティクスとかに関係する
よしなし事を書き連ねる、桜玉吉風ダメ人間ギャグ日記SS。
さて、今回のお題は…「タクSS作家オフ会」!乞うご期待!
少年「ねえ、犬」
犬「ん?」
A巡「俺達が何に由来していて、どんなキャラなのか分からないって、
かなり俺達にとっちゃ致命的なメールが届いているんだが」
犬「(mewメールリーダーを開いて)…わ、本当だ」
少年「説明、しておく?」
***
キャラ設定
犬神二号(略・犬)
著者。単位不足と創作意欲の板挟みに悩まされる大学一年生。
精神科医の父を持ち、精神に関する様々な情報の中で育ち、それが
以降のSSの骨子を成している。
現時点で、タクのAVG『月』SS『怠惰』『呟き』『暗殺者』完了。
『ネコ』『小犬』『FARGO』進行中。
趣味は小説創作活動とCD鑑賞(特にYMOとゲームミュージック)。
懐古趣味で無頓着で女に興味のない性格で、クラスからは浮いている。
『小犬』では基本的に爺臭いボケ担当。あと、他の二人へのツッコミ。
悪魔の少年(略・少年)
タクのAVG『月』の重要登場人物。
彼ら『悪魔』と呼ばれる一族は、超能力と変身能力を持ち、「法人宗団
FARGO」によって身柄を拘束され、性交渉による人間への超能力の
移植を強いられている。
彼自身はそんな現状を嫌っており、周囲の人間を利用して反逆を企む。
その一環としてヒロイン・天沢郁未に接触するが、情が移ってしまい、
消去寸前の彼女を救い、逆に反逆の意思ありと判断され、消去される。
犬のSS『暗殺者』では、教主・声の主の実験によって永遠の世界に
飛ばされ、後に娘の未悠の誕生で現実世界に戻ってくる。
表面上は天然ボケ少年を装っているが、心の奥では怜悧な計算と、
人間に対する深い悪意が渦巻いている。
『小犬』では基本的に世間知らずなボケ、及びツッコミ担当。
A棟巡回員(略・A巡)
タクのAVG『月』の脇役。
監禁・強姦・殺人が日常的に繰り返されるFARGOにおいて、彼ら
強姦という任務を帯びていないA棟教団員は、「精練」と称して強姦を
繰り返すBC棟教団員の事を内心軽蔑しきっており、「俺達は奴等とは
違うんだ」という薄っぺらい誇りを持って生きている。
彼自身はスケベで、たまに鹿沼葉子の部屋を覗き見している。女性と
コミュニケーションがとりたいらしく、やけに天沢郁未にからむ。
犬のSS『怠惰』では、閑職の中で毎日を怠惰に過ごし、B棟の高槻が
大嫌いで、巳間の事を馬鹿だと思っている。
仲間だと思っていた少年の消去と、声の主の死を契機に反乱、上層部を
捕捉。FARGO崩壊後、銃刀法違反などにより懲役一年を経て釈放、
前から気になっていた鹿沼と、色々あった後に結ばれる。
下品でスケベだが、根は善良で話好き。
『小犬』では基本的にスケベ親父なボケ、及びツッコミ担当。
犬「以上です」
少年「分かりづらいってば」
A巡「最後の、『小犬』では基本的に、って部分だけでいいだろうが」
犬「それはそうなんだけど、犬のSSと『月』の広告というか…」
少年「欲張りだなあ」
犬「それでは、戦術小犬日記・12/24、スタート!」
******
戦術小犬日記・12/24
***
今日は12/24、クリスマスイブ。
若いカップル達が、幸せそうな笑みを浮かべ、渋谷の街を埋め尽くす。
そんな中で、一人、究極に不幸そうなオーラをギラギラと放ちながら、
渋谷がガメラにでも滅ぼされたような仏頂面で歩いている青年がいた。
デート歴0日を19年間誇っている(注・別に誇ってなんかいない)、
不健全な若きタクSS作家、犬二号(当時)である。
犬「…ちいい…」
犬は今日、最後の大学の授業があり、それがやっと終わったので、
遂に手に入れた自由を満喫しようと思ってやってきたのであったが、
犬(…ギーッ!何故に奴等は幸せで!俺は幸せでないのか!ギーッ!)
苦々しげにそんな事を内心喚いている。
今日は、少年と巡回員と一緒に、実家の金沢に帰る事になっている。
別に、彼女と一緒にラブホテルでイブを祝うなんて風習には興味のない
犬としては、クリスマスを実家で祝うのが一番の幸せだと思ったのだ。
電車が出るのは午後八時。今は午後一時。空き時間がたっぷり出来た。
で、その時間をどう潰すか。その事が、今の犬にとっての問題だった。
すぐに思いついた案:
1・本屋で立ち読みまくり
2・ゲーセンで遊びまくり
3・大学でSS書きまくり
犬(…うーん…3?)
建設的に時間を潰すにはそれが一番だろう。少なくとも、カップルで
むせかえる渋谷の街でうろつくよりは、よっぽど精神衛生上健全だ。
犬(ケッ!あんなケバい山姥ギャルなんか、女なんかじゃねえ!只の
染色体XX保因者だ!バーカバーカ!)
渋谷109を振り返りながら、そう腹の中で思いっ切り毒づく犬。
(実際に口にすると、もてない男の負け犬の遠ぼえにしか聞こえない)
***
京王井の頭線、駒場「白亜の牙城UーTOKIO前線基地」T大前駅。
UーTOKIOとは!
日本全国の、勉強が好きな若き変態達を募り、日本を沈没に導く未来の
悪しき政治家や官僚、社長、学者達を養成する、白亜の牙城。
政治系学生機関と宗教系クラブ(ただしFARGOは除く)の巣食う、
純粋で愚かな若者達の温床。
旧寮取り壊し問題で、旧寮に住む学生と学部の間で、裁判と実力行使が
繰り返される、血と硝煙の臭いなき戦場。
それが、UーTOKIO前線基地、駒場T大である(犬の偏見含む)。
犬は、UーTOKIOに侵入し、今は亡き母の死因を確かめるために…
少年(違うだろ。生きてるじゃないか、君のお母さん)
A巡(Aー12の天沢の奴じゃあるまいし)
犬(…うお!お前ら、いつの間に?)
いきなり背後から、聞き慣れたテレパシーが届いたので驚いた。
少年(ん?今日は、金沢に行くまでは暇だからね。どうやって時間を
潰そうかと思って)
A巡(どうせ、お前の事だから、大学情報教育棟で、SSでも書いてる
だろうな、という話をこいつとしていた所だ)
少年(冷やかしに行こうと思ったら、君がこんな所にいた、って事さ)
行動パターンを、完全に読み切られている犬。
犬(…ま、ご名答、って所かな。今からSSを書こうと思って、ここに
来た訳だ。『FARGO』の続編、少ない頭絞って書くかな)
***
三人、大学に入る。
少年「『FARGO』か…でもあれ、かつての『怠惰』より、はるかに
ストイックで重たいでしょ?あんなの書いてて、またメランコリーとか
ならない?」
犬「ん、まあ、そりゃな」
A巡「たまには、企画の段階から俺達も参加させてくれ」
犬「ほう?…面白い」
こいつらが企画なんて、想像もしていなかった。一体、何だろう。
少年「じゃ、僕からいくね。『僕と郁未と未悠が幸せな家庭を築いて、
ラブラブハッピーなSS』ってのは、どうかな?」
すってーん!
犬「ば、馬鹿もーん!誰が、そんな脊髄反射で書けるような、頭の悪い
SSなんか読むかーっ!」
石畳の上で転んで、頭を押さえながら呻く犬。
A巡「馬鹿か、お前、そんなもんこいつに書ける訳ないだろう?」
犬「…どういう意味だよ」
A巡「彼女いない歴19年」
犬「ぐあぅぅぅ…痛い所を…」
石畳の上で、じたばた悶絶する犬。
A巡「じゃ、俺はこういう企画。『俺と鹿沼が聖なる夜にえっちっちな
事をして楽しむ、すけべSS』!どうよ!」
犬「…お前もかーっ!」
すってーん!
A棟巡回員の足を掴んで、転ばせる犬。
A巡「うわーっ!…何しやがる、犬ーっ!」
犬「情事の経験のない俺様に、そんなエロが書けると思うてかーっ!」
A巡「お前、以前『呟き・6』で書いただろーがーっ!」
犬「あれは駄目ーっ!後で、あまりのつまらなさに後悔したーっ!」
少年「…大声で言う台詞かなあ」
ふと気が付くと、周りで、他の学生達が、「何事だ?」と奇異の視線を
こちらに投げ掛けている。
犬「おっと、いかんいかん。紳士たれ!」
ビシッと元に戻る犬。
A巡「…受けると思ったんだけどなあ…」
よろよろと立ち上がる巡回員。
***
情報教育南棟。
犬「ま、とにかく、ネットを覗いてみるか」
二人「賛成」
一つのパソコン前に、三つの回転椅子で陣取る一同(ルール違反)。
犬は、SSのネタが浮かばない時には、二つの行動を取る。
「りーふ図書館」で、犬をインスパイアするような面白いSSを探す。
もしくは、雀バル雀氏の「SS神社」にお参りにいき、願掛けをする。
前者は多分に即物的な、後者は精神的な動機からであるが、どちらも
犬にとっては欠くべからざる重要な儀式である。
まず、「SS神社」へ行った後(この日は書き込む気分になかった)、
犬は雀バル雀氏の本来のHP、「雀のお宿です!」の掲示板を覗いた。
何気ない行為であったが、ここで犬たちは、面白い情報を目にした。
犬「ん?」
A巡「これは…」
「オフ会を開催します。参加者は、12/24午後五時、JR秋葉原駅
電気街口に集合して下さい(大意)」
少年「…ねえ、犬、オフ会って何なの?」
少年がそう訊いてくる。
犬「確か、ネットでやりとりした相手一同と、現実世界でパーティーの
ような事をするんだったと思う。ま、顔合わせって所かな」
少年「ああ、ネットの上では顔が分からないから」
犬「そうそう。ま、俺は今まで一度も行った事がないから、詳しい事は
よく知らんのだが」
巡回員、しばらく何か考えていたかと思うと、おもむろに手を挙げる。
A巡「…なあ、犬、提案なんだが」
犬「ん?」
A巡「このオフ会に、行ってみるってのはどうだ?」
犬「え?」
少年「あ、それ、いいねえ」
A巡「少なくとも、暇潰しにはなる」
犬「こらこら、暇潰しで行くんじゃないっ!失礼な奴等め」
少年「犬だって、興味はあるんでしょ?」
犬「ん、まあ、そりゃ、な…」
今まで(つまり夏)、犬がこの手のオフ会に出席しなかったのは、
当時、犬が処女作『怠惰』の連載を完結させていなかったからである。
見習い感覚がまだ心の中に残っており、プロのSS作家の皆さんの中に
顔を出す事に、何となく気が引けたのだ。
しかし今では、連載を三つ持っている、戦場で言えば、敵前逃亡はもう
許されなくなっている、普通のSS作家となってしまった。気が引ける
などという理由でオフ会に出ないのは、「初体験が痛いんじゃないか」
とか、「実際の女との生身の付き合いが怖い」とかの理由で、三十路に
なっても童貞でいる男みたいで、格好悪い事この上ない。
犬「…いいですね。行きましょうか」
少年「さんせーい!」
A巡「おいおい、じゃあ、SSは?」
犬「今回はナシ!このオフ会が『小犬』のネタになるしな!」
A巡「…お前こそ、ネタで行くんじゃないっ!お前の方が失礼ーっ!」
カタい事を言う巡回員。
***
再び、京王井の頭線、駒場T大前駅ホーム。
取り敢えず、午後五時、秋葉原に行く事を決定。
犬「いいか、帰りの電車の予定は午後八時だ。それまでには間に合う
ようにスケジュール組む事!」
A巡「じゃあ、午後七時に、その旨を告げて、帰るってのでどうだ?」
少年「さんせーい」
犬「あと、今日はイブだ!何か、クリスマスプレゼント兼貢ぎ物を!」
少年「じゃあ、この前見つけた伝説の飲み物、ドクターペッパーは?」
A巡「…見つけた?マジで?」
少年「うん、西武新宿線、下落合駅の近くで」
犬「定期券で行けるな。よし、それでいこう」
A巡「…ところで、どんな飲み物なんだ?有名だけどよ」
犬「知らない。ネームバリューが凄すぎて、確認するのが怖い!」
A巡「そんな飲み物を献上するなーっ!正気かーっ!」
犬「まあいい!取り敢えず、ネタとしての効果はバッチリだ!」
少年「最悪、責任持って『ドクターペッパー一気飲み』の芸をすれば
いいからね。それでもネタとしては十分だ」
犬「…さりげなく酷い計画立ててるな、お前。まあ、それでいいよ。
覚悟完了!」
A巡「でも、今は二時だろう?大分時間が余るぞ」
犬「ははは、秋葉原はね、トライアミューズメントセンターがある!
あのゲーセンで、初代ダライアスとグラディウス1&2&3&4で、
十分時間を潰せる!あそこまでシューティングの品揃えがいい所は、
そうそう他にはないぞ!」
少年「ていうか、君の趣味が偏りすぎてるだけだと思うけどね」
A巡「だいたいこいつ、ギャルゲーやった事ないしな」
犬「エロゲーも三つ買ったきりだ!もちろん『月』含む!」
少年「他はアリスの、それも偏りの激しい『二律背反』と『悪魔』。
偏りすぎにも程があるよね」
犬「やかましい!人の好き好きだ!」
A巡「ま、お前がそうなら、俺は別のゲーセンで、実写脱衣麻雀か
実写野球拳でも…」
犬「ははは、旦那も十分、エロ親父趣味だと思うぞ」
少年「Aー9とつきあってるんだろう?何でそれで足りない?」
A巡「うるせーな。男の性欲の無方向性さを知らんのか、お前は。
一ついい事を教えてやるが、人間の男はな、セックスアピールの
あるものなら、彼女に限らず、何にでも興奮するんだ。覚えておけ」
少年「ああ、なるほど!だからBC棟の連中はああだったんだ!
勉強になったね」
犬「…ところで、何の話してたんだっけ?」
A巡「さあ…確か、オフ会に関してだったと思うそ」
少年「それにしては、大分脱線してたよねえ」
犬「他人が聞いたら、引くような事ばかり言っていたからな」
実際、我々の周り半径三メートルのホーム、なぜか完全なる空白。
A巡「…ていうか、単なる、人気の少ない時間帯なだけだろうが」
犬「お、的確なツッコミ」
少年(…馬鹿だなあ、こいつら…)
***
JR秋葉原駅、電気街口。
犬「到着うー!」
少年「三ヶ月ぶりだね、ここも」
犬「そうそう、『ウルフファングSS』を買いに行ったきりだ」
少年「…ウルフファングのSS?」
犬「…違う違う、セガサターン版ウルフファングだって。あの、
デコのアーケード横スクロールアクションシューティングの傑作」
この頃のデータイースト社(略・デコ)は、まだ和議申請もして
いなかった、ただのアクの強いアーケードゲーム会社であった。
懐かしい話である。
A巡「大体、狼牙のSSなんて、犬くらいしか書かないってばさ」
犬「現在封印中だ。あまりにもマニア過ぎて、誰も読まない」
少年「そう言えば、犬の高校一年生の時に初めて作った同人誌って、
タイトーのレイストームのSSだったよね」
犬「マニア過ぎて、一部も売れなかったけどね」
A巡「お前ほどの、鉄と火花が大好きなシューティングマニアが、
何でエロゲーなんかに手を出したのか、理解出来ないぜ」
犬「やっぱり、それだけガキだったという事でしょうか」
A巡「?…何でガキだとエロゲーなんだ?」
犬「ガキがポルノに対して、その背徳っぽい臭いに憧れるような感覚、
お前にも分からないか?」
A巡「…ああ…あったかも知れんな、それは」
犬「今では、ポルノに対する背徳感溢れる憧れの感覚はなくなったな。
セックスが気持ちいいだけじゃないって事、何となく知ったからね」
A巡「…こらこら、そんな事を大声で言うんじゃない。皆、引く」
結局、さっきとあまり変わらない与太話になってしまう。
…しかし、これだけ延々と与太話しているにも関わらず、まだ数分しか
経っていない。
少年「…今、何時?」
A巡「午後三時。二時間余ってる」
犬「…んじゃ、午後四時半に、またここに集合って事で、それまでは
各自自由行動ってのでどうだ?」
二人「さんせーい」
一同、とりあえず解散。
***
犬「…で、何でお前ら、ついてくる?」
A巡「いや、何となく」
少年「僕達、秋葉原は疎いからね。君についていけば、まず迷子に
なる事はないだろうから」
犬「そんな事言っても、俺だって不案内だぜ?三度来たっきりだ」
少年「それで十分さ」
犬「むうー…」
結局、パーティーを組んで、秋葉原ダンジョンを探索する三人。
***
トライアミューズメントセンター。
犬「…このっ!死ねっ、鯨!カタいんだよお前はあー!」
少年「…うるさいよ、君」
「ダライアス」筐体に座り、鯨型戦艦グレートシングと戦う犬。
A巡「…ぬお!馬鹿な!ミサイルは回避したはずなのに!」
隣では、巡回員が、同じくタイトーの大昔の傑作3Dシューティング
「ナイトストライカー」筐体で呻いている。
コミック虎の穴(何号店か忘れた)。
犬「…おお!桜玉吉先生の『のんきな父さん』!」
少年「…君もまた、マニアなものが好きなんだねえ」
A巡「虎の穴ではエロ同人誌を買うのが掟だろうが」
『おね』のエロ同人誌を数冊抱えて、そう呟く巡回員。
犬「…こらっ!そんな事言ったら店員さんに失礼!」
A巡「だって、虎の穴の広告ったら、エロい虎娘のイラストだろ?」
犬「ああ、エロ漫画雑誌の裏によく載っているな。でも、わざわざ
そんな事を口にしちゃいけません!」
A巡「ちぇ、おカタいんだから、こいつは…」
どこぞの雀荘(名前覚えてない)。
犬「ロン!ピンフイーペー三色ドラ1!親マーン!一万二千点!」
A巡「嘘ーっ!?」
犬、巡回員と二人打ち。
少年「えーと、何…符計算が…あれ?」
犬が持ってきた麻雀ルールブックを読んで、頭を悩ませている少年。
犬「それ覚えたら、後で三人打ちなー!」
少年「無理だって…役はともかく、符がまだ分からない」
犬「俺やこいつの精神を読めば分かるんじゃないか?」
少年「無理。情報のやり取りと、理解出来るか否かは別問題なんだ。
僕が日本語を習得するのに、どれくらいかかったと思ってるんだ?
他の教団員の思考をなぞってすら、数ヵ月だよ?」
A巡「ああ…そうか、俺達も、英語が理解出来るようになるまで、
数年かかったんだよな」
犬「そうだな。英文だけ与えられても、最初は分からなかったよな」
A巡「そうそう…あ、それロン!トイトイ三暗刻!満貫八千点!」
犬「し、しまったーっ!ボーッとしていて危険牌をーっ!」
不意打ちを喰う犬。
…そして、再びJR秋葉原駅、電気街口横の広場。
犬「午後四時…か。まだ時間があるね」
少年「そうだね」
巡回員「しばらく、買った本で時間を潰すか」
まあ、そんな訳で、犬、『のん父』を。
少年、麻雀のルールブックを。
巡回員、『おね』のエロ同人誌を。
それぞれ読みながら、適当な所に腰掛けていた。
犬「うはははは!これは…うひゃははははは…」
少年「うぐううう…えーと、上がりにはツモとロンがあって…」
A巡「…待て…これは…うわああっ!買わなきゃよかったああっ!」
三者三様。どうやら巡回員の買ったエロ同人誌は、いわゆる『表紙で
騙されて、買ったらドボン』タイプだったみたいである。可哀想に。
A巡「勝手なナレーションを…いやな、俺がツッコミたかったのは
そこじゃなくて…いいから、お前らも読め」
二人「ん?」
我々も読んでみる。
二人「…うわあ…」
どうやら、『おね』キャラを『月』世界に持ってきたタイプらしく、
『おね』キャラがFARGOの男共にえらい事されるという内容で
あった。
犬「これは…読むのが辛いなあ…」
少年「…これじゃ、君も素直に興奮出来ないだろう?」
A巡「ああ…ゴミ箱、どこだ?」
早速、金をドブに捨てている巡回員。
***
さて。
犬「午後四時半…そろそろですな」
電気街口構内に入る我々。
少年「うん…あ!ねえ、犬、あれ、ひょっとして…」
犬「え?」
数人、犬と同じくらいの年代の男性が集まっている。
犬「…あれだな。すみませーん…」
声をかけようとする犬を、巡回員が引き留める。
A巡「…待て、犬。何か、別の集会だったらどうする?間違えたら
かなり恥ずかしいものがあるぞ?」
犬「…ん、それもそうだね…どうやって確かめよう?」
A巡「まずは、身辺チェックだな」
遠巻きに、彼らの持ち物を見てみる。
少年「…あ!タクの買い物袋だよ、犬」
彼らの買い物袋には、確かに『夕焼十一月』の広告が入っていた。
犬「じゃあ、決まりだな。すみませーん…」
A巡「待てって!SS作家じゃなくても、『おタク』(犬の造語。
『おTac』の意であり、Tacticsファンの方々。中には、
同時にKeyファンである『おタッキー』=『おTackey』と
呼ばれる方々もいらっしゃる)である可能性はあるだろう?」
さらに引き留められる犬。
犬「あ…そうか…」
少年「何か、一発で雀バル雀さんだと分かるような符牒はない?」
二人「うーん…」
皆で悩む。
犬「…あ!こういうのはどうか!」
犬、持ってきたノートの裏に、何か書き付ける。
『雀のお宿ご一行様、コチラ↓』
「…おい、あれ…」
「…あ」
向こうの人がこっちに近づいてくる。
「あの、オフ会の方ですか?」
犬「は、はい!」
…ビンゴ。
二人「…やったな、犬。作戦勝ちだ」
犬「ああ」
三人、ニヤリと微笑み合う。
「雀バルさーん?オフ会の方ですよー?」
雀バル雀氏と思われる男性、こちらに気付く。
犬「始めまして。私、犬二号(改めて。当時、犬はこっちのPNを
使っていた)と申します」
雀バル雀氏「ああ、犬二号さん!始めまして」
初めてお目にかかる雀バル雀氏は、極めて普通の二十代前半という
佇まいの方でした。
犬「今まで、色々ご迷惑をかけて、申し訳ありません」
彼のHP『雀のお宿です!』で、色々何かやってしまった覚えが
ある。(例・キャラなりきりチャットでPNを使ってしまった)
雀氏「いいって、いいって」
三人「あ、有難うございますー…」
笑って許して下さった雀バル雀氏。寛大な方でした。
犬「こちらは例の悪魔の少年と、例の覗き見で有名なA棟巡回員」
皆様「…ええっ!?」
皆様、特別ゲストの登場に驚いている。
少年「本名は不明、でいいですね?」
A巡「俺もそうしてもらえると助かりますね…犬、お前、何ちゅー
説明をしてくれるんだ、コラ」
犬「いいじゃないかー、一番分かりやすい表現なんだから」
皆様、呆れて我々を眺めている。
犬「…えーと、では、皆様の名前をお伺いしたいのですが」
神凪了氏「…はい。私は神凪了といいます」
三人「ええっ!あの『アルテミス』のっ!」
三人、いきなりの大物SS作家さんとの未知の遭遇に驚く。
うとんた氏「始めまして。うとんたです」
犬「ああ、うとんたさん!僕の『怠惰』投稿始めの際のメールでの
感想、本当に有難うございます!」
まねき猫氏「まねき猫です、よろしく」
三人「ええっ!あの『雨月物語』と『終わらない日常』のっ!」
まねき猫氏「…『終わらない日常』は妹のケット・シーです」
三人「…え!そうだったんですか?これはまた失礼を…」
りーふ図書館での表記を信じ込んでいたら大失敗だった。
WTTS元締「WTTSです」
犬「…うわーっ!今まで何か滅茶苦茶失礼な事ばかりして、申し訳
御座いませーんっ!」
『刑事版タクSS所轄 〜吠えろ!! SS野郎ども〜』の現在の
管理人、WTTS氏である。犬は、タクSS作家交流の場である
『刑事版』管理人であるWTTS氏の事を、勝手に「元締」と呼んで
いるのであった。
犬としては、ご迷惑をかけまくった記憶ありまくりである。
WTTS元締「いいって、いいって」
三人「有難うございますー…」
何だか、比較的謝ってばかりである。
二人「今までの犬のネット上での振る舞いが、如実に現われてるよね」
犬(…言い返したいけど、何かどんどんそんな気分…)
他の、雀バル雀氏の個人的な付き合いの方々もいらっしゃる。
そして、皆様、やけにポスターやらグッズやら持っていらっしゃる。
A巡「いやー、これが秋葉原の基本装備なのか?」
雀バル雀氏「いやいや、今日は冬コミ一日目ですから」
犬「え!そうだったんですか!」
少年「うわー、じゃあ、これ全部、冬コミの戦利品だったんだ…」
全然知らなかった。東京暮らしのおタクのくせに、大馬鹿者である。
***
雀バル雀氏の案内で、秋葉原名物巡りを開始する我々。
やはり、人気は例の二人である。
神凪了氏「少年、君の一族はどこから来て、どうしてFARGOに
捕まってるんだ?後で、『アルテミス』の題材に使いたいんだけど」
うとんた氏「A棟巡回員、何で通気孔の事を郁未に教えたんだ?」
まねき猫氏「少年、足枷って一体何なんだ?」
WTTS氏「A棟巡回員、精練には参加した事あるか?」
二人「うぐううう…」
質問攻めである。哀れ。
(神凪了さん、うとんたさん、まねき猫さん、WTTSさん、勝手に
台詞に使って申し訳ございません)
とある自動販売機前。
雀バル雀氏「はい!これが名物、『おでんジュース!』」
犬「ぐあ…いきなりゲゲボなネタかあー!」
(注・「ゲゲボ」とは、ファンロード誌用語で、「不味い、不味そう」
という意味。「ゲッと驚き、ゲボッと吐くようなとんでもない不味さ」
というのが語源らしい。ファンロード誌の標語でもある)
缶の中に、熱々のおでんが入っているという代物である。まあ、冷たい
おでんなんて食べたくもないが…誰だ、こんなん考えたの。
雀バル雀氏「冬コミの行列の際に、皆寒いから、これ食って凌ぐんだ」
犬「はあ…すごいっすねー…」
ケバブ屋台、ドネル・ケバブ。
「ケバブ」をご存じない方もいらっしゃると思うので説明。
ドラエモンのポケットのようなパンの中に、野菜とあぶり肉を入れて、
特製ソースをかけて出来上がり。巨大な鶏肉の塊が、縦棒に刺さって
ぐるぐる回っている様はなかなかにインパクトがある。
雀バル雀氏「不味い事で噂の、『野菜のみケバブ』に挑戦の方ー!」
神凪了氏「うわー!俺は嫌だあー!」
犠牲になっていく神凪了氏。遠目で眺めつつ、合掌する我々(酷え)。
犬「…またもゲゲボネタか…」
A巡「後で、この中に何名、ローディスト(ファンロード誌投稿者)の
方がいらっしゃるか、確認してみたら?」
犬「確か雀バル雀さん、かつてのメールで『FRは長い間読んでない』
との事だから、つまり、かつては読んでいた、という事では?」
A巡「…まあ、そういう事なのかなあ」
少年「…ねえ、ゲゲボって何?ローディストって何?ねえねえ」
二人「教えなーい」
少年「えーっ!?ケチーッ!」
犬「…『暗殺者』の未悠の台詞より抜粋、か」
折原浩平のような、真面目に犬のSSなんかを読んで下さる読者さんに
しか訳の分からない謎の台詞を吐く犬。
***
さて、夕方。そろそろ腹が減ってきた。
そんな訳で、コンパと言えばここ、「養老の滝」。
雀バル雀氏「はい!では、冬コミ一日目の打ち上げ会を行いまーす!」
一同「イエーイ!」
生中で乾杯する一同。いいのか犬、19才のくせに。
全体的に和やかな雰囲気での酒盛。
出席者の方A「はい、今日頼まれていた同人ゲーム!」
出席者の方B「はい、こっちも頼まれていた同人誌!」
出席者の方C「おお、いいねえ、この『かのん』本」
全体的に和やかな…
犬(…ま、和やかには違いないだろうけどさ)
少年(ま、これが冬コミのもう一つの顔、祭の後、だね)
A巡(取引は会場で行われているだけって訳じゃないんだな)
こういう場は初めてなので緊張する。初めてのオフ会として、そして
闇取引の場として(人聞き悪いなあ)。
WTTS氏は、どうやら先に帰られたようである。
犬「『アルテミス』、あれが僕がSSを書こうと思ったきっかけです。
今後も期待してますよ」
神凪了氏「いやはや、どうも有難うございます」
なんて話をした記憶があるが、飲んでいたので定かではない。
まねき猫氏「いやー、妹の書いたものと混同されてましてねー…」
犬「そう言えば、タクSS作家の女性人口、どれほどなんでしょうか」
まねき猫氏「さあ、俺もあまり詳しい事は…」
犬「二人か、三人くらいかも知れませんねえ」
まねき猫氏「でしょうねえ」
なんて話をした記憶があるが、定かではない。
犬「ああ、以前はメール、どうも有難うございました」
うとんた氏「いやいや、俺、しばらくSS引退してますからねえ、
最近のSSとか、あまり読んでないんですが」
犬「SSコーナーは相変わらずですね、感じとしては」
なんて話をした記憶があるが(以下略)。
雀バル雀氏「そう言えば、俺も『怠惰』最終話読んでないんですけど、
一体どうなりました?」
A巡「ああ、FARGO潰れて、一年ムショ入って…」
雀バル雀氏「一年?いや、FARGOがアレだから、一年じゃとても
きかんでしょ」
A巡「俺は単に銃刀法に抵触しただけですから。殺しもしてないし。
BC棟の連中や、上層部はやはりそれなりですよ」
なんて話を巡回員がして(略ったら略)
犬「うぬうー…」
少年「あれえー…?」
犬と少年、コップ一杯で酔っぱらう。て言うか、弱過ぎ。
少年「いやあー、犬うー、ビールって、いいねえー…」
犬「ああー…泡の味わいとか、喉越しとかなー…」
A巡「…おい、大丈夫か?」
少年「うーん、大丈夫うー…」
犬「…あれ?なーんか忘れてるような気がするぞー?」
少年「…何だっけ?」
何か、ものすごく大事な事を忘れているような気がする。
A巡「…ゲッ!」
巡回員、時計を見てギョッとした顔になる。
A巡「おいっ!二人とも!」
二人「…なあにー?」
A巡「なあにー、じゃないっ!今、午後七時半だっ!」
二人「それがあー?」
A巡「それああー、じゃないいいっ!お前らっ!新幹線の予定は、
午後八時だったろ!そろそろ出発しないとマズいっ!」
二人「…あ」
アルコールに溶かされていた二人の頭が一気に醒める。
犬「しまったああっ!シンデレラの魔法が解ける時間だああっ!」
A巡「…まだ酔ってやがる、こいつ」
少年「常態でこれだろ?それより、そうだったね。忘れてた」
我々、席を立つ。
少年「ほら、犬、行くよ!」
A巡「立てるか?」
犬「余裕。あ、ちょっとまって、最後に」
犬、近くにあった冬コミブース表を開く。
犬「僕が執筆陣の末席に座らせてもらっている『パソゲー辞典』が、
二日目発売です。Aabー72、J先生(『小犬・11/15』参照)
主催の『UNIT・JACK・UP』というサークルです。当日、僕は
出席出来ないっていうか、今日実家に帰るんですが、よろしく!」
以上、SSで書くには遅すぎた宣伝終わり。
(ただし、今でもネットでJ先生のHPで通販可能。実用的で、ゲーム
業界を目指している犬のような方にはお役に立ちます…多分)
三人「では、お邪魔します」
皆様「お気をつけてー」
和やかなムードの中で、犬達三人、別れる。
***
JR東京駅。
先ほどの和やかさのかけらもない、血走った表情の我々。
犬「うぎゃあー!間に合えーっ!」
ダッシュで上越新幹線のプラットホームに駆け込む。
犬「!見つけたーっ!」
全速力で電車に駆け込む我々。
犬「ふいい…助かったあ…」
指定しておいた椅子で、アルコールとダッシュで乱れた心脈を整える。
少年「いやー、間に合ったねえ」
A巡「おー、そろそろ出発のようだな」
少年「そうか…結局、今回は何の問題もなくいったねえ」
犬「…え?」
犬、なぜか顔が強張る。
二人「…何だ、犬、今の『え?』って?」
犬「確か、出発時間、もっと後のはずなんだが…」
少年「え?じゃ、じゃあ、それはどういう…」
「あのー、すいませーん…」
犬「はい?何ですか?」
何やら、サラリーマンっぽい男性が犬に声をかける。
リーマン「そこ、私の席なんですが…」
犬「え?でも、この番号は確かに私の…」
リーマン「え?…あれ、同じ番号が二つある?」
戸惑う我々。
犬「…ゲッッ!」
二人の切符の席の番号は同じだったが、電車の番号が違っていた。
そして、プラットホームの電工掲示板に表示されている電車の番号は…
サラリーマンの切符の方である!
犬「乗り間違えだっ!間違って、一つ早いのに乗っちまったっ!」
二人「何いーっ!」
犬「失礼しました!おい、降りるぞっ!」
しかし、時既に遅し。
ごとんっ…
犬「し…しまったあーっ!」
既に、電車が動き出していた。
犬「いやあーっ!助けてメーテルうううーっ!」
…ご愁傷さま。
***
後で、途中の駅で、本来の電車に乗り換えましたとさ。
よかったね、犬。今回は天国や地獄やアンドロメダ終着駅に行かなくて
済んだね。
***
JR金沢駅。
A巡「ふいい、やっと着いた…もう、深夜0時だぞ」
犬「そうだねえ…あれ?」
少年「?どうしたんだい」
犬「しまったあーっ!最後の最後で、携帯電話を電車の中に忘れてきて
しまったあーっ!」
どうやら、最後の最後までトラブルを起こさねば気が済まないらしい。
二人「…お・ま・え・はあーっ!」
犬「うぎゃあーっ!」
結局、二人の手によって、どうあっても天国に導かれる犬。
***
続いてもよし。(ちなみに携帯電話は三日後に回収)
******
あとがき
以上、ほぼ全部実話の通りの『小犬・12/24』でした。
重ね重ね、雀バル雀さまには感謝致します。
そして、神凪了さま、うとんたさま、まねき猫さま、WTTSさま、
勝手にお名前を出してしまって済みません。
***
戦術小犬日記・感想編
長かったテストラッシュ期間を終え、SSの感想を書くため、
SSコーナーのログをめくる犬神二号。
…しかし。
犬「あれ?」
五十ものSSを遡ってみる。そう、遡ってみたものの。
犬「…嘘ーっ!?」
昔の、犬が最後に感想を書いたSSが、はるか彼方に消えている。
これでは、一部のSSに返事が出来ない!
少年&A巡「またかーっ!」
何もしていないのに後ろからどつかれる犬。
犬「何でこんな事になっちゃったんだろう?」
頭痛を押さえながら、何とか復帰する犬。
そんな犬に、画面を見ていた少年が声をかける。
少年「…ねえ、犬、この、バレンタインデーって一体何さ?」
犬「はい?」
少年が指さした画面の上には、「バレンタインデー」の文字が燦然と
輝いていた。
A巡「2/14、女が好きな男にチョコをプレゼントする祭だ。俺も
鹿沼にもらったがな」
犬「…ギー!うらやましー!この、彼女持ちがあー!」
少年「で、バレンタインデーのSSが、十くらいあるんだけど」
犬「…え?」
言われて確認してみる。…確かに、それくらいあった。このせいで、
ログの流れがオーバーブーストしたのだろう。
A巡「うはー、こりゃ凄いな…」
犬「…侮れん、聖バレンタインデー!」
マジで驚く我々。
少年「こういう、特殊なイベントを考慮に入れたログ取り作戦を
立てるべきだったね」
他人事のように、しれっといってのける少年。
犬「そーゆー事言うなよー…テストで忙しかったんだからさー…」
と、いう訳ですので(何が?)、現在書きためてあった感想を、
ここで書きます。
あとの感想は、もう少しお待ち下さい。
感想が書けなくなったSSの該当者の方、申し訳ありません。
***
○いちのせみやこさま
>しゅがぁ・べいびぃ(3)
おお、茜登場。待ち続ける女性としての共感、でしょうか。
あと、茜と一緒にいた男は誰かな?(予想・南)
○から丸&からすさま
>The Orphan of Seventh Angel 第一話「莫耶の攻防<前編>」
おお、硬派な戦争小説を読んでいるようだ。
前書きの伏線が非常に気になる所です。人工生命体(?)が、一体
どのようにからんでくるのか、目が離せません。
>The Orphan of Seventh Angel 第二話「莫耶の攻防<後編>」
…確かに、核弾頭並の威力ですね。浩平と南はどうなったのか?
少女は一体何者なのか?(予想・ちびみずか)続き、期待してます。
…しまった、「みさお」だった。
○変身動物ポン太さま
>タクSS作家様応援替え歌
チャットをしないのと、『月』しか書かない事さえ除けば、ほぼ
犬もこの歌のままです。精神の健康によくない生き方だ(苦笑)。
○雀バル雀さま
>「door」 (後編)
いつ読んでも、いいですね、こういう、永遠の世界での、浩平と
ちびみずかの葛藤というのは。『おね』をやった事のない犬も、
このネタをモチーフとしたSSは大好きです。やった事ないから
書けないんですが(よろしくない傾向)。ですから、このSSは
心の奥に響きました。
○WTTS元締め
元締め復活ーっ!雀バル雀さまのオフ会ではお世話になりました。
>なんてったって広瀬
クラリネット=スケッチブックネタにはニヤリとさせられました。
感想、ありがとうございました。
…しかし、感想SSと戦術小犬日記(日記SS)とは別に分けてる
つもりなのですが…(タクSS刑事版を読みながら)
少年「どちらも、サーバに負担かけてるだけのジャンクって事じゃ
同じだろう?」
犬「ええい、うるさいったらうるさーい!俺を呪うなあーっ!」
伏せ字が多いのには気をつけたい所ですが、今回のSSは、その
意味では大冒険でした。YMOファンと元YMO関係者の皆様に
誤解されて、シリアスなクレームが来た場合を考えると、今日も
明日も心配で夜も眠れません。
少年「一部の人にしか通用しないパロディを盛り込もうとするのが
全ての問題の元だよ」
A巡「桜玉吉だなんて、誰が知っている?伏せ字にしたら、もう
誰も分からんぞ(問題発言)」
犬「わーっ!アスキーコミック編集部まで敵に回すなーっ!」
でも、一切伏せ字にしないというのも、また斬新でいいかも。
以上、感想終わり。
***
では、これでしばらく、四月まで大学のパソコンが使えなくなるので、
投稿は一休みさせて頂きます。
テストも終わったし!レポートも書き上げたし!投稿も済んだ!
よーし!今から、思いっきり寝るぞー!
では!
***
以下、J・さいろー先生のHPです。
今回も出てきた『パソゲー辞典』に興味を持たれた方はどうぞ。
第二版を編集中との事です。投稿、お待ちしています。
以上、広報終わり。
↓http://www.din.or.jp/~sairo/Frameset.html