注意 犬二号、只今トランス状態。 *** 真のあらすじ 君は、<ヒト>という事をどう思う? *** ある悪魔の呟き・2 君は、暴力という事をどう思う? ヒトの営為を語る上で、暴力は欠かす事が出来ない (僕も、しょっちゅう殴られてばかりだ) 「私だってそうよ。被害者面しないの」 で、<暴力>という事をどう思う? 「・・・」 その女はこう言った 「怖いわよ。刃向かう術とかないしね、銃相手じゃ」 男の方にも訊いてみた 「ムシャクシャしてる時なんか、誰か蹴り入れさせろって気になるな」 「やっぱ、一発ビンタ入れると、誰でも大抵黙るしな」 「殺しの後は、やっぱり眠れないな。興奮と緊張でね」 「スカッとすらあな、何だかんだ言ったって」 やっぱり予想通りの事を言っている 「組織的暴力こそが、ヒトの持つ最も重大な業だ」 「このカルマがあったから、君らではなくヒトが台頭出来たのさ」 別の反乱分子の一人が、そう言っていた 「ヒトの快と不快は、過剰なくらいセックスと暴力に向いている」 「だから、ヒトは病的に強くなれたし、地上を席捲出来た」 「組織的暴力に刃向かうには、別の組織的暴力か・・・」 「さもなくば、一匹の化け物を用意するしかない」 その口調は、大層憎々しげだった 共感は出来ないでもない しかし、何か違う 本当にそれで合ってるのか? ・・・ 結果的に、ファーゴを滅ぼしたのは、軍隊でも化け物でもなかった 一人の母親思いの女の子、それが滅びの種だったようだ 百数十人もの苦痛と死を生んだ死神が、一人の女の子に倒される 運命なんて、そんなものだ 意味など、ない (続く) *** あとがき 前回言い忘れてましたが、これは「月改」SSです。 それと、あまり大きな声では言えないのですが、リハビリSSです。 少年「何のリハビリだい?」 犬「<月改>を再プレイした」 少年「・・・そりゃ重傷だ」 犬「あと、YMOのCDを一日中聞いていた。思いっきり逆効果だった」 少年「ますます重傷そうだね」 犬「さらに、栗本慎一○が議員になる前、明大教授だった頃の本を色々読んだ」 少年「このSS、というよりは君の人生観を三割くらい支配している本だね」 犬「<料○の鉄人>に呼ばれている場合じゃないのに・・・」 少年「<○理の鉄人>と言えば、君、太田真○郎についても色々言ってたね」 犬「そうだ。ナレーターしている場合じゃない、<海兵月>(昔の有名アニメ)の 成長するスタンドっぽい予知能力少年はどうしたんですか!たったの二回 (厳密には三回)か出てこなかったじゃないですか!彼の成長っぷりが 楽しくて、それだけが目当てで<海兵月>見てたのに!」 少年「ああ、<福音戦士>(昔の有名アニメ)の主人公と外見とか似ている」 犬「そういう表現をするな。碇○ンジほど脆弱じゃない。あれに青臭さと乳臭さと 泥臭さを加え、狡猾さと余裕と度胸のよさを習得させれば○和良になる」 少年「そんなキャラが、君にとってはあのアニメの全てなの?歪んでるなあ」 犬「二回目には命に対する執着と、実戦的な戦術、他人の上手な巻き込み方が プラスされてたんだぞ。驚くべき成長だ」 少年「君、本当に浦○良好きか?ほとんど呪ってるようにしか聞こえないんだが」 犬「何、ヒトとして祝福しているんだ。あれは単なる平和な生徒じゃない。戦場に 比較的簡単に順応して、それでも自分を失わないタイプだ。オールマイティな 強さが、少なくともその可能性があいつにはある!だから好きなのさ」 少年「彼が準レギュラー化していたら、ひょっとしたら正に君好みに成長していた かも知れないね」 犬「そうだよ。だから、映画版<亜○ちゃんの初恋>では、浦和○の復活を確信 したんだ。復活させるとしたら、あれほどツボにはまった桧舞台もなかった からな。だから、その路線でストーリーを予想していたら、見事に大外れ。 ・・・ちょっとごめん、一人で泣かせてもらえるかな・・・」 少年「・・・じゃ、皆さん、お休みなさい」 *** では、皆様、お休みなさいませませ。