再会 投稿者: うとんた
茜シナリオエンディングが流れ始める…茜とのおもひでのCGが次々と表示されては消えていく…
そして、『end』の文字が…

 ふう、やっとこっちの世界に帰ってこれた、だいぶみずかの説得に時間がかかってしまったけど(1年もかけるなよ)、また遊びに来るからなって約束して、ようやくあいつから解放されたぜ。
まあとにかく早速茜に会いに行かないとな。…おっとその前にむじ○くんに寄って、50万借りとかねえと…例のブツがゲット出来ないからな。(注:ご利用は計画的に(笑))
・・・・・・・・
はあ、はあ……俺は全速力で公園まで走ってきた。えっと、茜は…と。
お、いたいた、柚木と一緒だ。なんか話をしてるみたいだ。

柚木「そういえば、あいつどうしてるかな」
茜「あいつ?」
柚木「毎年クリスマスパーティを一緒にやってたよね。あんな奴でもいなくなるとやっぱり寂しくなるわよね」

…あれ、俺あいつらとは一回しかやってなかったと思うけど…?まあいいか。

(中略)
柚木「やっぱりねえ、あいつは噂をすれば現れるようなタイプだと思っていたのよ」

よし来た!ここで格好良く俺様の登場、そして感動の再会シーン。
確か第一声は「ただいま、茜」だったよな、ただいま茜、ただいま茜、ただいま茜……
よし、練習完了!いくぜー!…って、おい!なんか知らない男が2人に近づいていくぞ…あんな奴いたっけ?……あ、茜の前で立ち止まった。

男「ただいま、茜」
茜「おかえりなさい」

ちょっとまてーい、そりゃ俺のセリフだー!何者だお前はー!?

柚木「久しぶりね、アンタいままで何やってたのよ」
男「ごめん、色々あったんだ」
柚木「ほら、茜もなにか言ってやってよ、ずっと待ってたんでしょ?」
茜「いいんです、詩子。だって…こうして…帰って来て…くれた…から(涙)」
男「ごめん、茜…ほら、これで涙ふいて。可愛い顔が台無しだよ」
そう言ってハンカチを茜にわたす男。
柚木「あらら、見せ付けちゃって。お邪魔虫かしら、あたし?」
男「な、何いってんだよ柚木!(真っ赤)」
茜「…詩子、からかわないで下さい(真っ赤)」
柚木「あーあ、妬けちゃうなあ、あたしだけ一人身かあ」
男「柚木だって彼氏つくりゃあいいんじゃないか?ルックスだっていいんだし…」
柚木「うーん、狙ってた男の子はいたんだけどね、茜に取られちゃったから。」
2人「「えっ?」」
柚木「な、なんでもないわよ(真っ赤)、それより、せっかくまたこうして幼馴染3人がそろったんだし
ぱーっとどっかに遊びに行かない?」
男「うん、いいね」
茜「…かまいません」
柚木「よーし決まり!んで、どこに行こうか?」
男「2人の好きな所で良いよ」
茜「山葉堂が良いです…」
男「茜は相変わらず甘いものが好きだね…」

3人はそんな事を話しながら楽しそうに公園を出ていった。後に一人、ぽつんと残された俺。

なんなんだ一体…幼馴染…?……じゃあアイツが茜の言っていた…でもそれなら何で俺はこの世界に…

?「残念だったね、折原君」
俺「ああ…って、のわあ!」
いきなり声をかけられて俺は思わず飛び上がってしまった。
?「あ、ごめんごめん、驚かせちゃったね」
俺「…ん?お前は確か…氷上シュンとか言ったな…」
そう、同じクラブのメンバーだったはずだ。
シュン「覚えててくれてたんだ、うれしいよ」
俺「いつからそこにいたんだ?」
シュン「君が来る前からだよ、悪いとは思いつつ一部始終を見させてもらったよ」
俺「……」
シュン「そんなことより君は知りたい事があるんじゃないかい?」
え…?
シュン「里村さんは君ではなくあの幼馴染の事を考えていたのにどうして自分はこっちの世界に帰ってこれたんだろう?ってね」
俺「お前,何でそんな事を?」
シュン「それはね、僕が君の事を考えてあげていたからさ」
・・・は?
シュン「あの時言ってただろ?出来るだけ君の事を考えていてあげるよって、…流石に一年間ずっと君の事を考えているのはきつかったけどね。きっとそれが実ったんだよ」
おいおい…(汗)
シュン「でもね、また君が永遠の世界に旅立ってしまわないためにも、もっと僕達は親密な関係になる必要があるとは思わないかい?」
俺「全然思わねーよ!」
しかしそんな俺のセリフを無視し、その目に妖しい光をたたえながらにじりよってくる氷上。
俺「ま、まて氷上…」
シュン「さあ折原君!僕と君との輝く季節の為に、心も体も1つになろうじゃないか!(はあと)」
俺「絶対いやだああぁぁーーーーーーーーー!!!」

……俺は再び永遠の世界に旅立った……

ぜー、ぜー、ぜー、……あ、危なかった…(汗)

みずか「あ、おかえり、また来てくれたんだね、それにしても随分と早かったね」
俺「ああ…」
みずか「キャラメルのおまけが欲しくなったの?」
俺「いや…ただ現実が嫌になっただけだ…」


一方その頃、氷上は…
シュン「ふふふふふ、僕はあきらめないからね、折原君」
と、浩平をこっちの世界に戻す策を練っていた……

<続く…(絶対嘘)>

――――――――――――――――――――――――――――――

どーもこんばんは、OneでCGコンプリートすると、『運動場』で主の所をクリックしたら、絶対おまけCGが見れる、と思っていた(馬鹿)、うとんたです。本作を読んでくれた方、どうもありがとうございます。
今回少し補足と、疑問を…

・幼馴染について
結構色んなSS作家さん達が書いていそうな幼馴染です。もしかぶってるネタがありましたら、この場でおわびを言わせてもらいます、すみません。
そういえば幼馴染の名前が分かりませんでした。小説版では『司』となっていましたが(SSにおいてはこれが基本なんでしょうか、良く分かりません、新米なもんで)、結局無名のままで通しました。

・永遠の世界について
本編においてはどちらか片方にしか存在できなくなってますが…まあ行ったり来たりするのもいいかな、と、雰囲気を軽くするためにも。

・山葉堂について
MOON.の『.』も分かりませんでしたが、『山葉堂』の読み方も分かりません…あっ、北一色さんのSSでは『やまはどう』ってなってる…そうなのですか?誰か教えてください。


3作目になっても、まだまだつたない文章ですが、もっと上手くなる様精一杯努力していきますので、これからもよろしくお願いします。
それでは。