「何か」を求めて 投稿者: えいり
人と人との出会いってものは、本当に不思議なものだと思う。

何の縁があって
何の為に知り合うのか

到底予想がつかないもんな。・・・まぁ、予想がついたらそれはそれで嫌だけど。
最近俺が、このような少々真理に迫るような問いかけを自分にするようになったのには訳がある。
そう・・・彼女。

「南く〜ん、一緒に帰ろ!」
「いいけど、里村さん放っておいていいのか?」
「だってぇ、最近茜ったら付き合い悪いんだもん。それとも、今日は茜の邪魔しに行く?」
「そ、そんな野暮な事する訳ないだろっ!!!」
「ほらすぐムキになる〜、ほんと面白いねぇ、明義は」(注:南の下の名前らしい。小説版2巻より)

彼女が初めて俺の通っていた高校に来たのは、確か高校2年の冬だったよな。
いきなり他校の制服を着たまま入ってきたのにはさすがに驚いたが。
どうせ住井とかその辺の奴らが考え出した一時的なイベントにすぎないだろ・・・と思ってたら、違った。
なにしろ、彼女はそれ以降も「自分の意志で」他校に来続けたんだからな。
彼女は、あの折原にさえ引けを取らないような「大物」だったんだよな・・・ちょっと恐いかも。

「今日はどこ行こうか?」
「そうだな、久しぶりにゲーセンでも行こうか」
「おっけー。私は強いわよ〜」

正直言って、最初はあまり彼女の事を良く思わなかったんだよな、俺は。
見るからに騒がしそうで、実際騒がしくて。まぁなにせ折原とやりあえるぐらいだからな。
それが、いつ頃からか妙に気になりだして・・・まぁ、そこら辺は俺自身にもよく分からない。

「あっ、茜と司じゃない。ゲーセンにいるなんて珍しいわね〜」(注:司とは茜の幼馴染ね。これも小説版第2巻より)
「・・・私達だけじゃないです」
「よぉ、南。おっ、柚木もか。なんか奇遇だな」
「げっ、折原、お前達も来てたのか」
「高校の時のクラスメートが揃ったね〜」

折原や里村さんは、初めはどういう感じだったんだろうな。
確か2人とも、高校3年の冬頃に急に進展があったというか・・・まぁ、そんなところだったもんな。
それまでは、単なる幼馴染というか、見ているこっちが苛つくくらいだったのにな。特に折原の場合。


・・・人を好きになることとは何だろう?
誰もが憧れて、かつ恐れる現象。

自分に無い、何かを求めること。
そんな事なんだろうと思う。多分に。


じゃあ、折原や里村さんは何を求めていたんだろうな。
そして、俺自身は・・・何を求めているんだろう。彼女・・・詩子に。

「よし、じゃあ勝負だ」
「へっへ〜、負けないからねぇ」

答えは・・・ゆっくり探していけばいいか。彼女と一緒に、ゆっくりとな。
おっと・・・お前達もな。なぁ、折原、里村さん。

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 ども、えいりデス。
センター試験が明後日に迫っているというに、また書いてしまいまシタ(苦笑)
1週間以上書いてないと、なんか書きたい衝動が大きくなってきてしまうわけデス(爆)
今回は・・・例によって脇役君を出してみましたという事で、南SSでありマス。しかも詩子とくっついてマス(激爆)

 流石に今回は感想パスです。時間的に辛いので。
YOSHIサン、センター試験お互い頑張りましょう♪(´ー`)
それでわ〜。


A q - a - R e a l m (無節操GameReviewとShortStoryのペェヂ。まだまだ基礎工事中)

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