みさき先輩の冬ぐるめ 投稿者: いけだもの
こんばんわ〜、いけだものですぅ。
さて今回は、趣向を変えてショートショートに挑戦してみました。
では、どうぞ〜
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〜 鏡開き 〜

「るんるんる〜ん♪」
ある日の放課後、俺は廊下でスキップをしているみさき先輩を発見した。
「よお、みさき先輩、今日はやけにご機嫌だな。」
「うん、今日は鏡開きだからね。」
鏡開き...
それは、お供えしていた鏡餅を割り、雑煮やお汁粉などにして食べる古式ゆかしき行事である。
「それじゃあ、夕飯は雑煮か?」
「たぶんね。」
「でも餅なんて正月に飽きるほど食べただろ?」
「浩平くんもまだまだだね。鏡餅って、大きくて食べが甲斐があるんだよ。」
「...もしかして、まるごと食べるのか。」


〜 蟹 〜

ある日の昼休み、俺はみさき先輩の大食いを半ばあきれながら眺めていた。
「みさき先輩ってらっきょ以外に苦手な食べ物ってないのか?」
「う〜ん、しいて言えば蟹かな。」
蟹...
それは、1組のはさみと4組の足を持つ、冬が旬とされる甲殻類の節足動物である。
「え?どうしてだ?」
「蟹を食べる時ってみんな無口になるでしょ。」
「確かにそうだな。」
「だから、寂しくなって、美味しく食べられないんだよ。」
「ふ〜ん、じゃあ俺が良いものをやるよ。ほら。」
そう言いながら、片手に収まるくらいの小袋を先輩に渡す。
「ありがとう浩平くん、でも、これ何かな?」
「ぎゅっと握って見てくれ。」
「わかったよ。」
みさき先輩が袋を握る手に力を込めた。
すると...
「わ〜っはっはっはっはっはっ。」
「ひゃ〜っほっほっほっほっほっ。」
その袋がかなり間の抜けた声で笑い始める。
そう、俺がみさき先輩にプレゼントしたのは『笑い袋』だ。
「どうだ、これがあればみんなが無口になっても寂しくないだろ。」
「...冗談...だよね?」


〜 豆まき 〜

ある日の夜、俺の家ではみんなが集まって豆まき大会が行われていた。
「鬼は〜そと〜、福は〜うち〜。」
豆まき...
それは、立春の翌日である『節分』に『福豆』をまいて鬼を払う日本古来の伝統行事である。
ぱくぱくぱくぱく...
「浩平くん、福豆って美味しいね。」
ぱくぱくぱくぱく...
「そうだな...って先輩、福豆は年の数だけ食べるのが良いんだぞ。」
「それじゃあ少ないよ〜。」
「...これは腹をふくらます食べ物じゃないってば。」


・・・・・ おしまい ・・・・・

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はいっ、ど〜もでしたぁ。

みさき先輩と浩平のポケ合い、いかがでしたか?
『蟹』は、たまには浩平にボケてもらうのも良いかなって書いてみました。
またしても『笑い袋』って言うレトロなアイテムを出しちゃったけど、みなさん知ってるかな〜。
「...知りません。」
うをっ!どこからともなくつっこみ茜ちゃんの声がっ!
「...あと、『豆まき』は短すぎです。」
ざくっ!
ぐあっ!...相変わらず痛いトコを突いてくるな。

で、では、今日のお昼の変身動物ポン太さんのまでの感想で〜す。

もももさん
・浩平無用!in 絆 <2>
 ジェットコースターが準光速まで加速したらめちゃくちゃ恐そうですね〜。繭も凄いものを開発するなぁ。
・大海原で遠泳を〜5〜
 それぞれに凄いラストでしたね〜。シュン−長森って新たなラインも生まれたし、一番哀れなのは浩平か南か詩子かっ(笑)!?

ばやんさん
・真希ちゃん感想オンリーは悲しいぞ
 七瀬の相談事は自分にも分かりません(笑)。あと、ホームページへの来店(?)と感想、ありがとうございました〜。

よねぴんさん
・2つの手
 はうはうはう〜。みさき先輩の想いがぐっときますね。目の見えない彼女にとって、手を繋ぐという行為は特別な意味がありそうですし。

YOSHIさん
・はぐれ三匹【恋愛編】乙女チックごーいんぐまいうぇい!〜その2〜
 ああっ、今回も哀れな南っ。やはりこれは南森SSだってことですねぇ(笑)。縄梯子にぶら下がってる広瀬も笑えました。
・はぐれ三匹【恋愛編】乙女チックごーいんぐまいうぇい!
 注射器なんて、お医者さんごっこにしても悪質すぎ〜っ(笑)。でもその実なにを注射されたのだろう?とらわれの身は厳しいねぇ。

変身動物ポン太さん
・激突!! 第二章 (第一話)
 今回の南は強かったですね〜。七瀬と浩平の2人を敵に回して堂々の立ちまわってるしっ。でもやっぱり最後には外道が勝つんだな〜(笑)。
・激突!! 第二章 (第二話)
 やっぱり浩平の外道ぶりは『外道連盟』の目にもとまるほどのものだったんですねぇ(笑)。それはさておき、華穂さんの活躍はあるのかっ!
・激突!! 第二章 (第三話)
 ハンバーガー300万個で○ワイトハウ○を壊滅...これはこれで新手の破壊組織って感じがして良いかも。
・感想SS”感想は溜まる前に書け!”
 う〜ん、タイトルが身にしみますね〜(笑)。レス、ど〜もでしたぁ。

いいんちょさん
・闘えっ!!七瀬改第4話その1
 とりもちにブーブークッションっ!あの場面をよりいっそうパワーアップさせてますねっ!とにかく笑えましたっ!
・闘えっ!!七瀬改第4話その2
 広瀬が暴れないな〜って思ったら失敗作だったんだぁ。ってことは、とりまきも失敗したってことですね。再改造で大笑いな大暴れを期待してますっ。

ニュー偽善者Rさん
・ONE総里見八猫伝大蛇の章 第十一幕
 実体がない敵との戦闘って書くの難しいんじゃないかって思うんですけど、みごとにこなしてますね。あと人の怨念を操る妖怪『狐』、今後も手強い相手になりそうな気配ですね。
・ちびな悩み
 ちびこうへいの気持ち、分かりそうな気がします(笑)。だって恐いんだも〜ん。そうです、自分は既婚者ですっ。たぶんSS作家のなかでは自分だけでしょう。
・緊急募集!なぜなにONE猫スペシャル!
 面白い企画ですねっ。ではっ、とある街で夜な夜な出没しては若い娘を襲う『ケダモノ』と呼ばれる妖怪(ハーレムを作りたいと願う色欲の強い男が、願い半ばにして死に妖怪に変化したもの)として出演希望〜。
 設定としては、人間スタイル←→獣スタイルに変化し、人間スタイルの時はひたすら軟派に、獣スタイルの時は知性も理性もなしって感じでお願いしますっ。
 ストーリーとしては、ヒロインのうちの誰かを襲おうとして、最終的に浩平に豪快にぶった切ってもらえたらOKです〜。
・ONE総里見八猫伝大蛇の章 第十二幕
 ホントに相手(妖怪)の方が、浩平(まとめし者)のことを良く分かってるようですね。水際は恐いっす。特にお盆は気を付けようねっ。

まねき猫さん
・かんそうだよ
 感想ありがとうございましたっ。はいっ、またお相手してください〜。
・雨月物語〜菊花の約〜第一話
 米2俵...みさき先輩この時代でも豪快な食べっぷりですね〜(笑)。原作を知らないんで楽しみに読ませていただきますぅ。

PELSONAさん
・ダイエットは大変だなぁ
 1ヶ月つきあったら浩平は...(笑)。そいつはホントに楽しみにちがいないっ!でも、浩平はそんなに食べれるのかな?
・福引き
 1等が当っていい気になってたら、うわ〜っ、そんな一等はいらないよぉ〜っ。でも浩平だからこそ為せる技かもっ(笑)。
・innocent world 第四話 『再会』
 手に入れた平穏な日々を手放したくないって感じの晴香、まぁ、当たり前といえば当たり前ですけど。でもそう簡単には逃げられないみたいですね。

えいりさん
・恐怖の牛乳
 うむむむむ〜。いくら牛乳が好きでも、牛乳かけご飯は嫌だよ〜。しかも、気絶するほどの味ならなおさらです〜。

よもすえさん
・君の名は?『それは特別な』
 みさき先輩と詩子のからみってのが新鮮でした。みさき先輩のペースにはまって照れてる詩子が可愛かったです。

WILYOUさん
・青空の重さ(1)
 女の子の病院に対して感じる、えもいわれぬ嫌な感覚がリアルに描写されてますね。特に最後のシーンなんかは手に汗握るって感じでした。
・青空の重さ(2)
 なるほどっ!こんな風に浩平が出てくるとは、予想外でしたっ。この台詞からすると女の子は茜でしょうか?とにかく話の展開が上手いですっ!

吉田 樹さん
・伝えたいこと vol.3
 はぁ〜、相変わらずというかホントにぐっとくる話を書かれますよね〜。本当の辛さは分からないと思いつつ(実際そうだと思うけど)、さりげなく協力してあげようとしてる浩平は格好いいですよね。

もうちゃん@(裏)さん
・夢・・・
 もうちゃん@さんがシリアスものをっ!(裏)だからかっ(笑)!?楽しい日常の風景が描かれてますねっ。そしてそこに忍び寄る歪み...期待しないでって言われれも期待しちゃうなぁ。

パルさん
・空色のクレヨン −5−
 浩平の気持ちをくみつつ、感謝の思いを劇にして伝えようなんて、良い考えじゃあないですかっ!澪とえんちゃん、ガンバレよぉ〜。


え〜と、最後にちょこっと宣伝っ!
ウチのHP『ほんわか日和』、先週の土曜日から正式公開いたしましたぁ♪
公開記念SSなど掲載しておりますので、お暇でしたら1度おこしください。
URLは http://village.infoweb.or.jp/~fwiv2654/index.htm です。

じゃあ、まったね〜