「どうして・・・・ひとりぼっちにするんですか・・・どうして・・・・。」
茜は泣き続けた。
雨は浩平のぬくもりを・・・・
涙は暖かな想い出を・・・・
すべて押し流していく。
そして茜の意識も、激流に舞う木の葉のように流されていく。
浩平の記憶が薄らいでいくのがわかる。
このまま、身をまかせよう・・・・そうすればきっと楽になれる
たとえこの先に何があろうとも、流れに逆らうよりはずっと楽・・・・・
「ダメ・・・・ダメ・・・・ダメ!。」
その場に蹲り、頭を抱える。
嫌な考えを振り切ろうと・・・・浩平をつなぎ止めようと必死に浩平との想い出を反芻する。
かつて、そうしたように・・・・。
「うっ・・・・くっ・・・・・・んっ・・・・。」
だが、想い出を反芻する度、浩平の笑顔を思い出す度、心が・・・・体が悲鳴をあげる。
雨は容赦なく茜の体を打ち付ける。
だが、茜は動けなかった。
動けば、それだけで浩平の記憶が消えてしまいそうだった。
ばしゃばしゃばしゃ!!
「茜っ?!ちょっとどうしたのっ?!。」
悲鳴にも似た、詩子の声が上がる。
「茜っ!茜っ!茜っ!!!。」
「・・・・・う・・・・・・・嫌・・・・・嫌ぁ・・・・・。」
「茜ぇ〜っ!!!。」
(つづく)
******************************
あけましておめでと〜ございます。
新年ってことで、新しく連載なんて始めてみましたぁ。
え?わっふる?、あはは・・・・・まぁ同時進行ってことで(^^;;
こっちの方が優先になりそうな気もしないこともないが可能性はあったりなんかしたりして<意味不明
今回のは完璧に茜ストーリーですねぇ・・・・って瑞佳のSS書けって(^^;;
これでもだよもん友の会の会員なんですけどねぇ(苦笑)
いつものことですが・・・・先の展開を考えていません(爆)
なにせ今日投稿の分だって書き始めの時と投稿時では内容がちがってるし(死)
まぁ、なんとかなるか(笑)
ではちょっとだけ感想・・・
>しーどりーふさん
髭ぇぇぇ?・・・嫌すぎるぅ(笑)
>いいんちょさん
やきもちやく瑞佳ってなんか新鮮でいいですね(^^
このまま暴走させちゃってください(笑)
ってこのページってこのふたりだけじゃん(笑)
他の方々、ごめんなさい〜