みさき先輩がさらわれる前の日のこと・・・
「・・・練乳ワッフル1つ・・・」
デパートの雛人形コーナーにて雛人形をじっくり堪能した茜は、帰りに山葉堂へ来ていた。
「申し訳ございません、今日はすべて売り切れましたぁ。」
茜はケースの中を見た。
なるほど、たしかにすべてのワッフルが無くなっている。
「・・・嫌です。」
「あの・・・そう言われましてももう無いのですが・・。」
「・・・今から作ってください。」
「でも、材料も残ってないはずですので・・・。」
ドンッ!!
茜は袋から包みを取り出し、カウンターに置いた。
「・・・材料はここにあります。作ってください。」
練乳だけじゃなく、そんな物も持ち歩いてるのか・・・・茜
「あの〜それならばご自宅でご自分で作られては・・・」
「・・・器具がありません。」
「・・・・。」
「・・・・作ってください。」
「て、店長〜。」
店員は泣きそうになりながら、店の奥へ入って行ってしまった・・・・
「はい、おまたせ。」
「・・・ありがとうございます。」
茜は山葉堂の事務室に通され、店長らしき人から焼きたてのワッフルを受け取った。
「君は、そのワッフルがお気に入りなのかな?。」
「・・・はい、とても美味しいです。」
「そうか・・・それはよかった。実はろくに試食もせずに発売したからちょっと不安だったんだよ。」
店長(らしき人)は頭をぼりぼり掻きながら、ばつが悪そうに言った。
「何故味見しなかったのですか?。」
「いや、私はもちろん何度も試食したさ、だけど他の店員達が何故か試食したがらなくてね・・・。」
「・・・不思議です。」
「それで今、練乳ワッフルの改良型を開発中なんだが、誰も試食してくれなくて困っていたんだよ。
君、よかったらどうかな?。」
「やります。」
即答だった
「よし、じゃあ用意しておくから。明日また来てくれるかな。。」
「はい。」
「あと、もう一人くらい試食してくれる人欲しいな・・・・君の友達で試食してくれそうな人いないかな?ちゃんと味を見てくれそうな娘がいいんだけど。」
「・・・心当たりがあります。」
「じゃあその娘も是非連れてきて。」
「はい。では、明日・・・・・」
(まだつづくよ〜)
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天ノ月紘姫です。
けっこう間が空いてしまいましたね(^^;;
しかしこの話、ちゃんと完結するのかなぁ・・・<不安(^^;;
感想です
ここにあるよ?さん
キムチとカレールーの七瀬スペシャルですか。
どんな味か想像できない(笑)
KOHさん
乗せられてしまう七瀬がなんだからしくていいです(^^)
もうちゃん@さん
なんか茜がかわいいですね〜
それにしても長森はいったい何を作っているのでしょう?
GOMIMUSIさん
すごいです。
私もこんな話書けたらなぁ・・・
がんばってくださいね。
感想書ききれないです(T−T)、ごめんなさい〜
でも、全部読んでますよ(^^;;;