みさき先輩の謎 投稿者: 天ノ月紘姫【DTKNo2
「夕焼け、きれい?。」
「そうだな、今日は85点だ。」
「あ、めずらしくいい点数だね。」

「今日の風はどうだ?、先輩」
「う〜ん・・・・・」

夕暮れの風を浴びようとフェンスに近づくみさき先輩。
だが、突然身を翻し、浩平の背後に回る。

「先輩?」
「あ、動いちゃダメだよ。」
「???」

スコーーーーーン!!!

「ぐあぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・」

浩平の額に何かが激突した・・・・・野球のボールだ。
グラウンドの野球部の誰かが特大のフライを打ち上げたのだろう。
額を押さえうずくまる浩平・・・・・

「どうしたの?浩平君。なにか凄い音がしたけど?」
「うぐぐぐぐ・・・俺を盾にしただろ、先輩!!」
「盾?、何のことかわからないよ。」

平然と答えるみさき先輩。

「じゃあ何で・・・まてよ?」

抗議しようとした浩平だったが、あることに気が付いた。

(目が見えないのに何で球が飛んできたことがわかったんだ???)

「やっぱ偶然なのか?でも俺の後ろに回り込んだし・・・・・でも球が飛んで来るなんてわかるはずが・・・・」

「変な浩平君。」












「図書室はこっちだよ。ついてきて」

先輩が俺の手を取って引っ張る。

「・・・そ、そんなに走って大丈夫か?」
「私、走るの好きだよ」

(・・・しかし、本当に目が見えないような雰囲気はないよな・・・・・・ってどわっ、人がいっぱいいる!!!)

先輩の走る先には生徒10数人がたむろしていた。
このままでは激突間違い無しである。

「先輩!先輩!!、人がいっぱいいるぞ!!、ぶつかるぞ!!!」
「ん?なに?浩平君」
「だからぶつかるって!!!。わっ!!!」

ぶつかる!!。
浩平がそう思った瞬間、みさき先輩は右へ左へ見事なフットワークでたむろしていた生徒すべてをかわした。

(・・・・うそだろ?)

そして、先輩に手を引かれていた浩平はその場の生徒全員と激突した。



「ここだよ」
「・・・・・」

図書館に着いたとき、浩平はもうボロボロだった・・・・・











「送ってくれてありがとう。浩平君。」
「あぁ、またな、先輩。」
「ばいばい。」

みさき先輩が家の中に入るのを見届けると、一つため息をついた。

(・・・・ホントに目が見えないのか?)

そんなことを考えてふと先輩の家の屋根に目をやると、なにか黒い物がたくさんぶらさがっていた。

「・・・・・・・・・・」

隣の家の屋根を見てみるが、そこにはいなかった。


「あぁ〜浩平、こんなところにいたぁ〜」
「・・・・・・」
「何見てるの?浩平・・・・」

無言のまま、先輩の家の屋根を指さす。

「・・・・・コウモリ・・・だよね?」
「あぁ・・・・・」
「コウモリがどうかしたの?」
「なるほどな、と思って・・・・」
「え?」
「いや、何でもない・・・・」
「変な浩平・・・・」



(尻切れだけど)おわり


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(ここでは)はじめまして、天ノ月紘姫ですぅ。
みさき先輩FANの方々、ごめんなさい(土下座)
いやぁ、突然思いついたものでつい・・・・

それにしても皆さん、お話つくるの上手ですねぇ・・・・私なんてへぼへぼ〜(泣)

まぁ、また何か思いついたら投稿しますね<懲りてない(^^;;

http://www.gix.or.jp/~hiro-483/index2.html