バグハグハング 1〜5 投稿者: WILYOU
高槻「くっ、しまった!ゲームディスクONEに傷がぁっ!」
良介「あ、やばいぞ!ONEの世界にバグが出始めている」
高槻「くううぅぅぅぅぅっ!大事に扱ってたのに!」
良介「お前が乱暴に時計なぞ作るからだ!」
高槻「もう遅いわっ!」
良介「開き直るなっ!」

そしてそのころ、こちらとは一線を隔てた向こうの世界「ONE」ではすでにその影響が出始めていた。


1,ディスク外周部に傷がついた場合
それは朝。
カシャァッ!
カーテンの開くいつもの音と共にいつもの長森の声、
しかし、今日はいつもとは違っていた。
「ど、どうしてここで『輝く季節へ』が流れてるんだ?」
「あ、YET11さん・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・
俺達の目の前にスタッフロールが流れ出した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「まだ11月なのに早いね・・」
「くうぅぅっ!このままおわれるかっ!おい長森「絆」を作るぞ!」
「え、どう言う意味?」
「こういうことだ!」
「きゃっ!」

(バフッ)←布団に倒れ込む音

★☆★〜♪

良介「初めてから2分でいきなりこれかい!」


2,ディスク真ん中に傷が着いた場合
『∇⊥∠⌒・・・』
「悪い・・・文字化けして見えない・・・」
『(はぅ〜)』
しかし・・・・
「澪ちゃんだね。よろしく♪」
「どうして先輩にはわかるんだ・・・?」


3,ディスク真ん中に痕(きずあと)がついたとき
千鶴「浩平さん・・・・・・」
浩平「はい?ってどうして千鶴さんがここにっ!」
千鶴「ディスクに痕がついてしまったらしくって」
浩平「いや、俺が聞きたいのはどうして「ここ(食堂のカウンター中)にいるかなんですけど」
千鶴「何か不都合でも?」
浩平「いや、今になってやっとあれの原因が分かった気がします」
俺が後ろを向くと、食堂のテーブルの上に吐血して倒れている生徒数十名
の姿があった。
千鶴「ちょっとレシピみまちがえちゃいました、てへっ☆」
浩平「(くっ、俺も腹が・・)」

その日の夕刊
衝撃!!冬中の劇食中毒!〜某国家の陰謀かテロ集団か〜


4,ディスクにコーヒーをこぼしたとき
☆「浩平!前!」

ズドオウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッン!!

「いったぁ・・・」

☆「浩平!前!」
「なんかさっきも聞いたような・・」

ドフッ
ゴロゴロゴロ ズシャアッ!
浩平は肘鉄を七瀬の体にいれた
「げほっげほっ」

☆「浩平、前!」
「なんなんだいったい?」
ケリッ
ゴロゴロゴロ ズシャアッ!
浩平はけりを七瀬の鳩尾にぶちこんだ。
「つ〜っ!」


☆「前!」
「こんどは何処を蹴ってやるかな・・」
その時、七瀬は心の中でほくそ笑んだ。

ガキシィッ!
七瀬ラリアートが浩平の喉元に決まり、浩平は跳ね上がり、頭から地面に倒れ込む。
「った〜っ!」
「ふっ、何度も同じ手に引っかかるもんですか」
「っててっ、何?とするとお前も何度もこのシーンを?」
「ええ、肘うちに渠打ち、ありがたくいただいたわ」
「そうか、何か変だとは思っていたが・・」
「気付け!」
「にしても何故・・・」
「ディスクにコーヒーがかかって同じとこばかりループするようになったんだもん」
「つまり、何度もこのシーンばかりやれと・・・」
『・・・・・・・・・・・・・・・』
そうして、七瀬と浩平の「早朝バトルマッチ」は幕を開けた。

5,セーブデータをいろいろと間違えたとき

郁美ナナピー「うらぁっ!てめぇ授業中に人の髪ぬいてんじゃね〜よ!」
浩平「だああああああぁっ、すいません!」

郁美ナナピー「あ」
浩平「どうした?」
立ち上がるナナピー
郁美ナナピー「よくみたらイスに画鋲がいくつもはってあったわ」
浩平が見ると、ナナピーのイスは血塗れだった。
郁美ナナピー「日常茶飯事よ」
そうして七瀬いびりは忽然と消えた。

子供「あ!あのドレス来たおねぇちゃんまたあんなとこにいる〜」
こども2「馬鹿みたい〜」
郁美ナナピードッペル「・・・・・・ふっ」

その日の夕刊
驚異!平凡な公園に通り魔か?!

郁美ナナピー「まだかな、あの人・・・」

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う〜ん、「mOON」に「痕」と、読む人を選んでしまってごめんなさい(^^;
なるべくないように気を付けますので。

感想
>下さった方
ありがとうございます
>もももさん
おおっ、南がなんか「いい感じ」になりそうですね(笑)
続きが楽しみです。
>偽善者Zさん
ゆ〜りさん駄目でしたか、ちょっとかなしいです。
あと、声がなかなか気になりますね。

少なくてすいませ〜ん(^^;

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