家族 投稿者: vlad
「一人で勝てないからってお仲間連れてきたのか?」
 おれの前に、三人の男が非友好的な顔付きで立っていた。
 真ん中の奴は顔に絆創膏を貼り付けている。
「ああ、喧嘩に卑怯も何もねえからな」
「別に卑怯だなんて非難してるんじゃねえぜ」
 おれの言葉に、野郎が、ふん、と鼻を鳴らす。
「三人じゃ少ないんじゃないか?」
 おれは、挑発的に、わざと心配そうな顔を作っていった。奴らの顔が歪む。
「試してみようじゃねえか」
 と、いうが早いか、握り拳が迫ってくる。
 左手でさばいて、おれは右手を振った。
 そいつが、捻れるようにふっ飛ぶのを他の二人は呆然と眺めていた。この程度のこと
でびっくりするなよ。おれとやり合おうって男たちが。
 すっかり腰の引けてしまった連中との喧嘩は面白くもなんともなかった。かといって
許してやる気にもならなかったので、適当に叩いて転がしておいた。
「おい、柏木」
 そう、おれの名を呼んだのは、友人だった。小学生の頃から付き合いがある。
 それまでそういう傾向は一切見られなかったおれが、突如、喧嘩に明け暮れるような
男になってしまった後も、態度を変えずに付き合ってくれていた。
「また喧嘩か」
「売られたからな」
 おれは素っ気なくいった。この程度の小さな喧嘩は日常茶飯事で、もはや刺激の欠片
も感じない。
「先生がさ、探してたぜ」
「ん……昨日の喧嘩がバレたかな」
「なんか、お前に電話があったとかいってたな……すぐに職員室に行けよ」
「ああ」
 このところ、職員室というのはあまり足を向けたい場所ではないのだが、仕方がない。
 担任の教師のところに行くと、電話番号らしき数字が書かれたメモ用紙を渡され、
「お前の家の隣の中村さんという人から電話でな、すぐにそこに電話しろ」
「はい」
 中村さんならよく知っている。隣に住んでる世話好きで陽気なおばちゃんだ。皆が眉
をひそめるおれの「変貌」にも、
「喧嘩なんてのは学生の内に思う存分やっとくもんよ、あはははは」
 との、ありがたいお言葉をくれる、おれにとって頭の上がらない人物の一人である。
 まあ……中村さんは、おれが喧嘩に走ってしまう苛立ちの原因を知っているからかも
しれないが。
 中村さんちの電話番号なのだろうとおれは思った。しかし、電話をかけてみると、そ
の先はうちの側にある総合病院だった。

 母さんが倒れたのは突然というわけではなかった。
 以前から、あまり体が丈夫という人ではなかった。しかし、いきなり倒れてしまうと
は……。
 おれが原因であることを、おれは確信した。
 初めは、ほとんど反射的に思ったものだ。
 親父のせいだ!
 と。
 だけど、親父が家からいなくなってからもう一年以上経つ。母さんは、親父がいなく
なったことを寂しがってはいたが、それで体調を崩すことはなかった。
 なんのことはない、おれのせいだ。
 おれが母さんに心配をかけたからだ。
 そりゃそうだ。中学生の息子が週に一辺ぐらいの割合で顔にアザを作って帰ってくる
のだ。心配もするだろう。
 初めは、ほとんど反射的に思ったものだ。
 親父が母さんを支えるのを放棄して行ってしまったからだ!
 と。
 それが違うと悟ったのは、母さんが病室に駆けつけたおれを見て、安らかに微笑んだ
のを見たからだ。
 そして、おれが手を握ってやると、安堵を面上に浮かべて母さんは目をつぶった。
 親父はいない。
 これからは、おれが母さんを支えてやらねばならないのだ。
 それからは、学校が終わると母さんを見舞いに行く日々が続いた。
 おれは、親父へ連絡するのを躊躇った。今回の件で、おれの中で「もう親父の助けは
借りねえ」という思いが大きくなっていた。今更、あの親父に助けを求めるようにこの
ことを報せるのを、おれは躊躇ったのだ。
 親父が現在住んでいる隆山の柏木家の住所と電話番号はわかっている。おれは、直接
話すことができる電話を避けて、手紙で報せることにした。

 母さんが倒れた。けど、命に別状はない。

 ま、この程度の素っ気なさでいいだろう。と、思ったおれは一回ペンを置き、しばら
くしてから、もう一度、ペンを取った。

 心配しないでいい。

 それを書き加えると、おれはその味も素っ気もない手紙をポストに投函した。
 反応はあった。それから数日、おれが学校から帰ると、留守番電話に親父からのメッ
セージが入っていた。母さんのことを心配したその声音が、おれには妙に腹立たしく感
じられた。
「今は、帰れそうにない」
 苦しげなその声に、おれは呟いた。
「いいよ」
 と。
 いいんだ。おれが一人で母さんを支えてみせる。
 おれはパッタリと喧嘩を売るのを止めた。と、いっても、随分と痛めつけた人間が多
いので、その分だけ怨恨も残っている。そういう連中が復讐に来るのが少々煩わしかっ
たが、元はといえば自分でまいた種が芽吹いたものなのだからしょうがない。
 おれは専ら「買い」専門になって喧嘩をせざるを得なかった。
 高校生になると、喧嘩の頻度はガクッと落ちた。さすがに高校生にまでなってわざわ
ざおれのところまで喧嘩を売りに来る人間はごく僅かであった。その連中も幾度となく
負傷してやがて来なくなった。
 おれは高校生活を特に問題なく過ごし、なんとか、あまり高レベルとはいいがたいが、
一応、それなりに名のある大学に入ることができた。
 おれが高校在学中に母さんの体調は大幅に持ち直し、通院の間隔も大きく空くように
なっていた。
 おれは母さんを支えてやろうと必死になっていた。
 だから、母さんが時々、親父がいないことを悲しんでいるのが悲しかった。
「おれがいるじゃないか!」
 恥ずかしい話だが、大真面目な顔でそういったこともある。
「ああ、今日は母さんが病院行くのに付き添わなきゃいけないからダメなんだ」
「母さんが熱出してな、看病しなきゃいけないから、明日はおれパスってことで、わり
ぃ」  
 と、いうような会話を友人と交わしたことも多い。それでとうとう頂いたのが、マザ
コンという称号だ。
 中学生の頃のおれなら派手な喧嘩をやらかしただろうが、その時のおれはそんなに気
にならなかった。マザコンというのは本来、自分の行動を母親の言動で左右される情け
ない状態を指すのだが、友人がそういう意味でいっているのではないというのはわかっ
ていたし、正直な話、おれは母さんの望みはできるだけ聞こうとしていた。
 母さんが「こうしろ」といえば「そうする」つもりだった。
 しかし、万事控え目な母さんはそのような我が儘はいわずに、逆におれのことを気に
かけていた。
 大学生として日々を送っていると、母さんが倒れた。
 今度の発病は今までの比ではない、ということをおれはすぐに悟った。病院に運び込
まれた母さんは何の躊躇いもなく、すぐに緊急治療室へと入れられたのである。
 今度こそ、親父には電話で報せねばならないだろう。と、おれは観念した。
 電話をしたのは夕方だ。
 電話に出たのは、どこかで聞いたことのあるような声だった。
「もしもし、柏木ですが」
「えーっと、東京の柏木耕一ですが。柏木賢治さんはおられますか」
 おれは、あらかじめ考えていた他人行儀なセリフをいった。
「え、耕一か!」
 と、いう声になんとなく覚えがあった。確か、次女の……男みたいな奴だ。梓、とか
いったかな。
 やたらと驚いているのは、おれがいきなり電話をしたからだろう。今まで別れ別れに
なってから八年、全く交渉を絶っていたおれが突然に親父に電話をしてきたのだ。
 親父はまだ会社だと聞いて、おれはほっとした。
「なんだよ、どうしたんだよ」
 相変わらず男みたいな言葉遣いだなあ、などと思う精神的余裕もなく、おれは、母さ
んのことを報せた。
「母さんが倒れたんだ。……今度は……やばいそうだ」
「え、伯母さんが! わ、わかった。すぐに会社に連絡して報せるよ」
「ああ」
 と、呟いて、おれはその言葉をいうかどうか悩んでいた。幾らなんでも突き放し過ぎ
かと思ったからである。
 しかし、おれは結局いった。
「……仕事が忙しいようだったら無理に帰って来なくていいっていっておいてくれ」
「なにいってるんだよ! すぐに報せて、そっちに行ってもらうから」
「そうか……頼む」
 おれは、返事を待たずに電話を切った。後から梓に聞いたのだが、その時のおれの声
には背筋が寒くなったそうだ。
 おれは公衆電話の受話器を置いて、母さんが収容されている治療室の前まで行き、力
無く廊下の椅子に座っていた。
 今でこそ落ち着いているが、母さんの容態が未だかつてないほどに悪いものだと聞い
た時にはこうはいかなかった。
 今から考えれば赤面するしかないが、医者の襟首を掴んで食ってかかり、警備員に取
り押さえられたものだ。
 母さんが病と闘い、そして死ぬまで、おれは何もできずに椅子に座っているだけだっ
た。この時ほど自分の無力を思い知ったことはなかった。
 母さんがすっかりと冷えてしまった頃、顔も忘れかけていた親父が息を切らしてやっ
てきた。
 八年ぶりに顔を合わせたおれは、無言のまま、顔を白布で覆われた母さんの遺体を見
て、事務的に、病名と、母さんの命が尽きた時刻を告げた。
 親父は泣いた。
 既に散々泣いたおれは、妙に落ち着いてその親父を眺めていた。我ながら驚いた。こ
れほどにおれの気持ちが冷めているとは思ってもいなかったのだ。
 親父に実際に会えば、自分の心が冷徹なままでいられるか、自信が無かった。
 しかし、実際に会ってみれば、これが拍子抜けする程に何も感じない。
 まるで、母さんの死と同時に、おれの心が無くなったかのように、おれは無感動であ
った。
 母さんの葬式が終わった後、親父と二人きりになる機会があった。
「あいつには悪いことをした……苦しい時に側にいてやることもできずに……」
 親父がそういった時、今更何をいっているんだ! と、激怒して親父に掴みかかれば、
おれの中にまだ親父が生きている証明だっただろう。
「いいよ……おれが側にいたから」
 だが、おれは素っ気なくそういった。おれの中に親父に対する奇妙な対抗心が生まれ
ていたのに、その時のおれは気付いてはいなかった。
「最期を見取ってやることもできなかった……」
「いいよ……おれが見取ったから」
 そうだ。あんたがいない代わりに、ちゃんとおれがいたんだ。
 よっぽどそういってやりたかったが、おれは黙っていた。できうる限り、おれの方か
ら声をかけたくなかったのだ。
「耕一……隆山の柏木家でおれと暮らさないか?」
 その申し出は、おれにとって意外なものであった。
 母さんが生きている間に、母さんに向かってそういうセリフはいって欲しかった。
「いや……それは……」
 思ってもいなかった申し出に、おれは激しく動揺した。そんな質問に対する答えは、
全く想定していなかった。なんと答えたらいいか、おれは頭を回転させた。
 その方向性が、無意識の内に親父の申し出を断る方角へと進路を取っていた。ああ、
おれはやはり親父と暮らしたくはないのだ。と、しみじみと思った。
 それだけではなかったかもしれない。
 八年一緒に暮らすことによって既に、親父と、四人の従姉妹たちは「家族」になって
しまっている。
 その中へ親父への敵意をみなぎらせたおれが入っていったら、その「家族」を壊して
しまうに違いない。
 母さんが死んだ時に、おれは思ったのだ。
 これで、おれの「家族」は無くなったと。
 もう、おれにとって「家族」というものは無縁の存在だった。
「……いや、もう東京の大学に通っているから……」
 一番無難な理由だった。
「そうか……」
 と、親父はいった。
 親父は母さんの埋葬が済むと、帰って行った。
 それが親父を見た最後だった。
 親父が死んだのを知ったのは、バイトから帰ってきて、留守電を聞いてからだ。
 聞き覚えのある女性の声が、柏木千鶴と名乗って、親父が死んだことを告げていた。
おれは、はっきりいって面倒なので葬式には出たくなかったのだが、千鶴さんがあまり
に、すごい執念で頼み込むので仕方なく隆山にと行った。
 親父のためじゃねえ、千鶴さんたちのために行くんだ。
 と、未練がましく自分にいい聞かせながら。
 別に、葬式に出たからといって、おれにやることは無かった。千鶴さんが用意してく
れた喪服を着て、棺桶の一番側で神妙そうな表情を作って座っていればよかった。
 さすがに、鶴来屋グループの会長の葬式だけに、見るからに会社の重役、といったよ
うな人々が大勢やってきていた。
 ああ、すげえなあ。
 と、おれは他人事のようにその行事を眺めていた。
 おれの隣で千鶴さんがお悔やみの言葉を述べる参列者たちに挨拶をしている。おれは、
千鶴さんに合わせて定期的に頭を下げていた。
「耕一くんか、大きくなったな」
 一人だけ、おれに声をかけてきた人がいた。なんでも、足立さんという鶴来屋グルー
プの名補佐役といわれている人らしい。そういえば会ったことがあるような気もする。
 親父の葬式は滞りなく進んだが、出棺の時になって従姉妹の四姉妹はとうとう押さえ
ていた感情が押さえきれなくなって泣き出してしまった。まず最初に涙を流したのは、
末っ子の初音ちゃんだ。ほとんど同時に三女の楓ちゃんが泣き出し、長女の千鶴さんと
次女の梓は、二人をなだめている内に彼女たち自身もまた涙に身を委ねてしまった。
 参列者の中には貰い泣きをしている人も少なくはなかった。
 かくいうおれも、四人の泣き顔を見て、心を動かされた。しかし、その原因が親父の
死という、ちょっとおれにとっては共感を得られるものではなかったので涙は出てこな
かった。
「さ……みんな」
 おれは、霊柩車が待ってるなあ。という凄まじく不謹慎な理由から、千鶴さんの肩に
優しく手をかけ、なだめ、なんとか親父の遺体に取りすがる彼女を棺桶から離した。
 一度離れると、千鶴さんが率先しておれと同じことをしたので、やがて、他の三人も
涙を流しながらも落ち着きを取り戻し、ようやく出棺の運びとなった。
「さすが賢治さんの息子さんだ」
 と、いう声が聞こえた時、おれは内心、苦笑するしかなかった。
 
 それから、話はあまり現実的でない方向に向かっていく。
 結果として、どうなったかというと、おれは鬼になってしまった。全く、わけのわか
らん人生になっちまったなあ。
 鬼といっても普段は外見は人間そのものだ。とりあえずハンターに追われる心配は無
い。
 その過程で、親父が柏木家に流れる鬼の血に苦しみ、おれと母さんをそれに巻き込ま
ないためにおれたちの元を去ったのだと千鶴さんに告げられた。
 そう簡単におれの、親父に対する感情は修復されたわけではなかったが、親父の墓参
りに行ったら、不思議と穏やかな気分になれた。ゆっくりとだが、おれの気持ちも前進
はしているらしい。
 なんといっても実際に鬼の血とやらに苦しまされた経験が、親父に対する理解の大き
な助けになっていた。ま、もうしばらくはひねくれた息子のまんまだろうけど、気長に
待っててくれよ。
 情けない話だが、その事件後、数日しておれは倒れた。
 なんか大流行しているインフルエンザに思いっきりかかってしまったらしい。
「酔っ払って雨の中で踊るからだよ」
 と、梓がいうのだが、全くそういう馬鹿なことをした覚えはない。
 と、いうわけで、おれは寝込んでいた。しかし、四姉妹が入れ替わり立ち替わり看病
をしてくれるので満更でもなかった。
 なんか、前にもこんなことあったなあ。と、思いながら眠りに落ちると夢を見た。
 高校生の頃だったか、一度寝込んだことがある。あの時は、ただの風邪だったが、大
事をとって一日休んだ。
 傍らに寄り添った母さんがひんやりとした塗れタオルを額に乗せてくれるのが心地よ
かった。
 おぼろげにその時のことを夢に見た。
 ひんやりとした額への感触で、おれは目を覚ました。
「あ、目を覚ましてしまいましたか」
 おれの枕元にいたのは千鶴さんだった。彼女が濡らしたタオルを額に置いてくれたよ
うだ。
「よく寝たな。今何時?」
 そういいながら上半身を起こすと、部屋には千鶴さんだけではなく、梓と楓ちゃんと
初音ちゃんもいて、四姉妹が勢揃いしていた。
 むう、美人四姉妹に揃って看病されるとは、男冥利に尽きるなあ。
 あの時、目を覚ました時に、そこに母さんがいた時によく似た、安らいだ気分になっ
た。
「遠慮しないで下さいね、私たちはもう家族なんですから」
 いつか、千鶴さんがおれにいったことがある。
「遠慮すんなよ、家族みたいなもんだろ」
 梓にもいわれた。
「……耕一さんのこと、家族だと思ってます」
 楓ちゃんもいった。
「私、お兄ちゃんのこと、本当のお兄ちゃんみたいに思ってるから」
 初音ちゃんもいった。
 あの時、もう無くしてしまったと思っていたのにな。
 あの時、これからは一人で生きていくと決意したはずなのにな。
 おれには今、「家族」がいて、一緒に生きていこうと思っている。
「あの……」
 と、おれにはその声が母さんのそれに聞こえた。
「なんだい、母さん」
 おれは、いつもしていたように、微笑んでいった。おれが母さんと呼んだ人が千鶴さ
んだと気付くまでにやや時間がかかった。
「あ、千鶴さん……」
 おれは、恥ずかしさに頭を掻いた。よりにもよってみんながいるところでとんでもな
いことをいってしまった。
「……」
 千鶴さんは顔を赤くして俯いてしまっている。
「いや、あの……すいません、ちょっと間違えちゃって」
「間違えられる歳だってことだな」
 梓だ。
 余計なことをいうんじゃないっ!
「梓っ!」
 と、千鶴さんが怒るのにも梓は動ぜずに「あはは」と笑っている。見てみれば、楓ち
ゃんと初音ちゃんもクスクス笑っている。
「耕一さん」
「は、はい」
「そんな歳に見えますかぁ」
「いや、そういう意味ではなくてですね。母親のように包容力があるという意味でして
……」
 しどろもどろにいい訳をしながらおれはつくづく「家族」がいることに感謝した。

                                    終

          どうもvladです。いつか書こうと思って
          いた耕一の母親のお話です。なにしろ、賢治
          氏以上にどういう人物だったのかわからない
          人なので、色々と困りましたが、控え目で、
          包容力のある人だったのだろうと想定して書
          きました。なお「耕一の過去」という自分の
          以前の作品と同じ流れを組む作品ですので、
          よろしかったらそちらもどうぞ。

     久々野 彰さん
     UMAさん
     くまさん
     感想ありがとうございました。

     くまさんへ そういえばトカレフには「黒星」と呼ばれる種類があることを
           聞いたことがあります。よし、使おう。情報提供、ありがとう
           ございました。 

 それではまた……。