なぜか生徒会室の中でフィギュアスケートをしながら月島さんは言った。 「ふはははははは。君にこの華麗なターンができるかな」 「くっ」 「無駄だよ。あきらめて大人しくするんだね」 「そうは行くかっ。僕にだって必殺のターンがあるっ」 「ほほお」 楽しそうに細い目をさらに細める月島さん。 「そりゃあ、是非とも見せてもらわないとな」 「くっ。やるだけやってやるっ」 僕は大声で叫んだ。 「行くぞっ、クライフターンっ」 「ってそりゃサッカーだろうがっ」 「ならばモンキーターン」 「競艇だっつーのっ」 「んじゃインメルマンターン」 「お前は戦闘機乗りかっ」 「東郷ターン」 「日本海海戦っ」http://www1.kcn.ne.jp/~typezero/rdindex.html