沙織「ねぇ、祐クン」 祐介「え? なに?」 沙織「実は、前から気になっているんだけど……」 祐介「ウン」 沙織「祐クンと長瀬先生、親戚だけど似てないよね」 祐介「はい?」 沙織「だってさ、祐クンはどっちかというと丸顔でしょ。でも、長瀬先生は、その、つまり、 かなり顔が長い、よね」 祐介「…………」 沙織「長瀬先生だけじゃなくて、県警の刑事さんやってる叔父さんも、う……長い顔だよね」 祐介「…………」 沙織「どっかの研究所で開発やっているひとも、執事やっているひとも、やっぱりうま……す ごく長いよね、顔が」 祐介「…………」 沙織「でも、祐クンの顔は違うんだよね。わたし、うまづ……長い顔が長瀬一族の特徴なんだ と思ってたんだけど……」 祐介「…………」 沙織「……べ、別に祐クンが馬面……コホン、長い顔でないのがおかしいって言ってる訳じゃ ないのよ」 祐介「…………」 沙織「……母親似かも、しれないし……」 祐介「…………」 沙織「……祐クン?」 祐介「……フッ」 沙織「……?」 祐介「フッフッフッフッ」 沙織「ゆ、祐クン」 祐介「流石だよ、沙織ちゃん」 ゆっくりと顔を上げる祐介。 普段の彼からは想像もつかないほど鋭い眼光が沙織を射すくめる。 沙織「あ、そ、その」 祐介「よく気付いたね、そのことに。そう、長瀬一族の秘密に」 沙織「ゆ、ゆう……くん」 祐介「知られたからには仕方ない。もう隠す意味はないね……」 沙織「ひぃっ」 祐介が己の顎を掴む。何かを引きはがす音とともに、その顔がめくれていく。 沙織「あ、あ、ああああ」 その下から現れたのは……。 沙織「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 息抜きその4です。 「判断材料は目だけかいっ!!」とツッコミを下さった久々野さん。これが回答です(笑)。 まいどまいど感想ありがとうございます。 UMAさん これだけ感想を書き続けていらっしゃるのにはひたすら感服します。 わたしは読み終わるや否やほとんど速攻で削除してしまうので、後々感想が書けないんで すよ。保存するのは本当に気に入った作品くらいで……。 だから、たまに「あの作品を読み返したい」と思った時には図書館は重宝します。 まさたさん、ありがとうございます(宣伝、宣伝)。 久々野 彰さん >「――本当にそう思っているのかな?」 > でした(主語や意味はそっちで深読みして下さい(オイ))。 ふ、深読みですか。「深読み大王」の久々野さん(勝手に名づけるなよ>私)を相手に回 して、深読みしなきゃならんのですか。 きっと、相当深い意味があるのでしょうね。例えば主語は「沙織」で意味は「確かに長瀬 一族は馬面だが、実は作品が新しくなるにしたがってあの一族はエラが張ってくるという 無視できない特徴も兼ね備えている」といったような……。 あと一つ。わたしにとっての久々野さんの代表作はずばり 「デンパマン」 これです。これしかありません。これこそ、わたしがこのコーナーを読み、図書館を利用 するようになった最初の理由であり、最大の根拠であります。 ギャラさん > で、「疑問」ですが。あ、ほら、柳川とかってツリ目じゃないですか。梓は爺さま >似なんですよ、きっと(笑) だけど、耕一はタレ目(笑)。 つまりタレ目の血筋は婆さまの方なんですね。 爺さま(鬼)の血(目つき)を受け継いだのは柳川と梓だけだった。 鬼の血を打ち消す人間の遺伝の力、恐るべし(笑)。 アクシズさん >「ならば3号! 力と技の風車が回るッ!!」 父よ〜、母よ〜、で〜すと〜ろ〜ん〜〜 ……ちょっと違う気がする。 ここで「逆襲の志保」について感想 よくあそこまでパロったもんですね。 下水に流されていく理緒ちゃんに哀切の涙と浪花節と津軽の雪とを贈ります。 AEさん いつもいつも長い感想、ありがとうございます。 >私がいつか書きたいと思っていて、書けないもの・・・それは、「怒るマルチ」。 >シーンとしてのネタはあるんですが、シチュエイションが浮かびません。 わたしは逆にシーンを描くのを避けました。 書く力がなかったので。 本当は二人が恥も外聞もなく喧嘩するシーンをみっともなく描きたかったのに……。 それができないから、わたしは何度も何度も同じ話を書いています。 皆様の作品に対する感想もいろいろ書くべきなのでしょうがとてもその力はありません。 ただ、いつも楽しく読ませていただいてます。 R/D