そんな感じにミスキャスト〜TH編〜 投稿者:Rune


『そんな感じにミスキャスト〜TH編〜』
・・・・・・
・・・

テロップ(笑)『ケース1:神岸あかりの場合』

 主人公、目をさます。
「ひーろーゆーきー、ちゃーーーーん」
「げっっっっっ!?!? もうこんな時間か!?」
 慌てる主人公。跳ね起きて、階下に駆け下りる。玄関のドアの鍵を開ける。
 がちゃり、と開くドア。
「おはよう、浩之ちゃん」
 そう言いつつ、セバスチャンが入ってくる。
「何でだっっ」
「細かいことは気にしない気にしない。ほら、遅刻しそうなんじゃなかったっけ?」
「……はっ。そういえば! お前、先行ってていいぜ? オレ、走って後から追いかけるから」
「いい。待ってる」
「……そうか? じゃあ、5分待ってろ」
 慌ただしい朝の準備。トーストをくわえて戻ってきた浩之の目に布団が飛び込んでくる。
「……布団? 玄関なのに」
 勿論、枕は、ふ・た・つ。
 そして、そこに上半身を露わにして待つ彼の姿が。口にはバラをくわえている。
「さあ、まずは食後の運動をば」
「俺は食ってねえ!」
「もう、浩之ちゃんたら、い・け・ず。とにかく、軽く汗を流しましょ」
「嫌だぁぁぁぁぁぁ!」
 そして流れ出す『新しい予感』。なおも、喚く声や、悲鳴がそれを圧して微かに聴き取
れるが、ヴォリュームが上がる。
<選択肢無視ぶっちぎりでバッドエンド>
 終わった後に、セバスチャンが登場。
「どうしたんですか? そんなに暗い顔をして。私には、見えます。みんなが祝福して、
道を開けてくれる光景が。その中央で微笑んでいる、あなたが。そして、私も……」

テロップ『ケース2:姫川琴音の場合』

「もう……私に構わないで下さいっ!」
 きらりと涙を振り払って走り去ろうとする琴音の手を掴む主人公。
「待って! もう一回チャンスをって……あれ」
 何故か、琴音の身長が自分より高いことに気づく。
 ゆっっっっっっくりと振り向く前に、何となく掴んでいた袖を離す。
 ……………………
 セバスチャンて、結構セーラー服も似合いそうだと思いません?(同意を求める奴)
 そういえば、前回もセーラー服だったかも知れない。描写はしてませんが。
 お好みの姿にしておいて下さい。ただし、髪型はお下げです。システム上、これだけは
どうしても譲れません。
(全然琴音の話が出てないな、と思いつつ『新しい予感』)

テロップ『ケース3:彼女な場合』

 彼女が、現れる。その神社に。
「坂下……」
 そう、主人公の後輩と、彼女は今から、互いの主張を確かめるために。今から野試合を
始めるのだ。
「って、待てぃ。」
 やっぱりセバスチャンだった……
 ……って、あれ?
「何がよ。誰がよ」
 首を傾げる好恵。セーラー服だ。何故? 空手着でも何でも着て来いよ。
「そこの外野、うるさい」
 電刃波動拳が炸裂する(UMAさん、ごめんなさい)。
 何はともあれ、好恵は本物である。意表を突いて、うっそぴょんとか言ったりはしない。
 そういうのは結構好きだが。
「せ、センパイ? 宮本武蔵は……」
 ぴしり。浩之の体が石化する。傍らの彼の後輩は、少し声が野太くないか?
 そういえば、身長もやけに……
 頬にさりげなく貼られたバンドエイドがなかなかぷりちぃなセバスチャンが、前に出る。
「何はともあれ、決着をつけましょう! 好恵さん!」
「望むところよ! さあ、かかってきなさい、葵!」
「気づけよ坂下ぁぁぁぁぁ!」
 二人に喚く浩之の突っ込みは全く耳に届いていないようだ。
「……ま、しょうがないわね。武闘家っていうのは、拳と拳でしか語り合うことのできな
い、不器用な生き物だから」
「そーゆー問題か?」
 呻く浩之。いつの間にか、登場シーンを逸してしまった寺女の制服な彼女の、涼しげな
声音に彼らを、見守る。
「暇ねー。いちゃいちゃでもする?」
 そんな彼女の声に、彼は、戦慄した。
 ゆっくりと、ゆっくりと。傍らの存在を見上げる。
 そ こ に は 
<THE END>
 しばらくして、その後に付け足される?マーク。
 そう! 闘いは、未だ始まったばかりなのだ!

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 薔薇ネタ? 何それ。僕子供だから理解んなーい!
 というよく理解んないネタはおいといて、Runeでございます。
 最近、自分あてのメールが多くなって非常に嬉しいこの頃。返事、書いてます。気長に
待ってやって下さい。お願いいたします。で、感想の方はなかなか書けません。ああっ、
この傍らのレポート6つさえなければぁぁぁぁぁ!

 さて、予告と違いますね(笑)。実は、ちょっとした理由で、『償』はもう少し後にな
りそうです。個人的な我が儘をある方にお願いしているので、それを待たないと。まあ、
どうせ、自分のですから、大した話ではないんですけど。
(あ。見てらっしゃいますか? 「気にイラン、むかつくぅ!」って場合やそれに準ずる
ようなことを思われているんでしたら連絡下さいぃ。以上、業務事項。笑)

 多分、次はLのまとめ、訂正、解説ってことになると思います。
 え? いらない?
 そんな無駄なものに掲示板のスペースを割くな?
 あううう。でも、訂正はきちんとしないと、責任という意味でまずいですから。

 この話の解説はどうでもいいんですがね(笑)。することないし。あ。ケース3は自分
なりの楽しみ方を一つ含んでいます。
 登場人物を全てセバスチャンに変える、です。台詞そのまんまでも爆笑すること請け合
い。是非一度お試しあれ。多分、このTH編はまた気が向いたら書くでしょう(笑)。
 THで、一番いじりがいのあるキャラってセバスチャンですからね(笑)。

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 以下、感想&お返事です。

久々野彰さま:
 キャラクター総評、拝見しました。ひねくれてますね(笑)。特に、梓のあたりが(笑)。
 祐介に関しては、自分も(かなり嫌な話ですが)親近感を覚えざるを得ません。高校生
の頃の自分をまざまざと思い出させられて、一番シンクロしたキャラです。性格的には、
むしろ浩之の方に近いんですが。優しくないけどね(笑)。耕一は一番印象の低いキャラ
です。痕に関しては、自分は主人公よりも楓ちゃんと千鶴さんに注目しています。えっ、
『Runeよ、お前もか!』?(笑) 運命云々という言い方をしてらっしゃいますが、
自分は単純にストーリーという点で梓の魅力が活かしきれていないだけだと考えています。
 あれはあれでいい話ですけど、『彼』の話がちらついていたせいで、ヒロインたる彼女
の存在がすこしぼやけ気味になっている、というのがネックかな。実は、『未開発』って
単語にかなりそそられるタイプでしょう?(笑) 他人があまりやらなさそうなことを、
一生懸命探すタイプ。葵ちゃんが好き、っていうのも、実はその辺りなんじゃないかと。
 お気に触ったらごめんなさい。自分はそんな感じを受けたよ、というだけです。
 問題発言が多いとのことでしたが、そういったことをバネに伸びる方もいらっしゃるこ
とですし、不用意に他人に斬りつけるような、誰にも納得のいかないものでない限りは、
自分はそういう姿勢を応援したいと思います。実は、結構勇気がいると思うんですよ。
 こういった掲示板で、堂々と書くのって。メールでなしに他人の目に晒す訳ですから、
批評に対する批評も甘んじて受けるという姿勢だと自分は受け取っております。
>また会えたらいいね。
 はい。お戻りになられる日を待ってますよぅ。
 見てはいらっしゃらないでしょうが、無事に一年をお過ごしになられますよう。

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 では、Lのまとめでお会いしましょう……ログを駆ける方は(笑)L6で。
 それではっ!