『たっちゃんとゆうくんDX』 投稿者:M10
 以前、智波さんのHPで久々野氏のこんなネタがありました・・・。
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  1998年08月28日、『瑞穂の立場』の前振り部分より一部抜粋


『たっちゃんとゆうくん』


「「ども〜『冷やしデンパ始めました』で〜す」」
「どうも、『冷デン』の月島拓也です」
「同じくオノデンの長瀬祐介です」
「って、いきなり違うやん」
「未来を運んでます」
「嘘つけ」
「デンパの世界を駆けめぐり〜♪」
「ちょっと待てぃ」
「ところで月島さん」
「何だい、祐君」
「月島さんはどうして、瑠璃子ちゃんを襲ったんですか?」
「お、いきなりだね〜」
「『雫』の命題ですからね、僕も新聞ぐらい読みますよ」
「新聞には載ってないって」
「「私の推薦する図書」で佐々木主浩が書いてました」
「書かないって。第一彼は野球選手だろうが・・・」
「え・・・野球選手なんだ・・・」
「おいおい・・・今、一番有名な野球選手だろうが『大魔神』って渾名で・・・」
「そうなんですか」
「横浜の抑えのエースで去年は遂に負けがつかなくて、たまに打たれると『大魔神、打
たれる』ってそりりゃもう一面扱いになるぐらいの人なんだ」
「あ、僕も知ってます。エロ頁にデカデカと『大魔神、悶える』」
「悶えてどうするんだいっ!。『大魔神、打たれる』だよっ!!」
「あんなデカイのに・・・」
「人間だよ、渾名っ!!」
「ヤクザ?」
「野球選手っ!!」
「じゃあ、死んじゃったんだ・・・南無阿弥陀仏・・・」
「死なないって。野球の話だよ、野球のっ!!」
「それでですね・・・」
「いきなり話を戻すなよ」
「なんでやねん」
「終わってどうするっ!!」
「チャンチャン」
「「チャンチャン」って擬音喋ってどうするんだいっ!!」
「めでたし、めでたし」
「日本昔話かよっ!!。話、戻せよ」
「同じくオノデンの長瀬祐介です」
「そこまで戻ってどうするっ!!。会話しろよ、会話っ!!」
「社では営業を努めさせていただいてます」
「さっきと話が違うじゃないかよっ!!。しかも普通に流すなって!!」
「そりゃそうですよ。過度のシスコンって設定だけじゃあおてんと様に申し訳が立たな
いじゃないですか」
「って、どうしてさっきの続きに戻れるんだよ、唐突にっ!!」
「営業は新人にとっては辛く、厳しい道でありまして・・・」
「だからそっちの話はもういいって!」
「私はその時、思ったものです。『若いときの苦労は買ってでもしろ』と」
「何、悟ってるんだよ、しかも経験談かよ。第一、その話はもういいって・・・Lea
fSSなんだからLeafの話をし給えっ!!」
「僕が・・・瑠璃子さんとした、あの夏の夜の体育倉庫での事・・・」
「うんうん・・・」
「瑠璃子さんは西洋人形で、僕は妄想小僧だった」
「お、比喩かい」
「飲もう飲もう」
「コマーシャルネタ禁止っ!!」
「男のお人形遊びって、どうして下着、見るんだろう?」
「・・・・知らないよ」
「新城さんは、どうしても濡れた下着が気持ち悪いって言うから仕方なく・・・」
「瑠璃子の話じゃないのかっ!!」
「その世界は僕と太田さんしかいなくて・・・」
「って、また飛ぶんかい。しかも瑞穂君飛ばして、オマケシナリオかいっ!!」
「その金網の穴は、委員長が開けたもので・・・」
「その話は駄目っ!!」
「そのパンツの穴の主演アイドルの成れの果てがVシネマな訳で・・・」
「脱線してるって・・・戻せ戻せ」
「その穴に落ちかけたのが、藤田君なんですよ」
「もっと前っ!!」
「オノデンの・・・」
「もう止めろって!!」
「で、瑠璃子さんの魅力は?」
「魅力?」
「はい」
「そうだなぁ・・・しいて挙げれば瞳かな」
「早くも他の女に乗り換えちゃって・・・」
「名前じゃないって!!。瑠璃子の目っ!!。アイッ!!」
「そうそう、僕も目が好きなんですよ〜」
「そうかい、奇遇だね」
「ゼラチン質が溜まらないですよね。アラ鍋の時なんて、そりゃあもう・・・」
「ベタベタやん」



 そんな、二人が帰って参りました・・・。



『たっちゃんとゆうくんDX』


「「ども〜『冷やしデンパ始めました』改め『電脳問題』で〜す」」
「どうも、『電問』の月島拓也です」
「同じくデンソーの長瀬祐介です。ポジションはセッターです」
「いきなり前と同じ出だしかい」
「実は僕、力を使ってアルバイトしているんですよ」
「へぇ?。力というと・・・」
「僕と月島さんと瑠璃子さんの愛の絆」
「愛・・・いい響きだねぇ・・・」
「貴方のその「波」は毒電波」
「君のその「波」も毒電波」
「・・・と、言うことで電波を有効利用しているんです」
「ほう。と、言うと・・・」
「エルクゥが侵攻してこないように、宇宙を見張っているんです」
「それは「天文」・・・って、今頃オチかぃ」
「それは兎も角、最近、不景気ですねぇ・・・」
「就職率過去最低を更新し続けているらしいねぇ・・・僕達もこれからだから大変だよ」
「月島さんは何かやってみたい仕事ってありますか?」
「そうだなぁ・・・瑠璃子を護る為に、警察官なんて、いいと思ってる。自衛官でもい
いかなぁ・・・ガードマンって手もある」
「月島さん。瑠璃子さんをだけを護る仕事じゃありませんよ」
「何を言う。それもこれも日本国民を護る仕事じゃないか。瑠璃子も日本国民だぞ」
「それはそーですけど・・・」
「他のヤツは他の日本国民を護ればいい。僕は瑠璃子を護るから」
「一生、言ってて下さい」
「勿論だとも。瑠璃子に近付いたヤツは即射殺だ」
「これからの日本を担う若人よ、これでいいのか?」
「で、君は将来、何をしたいんだ?」
「お婿さん」
「・・・・・・」
「勿論、瑠璃子さんの」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・射殺・・・・・・・ズキューン!!」
「あぅっ!!・・・って輪ゴムピストルで死ぬ人間なんていませんよ」
「本物は就職してからだ」
「犯罪ですって」
「まぁ、いい。ツケだ、ツケ。親父、ツケといてくれ」
「・・・アイヨ」
「・・・って、どーして太田さんが!?」
「親父だって」
「オヤジデス」
「月島さん・・・あんたって人は・・・」
「オトコダネェ・・・」
「いやぁ、あっはっは・・・」
「こらこら・・・」
「ソレハソレトシテ・・・」
「いい加減、自分の口で喋って下さい」
「でも、折角連れてきたのに」
「勝手に連れてきたのは月島さんでしょーがっ!!」
「香奈子と・・・SEXしたんだなっ!!」
「そりゃ、あんただ、あんた・・・」
「カナコチャン、カナコチャン」
「うわぁ!?・・・藍原さん!?」
「何か、病院で寂しそうにしてたからついでに連れてきた」
「アータには罪の意識はないのか!?」
「まぁ、まぁ、怒るなよ、雄君」
「何で貴方がその渾名使うんですか。しかも、「祐介」の「祐クン」であって、漢字が
違いますよ」
「声だけなら、わかんないよ」
「ソウダヨ、ユークン」
「のわぁ!?・・・新城さん!?」
「一人だけ仲間外れってのもあんまりだと思って・・・」
「てめーってやつぁ!?」
「「「オトコダネェ・・・」」」
「いやぁ、あっはっは・・・」
「・・・・殺す。バキューン!!」
「ぬぉうっ!?・・・って、さっきの輪ゴム拾って使うなよ」
「だって、他になかったんですから、仕方ないじゃないですか」
「それにしても・・・暑いなぁ・・・」
「月島さんがこんなに人呼ぶからですよ・・・」
「だって・・・それは、ほら、男だけだと読まないヤツもいるかも知れないじゃないか
。ファンサービスってヤツだよ」
「こんなくそ下らない文章、読まない人は読みませんよ。それにファンサービスって怒
ることはあっても、喜ぶ人はいませんって・・・こんな扱いじゃ」
「何故だね?」
「皆、壊れてるじゃないですか!!」
「皆、壊れてるかい?」
「「「イイエ」」」
「ほら、違うって。気のせいだよ」
「ああたねぇ・・・まぁ、ああた自身が一番壊れてるし・・・」
「何を、失敬だな」
「閑話休題しませんか?・・・話を戻しましょう」
「そうだな、もう収拾がつかない」
「誰のせいだって・・・」
「お前らのせーだ」
「「「モウシワケアリマセン」」」
「あんただ、あんた!!」
「でだね、この不景気に銀行も中小企業相手に菓子渋りしてるとかしてないとかでもめ
てるみたいだが・・・」
「かし違いです」
「歌詞?」
「貸し」
「樫」
「貸し!」
「仮死」
「貸し!!」
「河岸」
「貸し!!!」
「下賜」
「貸し!!!!」
「下肢」
「貸し!!!!!」
「瑕疵」
「貸し!!!!!!」
「カシ」
「貸し!!!!!!!」
「可視?・・・って誰が誰の科白ですか!!」
「これの2つ前が僕」
「まさか、こんなネタで行数稼がれるとは思いも寄りませんでしたよ」
「誤魔化されて間違えてる、やーい」
「くくく・・・覚えてろ」
「で、野村阪神だけど・・・新庄、本気かね、アイツ」
「銀行の話は!?」
「もう、いい」
「いいって・・・あんた!!」
「「「オトコダ・・・」」」
「やめぃっ!!」
「これからは、少女合唱団「水売り」と読んでくれ給え」
「「「タマエ」」」
「もーいや!!、もーやめる!!、もー帰る!!」
「オアトガヨロシイヨウデ」
「ソレデハミナサン、ゴイッショニ」
「「「マタライシュウ、シーユーネクストウイーク、バイバイ」」」
「またやる気かぃっ!!」
「まだだ・・・まだ・・・終わらんよ・・・」
「「「ジュワ〜」」」
「ハモるな!!」
「・・・って、どうして君がここにいるんだい!?」
「何を言ってるんです。今更!?」
「お、太田君!?。新庄さんに藍原君まで!?。一体どうして!?」
「あんたが呼んだんでしょーが!!」
「おのれ・・・よくも皆を・・・皆の力をオラにくれ!! くらえ、電波玉!!」
「んがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!!」
「悪は滅びた・・・瑠璃子、兄さんはやったよ!!」
「ホータールノーヒーカーリー、マドーノユーキー」
「これでもう、大丈夫。これでもう・・・邪魔者はいない!!」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・って、あれ・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「おーい、誰かいませんかー・・・って四人もいるのに」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「ねぇ・・・ここから出してくださいよ〜」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「僕はいらない人間なんだ・・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「瑠璃子ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「くすくすくす・・・」
「あ、瑠璃子!!」
「バキューン」
「あうぅ!!」
「・・・」
「ルリコ、アイシテル・・・ルリコ、アイシテル・・・ルリコ、アイシテル・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」


 このまま、きりがなく終わる。


                            <了>

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 お久しぶりな方も、そうでない方も・・・M10と申します。とある方との和解SS
と言うことで、このSSを書かせて戴きました。ネタ使用の許可をくれた氏に深く遺憾
の意を込めつつ(感謝だってーの)、これにて・・・では、また何時の日か。

 以前の作品にわざわざ感想を下さったtakatakaさん、たろすけさん、久々野さん、そ
の他大勢の方、ありがとうございました。