秘密  投稿者:NTTT

 
 
なぜか、セリオとのラブラブモードに入っていた
 
詳しい説明は省く
 
とにかく、大事なのは、「今」と、「ここ」だ
 
今は夜
 
ここは寝室
 
俺とセリオの二人きり
 
ふ〜たり〜のため〜〜せ〜かいはあるの〜♪
 
BGMもばっちし
 
枕もYES,NO枕だ
 
どうやって手に入れたかよくわからん
 
説明はなし
 
ベッドの上に横たわるセリオ
 
そっとその赤い髪をかきあげてやる、俺
 
「浩之さん・・・」
 
両者、互いに様子をうかがっております
 
うなれビート
 
はじけろ魂
 
燃え尽きろ、今宵
 
そっとかわすくちづけ
 
互いに絡める腕と腕
 
各馬、第一コーナーを曲がっております
 
「ああ・・・私」
 
とまどうセリオ
 
ふるえる指先
 
「お前にだって、ちゃんとあったんだよ。人を好きになれる『こころ』が」
 
「そうなんですね・・・嬉しい・・・はい、はっきりとわかります・・・これが、『嬉しい』って、気持ちだと」
 
セリオの目は、確実に潤んできている
 
いよいよ魔のヘアピンに差し掛かって参りました
 
窓から覗く星明りの中、やさしくブレザーを脱がす
 
恥じらいながらも、両腕をそっと持ち上げるセリオ
 
星だけが全てを見ている
 
星は何でも知っている
 
透き通るような白い肌
 
細い腰
 
外したブラの下、厚い胸板
 
胸板??
 
おおっと、ものいいです、ものいいがつきました
 
「パッド・・・」
 
「はい。女子高で試験を行なうことになってしまって、仕方なく・・・」
 
星明りの中、そっと起きあがるセリオ
 
淡い光の中、浮かび上がるシルエット
 
そして
 
股間のふくらみ
 
「せ、セリオ!?」
 
「『セリ夫』と、お呼びください。最初で最後のご主人様」
 
「うぎゃああああああああああああああ!!!!」
 

今、主審から退場処分が出ました。退場です、退場処分です
 
 
 
 
 

「・・・って、夢を見たんだ」
 
「はあ・・・」
 
「で・・・」
 
「で?」
 
「見せろ」
 
「いやです」
 
 
 

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