ボケましょう(薬屋にて) 投稿者:NTTT


「あん、もうダメやて」

「いいじゃねーか」

「もう、『勉強教えてくれ』とか言うといて、ちっともその気あらへんやん」

「だってよ、まさか家に智子一人だなんて思わなかったからさ」

「うまいこと言うてから・・・あっ、やめ、そこ、弱いんやから・・・」

「だからだよ、ほら」

「あっ、な、なあ、シャワーくらい、使わして・・・」

「だーめ」

「も、もう・・・意地悪せんといて、ああっ、か、堪忍・・・」

「な、なあ、智子・・・」

「う、うん、ええよ・・・」

「じゃ、じゃあ・・・」

「あ、待って、アレ、アレつけてな」

「えっ、あ、ああ、アレな」

「ん?どしたん?」

「・・・・」

「ひょっとして、持ってへんの?」

「わ、悪ぃ・・・」

「・・・・」

「・・・・」

「とっとと買うてこんかああああああああああああああい!!!!!」






「いらっしゃイまセー!」

「おう、って、レ、レレレ、レミィ!!こんなとこで何してんだよ!!!」

「アルバイトヨ」

「あ、あのー、ひょっとして、レミィ一人?」

「Yes。店長サン、外出してテ、当分戻らないヨ。ヒロユキ、ひょっとシテ、病気ナノ?」

「い、いや、そんな大したもんじゃなくてよ、ま、また来るわ」

「No!病気は早く治すのがBetterデス。ヒロユキ、大したことないト放っておいたラ、
大変なことになりマス。『蟻ノ一穴』ヨ!どんな症状ナノ?」

「い、いや、だ、だからさ・・・」

「Oh!言いにくい病気デスか?OKヨ、ヒロユキ。これでモ、薬、いっぱい知ってるヨ。
『門前ノ小僧』ネ!ハイ、これでショ」

「い、いや、『ボラ○ノール』はいらねえんだよ。そういうことじゃ・・・」

「Oh!mistake!こっちデスか?」

「いや、だから『タム○チンキ』もいらねえって!」

「ひょっとシテ・・・」

「医者の許可なしに『バイ○グラ』売るんじゃねええええ!!!」

「ヒロユキ、症状ガわからないト、薬、出せないヨ。教えテ・・・」

「だ、だからさあ・・・あ、あれ、あの、ゴムの・・・」

「Oh!風邪ナラ風邪って早く言うデス!」

「氷嚢も氷枕もいらねええええええええ!!!」

「風邪、違うノ?」

「ほ、ほら、は、腹がこんな風になったら、こ、困っだろ・・・」

「Oh!OK!OKヨ」

「『タケ○漢方胃腸薬』じゃねええええ!!!」

「ナラ、こっちデスか?」

「『コー○ック』も『イチヂク○腸』もいらねえんだよおおおおお!!!」

「Oh!難しいデス・・・」

「だ、だから、ほら、これ、これにこんな風にはめて・・」

「OK!やっとわかりマシタ!」

「指サックじゃねえええええええええええ!!!!これ、これだって!!」

「OH!指輪が抜けないネ!ワセリンはこの辺ニ・・・・」

「違ううううううううううううううう!!!!」

「OH!トモコ、いらっしゃイまセー!」

「えらい楽しそうやな、藤田君」

「あ、い、いや・・・」

「トモコ、何買うノ?」

「コン○ームや」

「サイズはどうするノ?」

「Sやな、とにかく一番ちっこいやつや」

「Oh!ヒロユキ、待っテ・・・・・・走って行っちゃいマシタ・・・」

「そうやな」

「泣いてたみたいデス・・・」

「・・・みたいやな」

「何がいけなかったんデショウ?」

「・・・さあな・・・」

「トコロデ、トモコ、コン○ーム、何二使うノ?」

「ああ、風呂場の蛇口のパッキンがゆるなってな、応急処置や」

「パッキン?アタシの事?」

「いや、そうやなしに・・・」



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ああ・・・駄目かも、俺