Xmas time in red(聖なる夜にマシンガン持って) 投稿者: NTTT
「もうすぐ、クリスマスだネ、ヒロユキ」

「気が早ぇなあ、まだ2ヶ月近くもあるぜ」

「『歳月人を待たズ』だヨ、ヒロユキ」

「・・・まあな」

「・・・今年も、この季節がやってきたんだネ・・・サンタ、今年こそハ、逃がさないヨ・・・」

「・・・逃がさない?」

「Yes!仕留めてみせるヨ」

「・・・なんで?」

「Oh!ヒロユキ、知らなかったんだネ。サンタは、ロ○アの、スパイなんだヨ」

「・・・どうして?」

「理由は、三つあるヨ」

「・・・三つ?」

「第一に、奴等は、赤い服を着てるでショ」

「それだけかいっ!!」

「No!赤い色は、象徴だけど、他にも意味があるノ。あの服とヒゲがあれば、体形と顔を、完全にごまかせ
るノ。変装以外に、あの服を着る意味はないと、思うでショ?」

「・・・はあ・・・」

「第二だけど、ヒロユキ、アイツ等が、どこから来ると思ウ?」

「・・・さあ・・・北極かなあ?」

「近いでス。アイツ等は、トナカイに乗ってくるノ。トナカイは、どこに住んでるのカ?共産圏ヨ!!」

「・・・まあな・・・」

「そして第三。ヒロユキ、プレゼント貰った事、あるでショ?」

「・・・あるけど・・・」

「『いい子にしてないと、来てくれませんヨ』って、言われるけど、いい子にしてなくてモ、ちゃんと来てくれた

でショ?」

「・・・ああ・・・」

「結局、皆の所に来るノ。お金も請求されないノ。『只デ、皆ニ、平等ニ』が奴等のスローガンなのヨ!」

「・・・・」

「そんな共○党員の奴等がジャパンやアメリカに来る理由は一つヨ。こっそり煙突から忍び込む驚異の体
術を駆使して、スパイ活動をしてるノ。プレゼントにはきっと、盗聴機器が組みこまれてるのヨ!!」

「・・・・」

「きっと、今は、トナカイじゃなくて、潜水艦でこっそり上陸して、各地に展開してるノ。戒厳令を敷いて、水際
で防戦するしかないワ。12月24日は、夜、外をうろつくサンタを、皆殺しにするのヨ・・・」

「・・・レミィ・・・」

「何?ヒロユキ」

「・・・お前、サンタ、信じてるのか?」

「Oh!ヒロユキ、信じてないノ・・・・・・夢が無いでス・・・」

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