「もう一回、最初からいくわよ。セリオ、最初にどうするの?」
「はい、まず、自動ドアを通って、店内の一番奥までまっすぐ行きます」
「そう、それで突き当たったら、右に曲がるのよ」
「はい、そうすると、アーチ状になった狭い入り口が見えるのですね」
「そういうこと。絶対に、すぐ入っちゃ、駄目だからね」
「はい、まず、その小部屋に他に人がいない事を確かめるのですね」
「そうそう、他に人がいたら、その人が出ていくまで待つのよ」
「出ていくまでの間、他の場所で待機していればいいのですね」
「そう、絶対に、小部屋の入り口でウロウロしてちゃ、駄目なんだからね」
「出ていったら、即座に入るのですか?」
「駄目よ!他にだれも入りそうになかったら、その時、すぐ入るのよ」
「確認が必要なのですね」
「そうよ、その後は?」
「まず、禁止されている項目から、申し上げますと・・・」
「おお、セリオ、お使いか?」
「・・・・」
「おぉ〜い!・・・走って逃げるか、普通?店長、今の客、何借りてったの?」
「駄目だよ、プライバシーなんだから」
「いいじゃない、ほら、ここをこうすれば・・・」
「駄目だって」
「・・・うわ・・・アダルトばっかり・・・5本も・・・しかも・・・全部・・・」
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