ったく、なんでこう暑いのかねぇ・・・ 俺は、うだるような暑さの中から、ヘロヘロになって帰宅した。 「お〜いマルチ、今帰ったぞぉ〜! 麦茶だ麦茶〜っ!」 シーンと静まり返っている・・・ 「?」 いぶかしんで、ふと廊下に視線を落とすと・・・ 服っ!? マルチの服が落ちている! 廊下には、マルチが服を脱ぎながら移動していたであろう、痕跡が残っている。 朝着ていたワンピース、それに下着類も全部だっ!!! 「あいつ、まさかっ!!」 ドタドタドタドタドタッ!!! 俺は廊下の突き当たりまで一気に駆け抜けた! 「やっぱり!!」 完全に憤った俺は、突き当たりのドアを、力まかせに叩くっ!!! ドンドンドンドンドンドンッ!! 「マルチ! おまえ、また服を全部脱いで、トイレに入りやがったな!」 返事がない。 俺は、さらにドアを叩きつづけた。 ドンドンドンッ!! 「あれほど服を全部脱いで用を足すなと言ったろう! マルチっ、聞こえてるのか!? どうして服を脱ぐんだよっ!? 服を脱いでトイレに入るなっ!!」 ドンドンドンッ!! 「おい、聞こえてるんだろ!? 服を全部脱いでトイレに入るなっつーの! 何も用を足 すなと言ってるんじゃねぇっ!! わかってんのか!? おい! コラ返事しろっ! 中 にいるのは分ってんだっ!!」 ドンドンドンッ! ―――コンコン 内側からのノック。 そして、マルチの声が聞こえた・・・ 「はいってまぁす」 「やっぱりいるんじゃねぇか! 頼むから全部服脱いでトイレにはいるなよ! って、オ イ! 聞いてるのか!? 服を全部脱いでトイレはいるなよオイッ!! オオォォォイ ッ!!!」 ドンドンドンッ!! 「全裸で用を足すなーーーーーっ!!!」 -------------------------------------------------------------------- ここは・・・? お、俺・・・帰って・・・来た? 帰ってきたのか? は、はははっ!・・・やった! やったぞ! 俺、帰ってきたんだっ! ってサ、なんのノリ? ダメじゃん。 っつーワケで、異次元世界から帰ってきたMIOです! 戦場を、長崎の僻地から、神奈川の僻地へ移し! だいふっかーーーーーーっつ! これもチャクラのお導きよなっ! ってーワケで、迷惑かもしれませんがぁぁぁぁぁぁぁっ! 再び、よろしくお願いします。