瑞穂の細腕バンジョー弾き 投稿者:MIO
続いてます、なんか、続いてます。
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とっても愉快な人物紹介

藍原瑞穂   逆境社員・・・でも、がんばり屋さん。
月島瑠璃子  彼女は、本当に仕事をしているのか?
長瀬祐介   瑠璃子に甘え、沙織の肉体に溺れつつ、瑞穂のことが気になっている。
太田香奈子  リリアンが趣味。
新城沙織   胸がデカイ、それ以外に何もない。
ポルナレフ  スネに傷を持つ亀。瑞穂より賢い。
ハリー    テレポートカタツムリ。頬に十字傷がある。
ジョニー   かつてのポルナレフの部下、36のオッサン。日本かぶれ。
ミシェル   ポルナレフの元妻。94年度のミス・バージニア。美人。
三郎     近所のペットショップで売られている、インド産のオウム。売れたい。

【蘇れ! フェニックスみずピー!!】

「うっ・・・ううぅっ・・・・ク、クビになってしまったーーーーーーーーっ!!!」
  私、瑞穂は、あっさりと・・・
  そりゃあもう、完膚無きまでにクビになってしまいました。
  うぅ、せっかく苦労して入社したのにぃ〜っ!
 収入ゼロ、要するにぷー! あぁっ!!
「うぅ・・・バイト捜さなきゃ」
 中途採用を見つけるまで、何とか食いつながないと・・・
 私がしょんぼりして、求人雑誌を捲っていると・・・

 コンコンコン

 お客様? いったい誰だろう?
「はぁい、今開けます」
 がちゃ・・・
「こんにちは、瑞穂」
 あ・・・
「か、香奈子ちゃん!」
「元気にしてた?」
「いつもクールでドライで、私にパシリ押しつけたり、ぬれぎぬ着せたり、靴に画鋲を仕
込んだりする香奈子ちゃんが、どうしてココに!?」
「・・・」
「本当は粗野で暴力的で、冷酷無情なんだけど、でも時々優しくて、時々優しいせいで、
私、なんだかいつも有耶無耶にされてるけど、ちょっと考えると、イヤ、マジでひどいよ
アンタ的な香奈子ちゃんが―――」
「うるさいっ!」
 ぺしっ!
「きゃん!?」
 な、なにもぶたなくてもいいのにーっ!
「今日は、ちょっといい話を持ってきたの」
「いいはなし?」
 三人で一杯のかけそばライクなストーリーは、正直ウンザリ坊やだぜ?
「私が産業スパイなのは知ってるわよね」
「う、うん」
 知ってるケド、誰にも言ってません。
 だって、「みんなに言ったら、マジ絶交だかんね」って言われてるから。
「実は、私をスパイとして送り込んでいる会社が、女子社員を一人欲しいって、そう言っ
てるのよ・・・」
「えっ!? それって・・・」
「そ、もし良かったら、ここに決めてみない?」
 あ、あぁ〜っ! 香奈子ちゃんって、やっぱり親友だよ。優しいよぉ〜!!
 私は感激の涙を怒濤の如くこぼしながら、101回ありがとうと言いました。
 香奈子ちゃん大好き、結婚してってなもんよ。
「瑞穂のことは話してあるから、明日面接言ってごらん」
「うん!」
 私頑張る! 死んでいった河島はるかさんのお兄さんのためにも!!

次の日・・・

 ここが、香奈子ちゃん紹介してくれたの会社かぁ・・・
 大きい、真っ黒なビルです。
 黒い壁には、派手な金色で『悪徳商事』と、かいてありました・・・
「う、胡散臭い・・・」
 で、でも、名前で判断しちゃいけません!
 社員の人は、みな善人かも!
 私は、受付に面接の旨を伝え―――
「あのさぁ、私忙しいのよね!」
 岡田という受付嬢は、怖い顔で私を睨みました。
 他の二人(吉井と松本)も、私の顔を見てニヤニヤ笑っています。
 いきなりイジメっこ!?
 そして―――
「オイ・・・真面目に仕事しないヤツは、どうなるかわかってるんだろう
な・・・?」
 すごみのある声で、三人娘を黙らせたのは、背の高い男の人でした。
「あの、あなたは・・・」
「お前が藍原瑞穂か? ・・・俺は、人事部長の柳川だ」
 ・・・・ま、まさかこの会社・・・!?
 なんか、途方もない事実に突き当たった私。
 溢れ出した脳内麻薬が、現実を叩き壊すドリームポエマー!
「どうした、藍原瑞穂?」
「い、いえ・・・別に」
「そうか、元気のないヤツは、狩っても面白くないからな」
「・・・」
 ヤバイ・・・こりゃあ、めちゃくちゃヤバイやんけ。
「紹介しよう、広報課の矢島くん、それにの営業課の橋本君」
「やあ、こんにちわ」
「よろしく、瑞穂さん」
 記憶に残らない二人組が、笑って私に挨拶しました。
 私も、しぶしぶ会釈をします。
 しぶしぶです。
「他には・・・ヒラ社員にラルヴァ軍団、一応の社長はガディムだ」
「ナ、ナルホド・・・」
 良く見れば、会社のいたるところで、黒くてつやつやしたのが、ウジャウジャ
と蠢いていました。
 こ、このメンバーに加わったら、ヒロイン失格のような気がスル!!!
 でも・・・でも、失業者は嫌! この歳でホームレスレイディ・・・は
 チョベリバッ!!
 ああぁぁっ!!!

 働かず飢えるべきか、働いて死ぬべきか!!??

 
その頃のポルナレフ

「やめろハリー! 過去は、過去は変えられないんだ!」
「うるさいっ! それじゃあ・・・、それじゃあインド人のミーランは、何で死んだんだ
よっ!? 言ってみろポルナレフ! 言ってみろよーーーーっ!!!」
 ずきゅーんっ! どきゅーんっ!!
「あぶない、ポルナレーフさーんっ!」
「ジョ、ジョニーッ!!?」
「オウ、ノーーーー!!」
「バ、バカ野郎! 何故俺をかばった!!」
「ふ、ふふふっ・・・チキンランでの借り、やっと返せましたネー・・・」
「喋るなジョニー! 今、救急車を―――」
「ポルナレーフさーん・・・私、もーダメネ・・・」
「弱気になるなっ! お前は死なない! 死なせてたまるかっ!!」
「あぁ・・・死ぬ前に一度、マウント富士に登りたかーた・・・がくっ」
「ジョニーーーーーーーーーーーーーッッ!!!」
 かつての部下の死に、涙を流すポルナレフ・・・
 ミシェルと三郎は、その哀しき甲羅を、ただ見ていることしかできなかった。

つづ・・・かない!!

【次回予告】
 なんかイロイロあって、悪徳商事に入社してしまう瑞穂!
「あの・・・御社の業務内容は?」
「うむ、いろんな会社に産業スパイを派遣している」
「・・・」
 どうする瑞穂! どうする瑠璃子! ホントにどうするんだポルナレフ!
 なんかそんな感じで・・・えっ!? 続かないの!?
 マジで?

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 えーっと、わたくしMIOは本日付で、インターネットを使用可能な環境
から、無期限撤退を余儀なくされました。
 っつーわけで、次はいつ会える事やら・・・
 みなさん、長い事ご迷惑おかけしました。
 バイバイキ〜ン!
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以下、瑞穂の細腕シリーズに登場した人々、及び、登場する予定だった人々。
(※雫商事の紹介は、散々やったので省略)

藍原瑞穂  悪徳商事の女子社員・・・に、なってしまうのか!?
柳川    悪徳商事の人事部長。元刑事で悪党。
月島拓也  悪徳商事の副社長。唯一祐介と対抗できる電波くん。
矢島    失恋するために生まれてきた漢。
橋本先輩  ”橋本”が苗字で”先輩”が名前。浩之を尊敬するナンパ師。
坂下好恵  用心棒。実は松原葵の兄弟子で、葵の恥ずかしい写真を持つ。
ラルヴァ軍団 ヒラ社員。やたらと数が多い。配属によって色分けされている。
ガディム  悪徳商事社長。おそろしく食い意地が張っている。顔がコワイ。

『ポルナレフとNASAの愉快な仲間達』
ポルナレフ 一眼レフと名前が似ている。
ハリー   かつては、ダンディ・ハリーと呼ばれ、奥様方に親しまれていた。
ミシェル  沙織よりデカイ胸を持つが、沙織はその事実を知らない。
三郎    オウム。姓は来多島というが、彼は演歌歌手ではなく、ラッパー。
トム13  軍事イルカ。ポルナレフを隊長と呼ぶ。常に自爆したい。
ミーラン  インド人。インド人というだけでカレーを千杯食わせられ、死亡。
キャッシィ チンパンジーの娼婦。自分をサル扱いする人間を恨んでいる。
ブラインド・ベル ただの屍。拾う者無し。CIAの技術を持ってしても身元不明。


『来栖川グループ』
藤田浩之   来栖川の営業ヒラ社員。ぶっきらぼうだが、天性のナンパ師。
神岸あかり  来栖川の営業課課長。何故か部下にお弁当を作る。くま博士。
保科智子   来栖川の営業部長。浩之を叱る以外の仕事はしていない。
長岡志保   受付。彼女のせいで社内の秘密はダダ漏れである。花粉症。
松原葵    ブルマー用心棒。凄腕だが不自然なまでにあがり症。五十肩。
宮内レミィ  実は生粋の日本人。他人の名前で出前を注文するクセがある。
雛山理緒   おそろしく貧乏。とんでもなく貧乏。元凄腕ギャンブラー。
来栖川姉妹  二人で社長。タレ目が悪いことを考え、つり目が実行に移す。
姫川琴音GX 来栖川の開発した謎の新商品。年末商戦に向けて頑張っている。
マルチ軍団  ヒラ社員で、101人いる。どこかにマルチが混ざっているが・・・
セリオ軍団  秘書集団で、やはり101人いる。やはりセリオがどこかに・・・


マンモスホテル『鶴来屋』
柏木耕一  鶴来屋のフロント係。助平だが善人。姉さんはいない。
柏木千鶴  鶴来屋で一番偉い。偽善の人。地上に降りた最後の天使(自称)
柏木梓   コック長。やたらと胸がデカイ。沙織の幼なじみ兼ライバル。
柏木楓   経理課長。梓の胸が大きいのは、被爆したせいだと言い張る。
柏木初音  鶴来屋のマスコット。地上に降りた最後の天使。
日吉かおり 梓をつけ回すストーカー少女。凄腕ガンマン。
足立    初老の紳士。会社の金を無断で横領し、孤児院に寄付している。
長瀬    どこにでもいる。


テレビ局『WATV』
藤井冬弥  小動物のように弱い精神を持つAD。すぐ泣く。浮気性。
森川由綺  売り出し中の新人アイドル。放っておくと見えなくなる。
緒方理奈  美人だが冷酷。天使の笑顔と悪魔の頭脳を併せ持つ。照明さん。
河島はるか 謎と不思議の人。周囲を混乱に陥れる。職業は霊媒師。
篠塚弥生  由綺のおっかけ兼フロアディレクター。何故か日本刀を振り回す。
永倉美咲  脚本家。割と常識人。なにかしら秘密を握っている。
観月マナ  チンパンジー。絶対に懐かない。とりあえず噛む。かなり凶暴。
緒方英二  プロデューサー。ろくな事を考えない。怒ると髪の色が変わる。
ジャッキー彰 耳が聞こえないことを隠して、音響の仕事をしている。
       (特に理由は無いが、外人)
パンサー  記憶をなくした覆面レスラー。冬弥の実の父親である。

大手出版社『コミパ』
いまのところ不明

以上っス!