俺と琴音ちゃんが結婚して2年が経過た。 琴音ちゃんの体質のこともあって、一時は危ぶまれた子宝にも、何とか恵まれた。 赤ん坊は元気な男の子。 愛妻の胸に抱かれて眠る我が子は、月並みな表現ながら、まる天使のようだった。 「ねえ、あなた・・・」 「ん? なんだい琴音」 「この子の名前なんだけど・・・」 「ああ、決まったかい?」 「念力小僧というのはどうかしら?」 念力小僧・・・・ 俺は、その名前を心の中で反芻した。 「うん、なかなかいい名前だ。藤田念力小僧・・・こりゃあ、立派な念力使いになるぞ」 「うふふ、だって私とアナタの息子ですもの」 「よ〜し、この子の名前は、念力小僧で決まりだ!」 「うふふふっ」 「あはははっ」 息子はグレた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ダイハート、二部を書くべきか、書かないべきか・・・それが問題だ!(今更・・・)