犬チックなあかりは、やっぱり犬チック 投稿者: MIO
「あかり、お手・・・・」
「えっ?」
「あかり、お手!」
「う、うん」
 あかりは、おずおずと俺の手の上に、自分の手を重ねた。
「おかわり!」
「ひ、浩之ちゃ・・・」
「お・か・わ・り!」
「・・・・・」
 あかりは観念した様子で、逆の手を重ねてきた。
「んじゃあ、あご」
「・・・・・」
 あかりは泣きそうな顔をしたが、結局あごを俺の手に乗せる。
「んじゃあ・・・・」
 俺は少し考えて・・・

「ちんちん!!」
 
 といった。
 あかりは、一瞬真っ赤になって、オロオロして、いろんなところをグルグル見回して、俺の顔をじぃっと見て・・・
 それから

 「はい」
 
 といって、ちんちんを・・・
 ・・・・・・・・
 ・・・・・・・・アレ?
 ・・・・・・・・なんか、おかしいぞ・・・
 ・・・・・・・・
 よく考えて整理しろ浩之!!あれはなんだ?・・・
 ・・・・・・・・
 あれか?あれならよく知ってるぞ!あれは・・・
 ・・・・・・・・
 ち、ち、ち・・・
 ・・・・・・・・
「うっわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーっ!!????」



「という夢を見たぞ、あかり!」
「そ、そう言われても・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「で、どうなんだ?」
「何が?」 
「・・・・・」
「・・・・・」

 その日はずっと、そんな調子だった。