海に来た楓 投稿者: MIO
 私は柏木楓。
 私は今日、みんなと海に来ている。

 でも

 私は海が苦手。
 何故なら、私は泳げない。
 日に焼けるのも嫌い。
 だから、海はあんまり好きじゃない。

「だからって、砂に潜ることないだろ?」

 梓姉さん。
 顔は見えないけど、少し呆れているようだ。

「楓、いい加減出てらっしゃい」
 
 だめ。
 千鶴姉さんの頼みでも、私はここからでないの。

「しょうがないよ、千鶴さん、出たくないって言ってるんだから」

 耕一さんは、私を良く理解してくれている。
 ありがとう。

「楓お姉ちゃん、あっちで遊ぼう」

 初音・・・
 OK。
 行く。
 うりゃ
 うりゃ
 うりゃ
 うりゃりゃ


 俺は、柏木耕一。
 俺は今、浜辺を突き進む、砂の山を見ている。
「ごめんなさい耕一さんモグラみたいな娘で」
「いいよ、別に」
「でも・・・」
「本音を言うと、楓ちゃんの水着が見れないのは残念かな」
「まあ」
「でも、千鶴さんの水着が堪能できたし、俺としては結構満足してるよ」
「もう、耕一さんのえっち」
「あはははは」
「うふふふふ」


 うりゃ 
 うりゃ
 うりゃ
 うりゃ
「楓お姉ちゃん待ってよ〜!」
 早くおいで。
 うりゃ
 うりゃ
 うりゃ・・・・