カステラの女 投稿者: MIO
 つい最近分かったことなのだが、姫川琴音という少女はカステラが好きらしい。
 それがどこで手に入れた情報なのかは、やっぱり秘密で、全然確証はない。
 だが、姫川琴音という少女がカステラ好きなのは紛れもない事実らしく・・・・・・

 季節は春。
 日差しは暖かく、風は爽やか。
 脳味噌の具合もいい感じで、ニューロンが突飛な配線になりやすい季節だ。
「琴音ちゃん」
 俺は、隣を歩く琴音ちゃんに話し掛けた。
「はい?」
 うん、今日も可愛い。
「あのさ、琴音ちゃんの好きな食べ物って何?」
「カステーラです!!」
 即答。
 よっぽど好きなのか?
「へ、へえ」
「そんなことを聴くなんて・・・・、藤田さん!」
「な、なに?」
「食べさせてくれるんですか!」
「は?」
「カステーラですっ!!いきなりそんなことを聴くって事は、私にカステーラを食べさせたいからですよね!ね!?」
 べ、別にそんなつもりで言ったわけじゃないぞ。
「琴音ちゃん、俺は別に・・・・」
「ああっ!藤田さんにカステーラを食べさせていただけるなんて・・・・、琴音感激!!」
 恍惚の表情を浮かべる琴音ちゃんは、全然俺の話を聞いてねえ。
 しかし、琴音ちゃんがこんなにカステラが好きだったとは。
「カステラの証が、琴音を導くの!!」
「琴音ちゃん、よだれ拭いて・・・・・」
 いつもの琴音ちゃんじゃない。
 カステラが彼女を狂わせているというのか!?
「これも大いなる創造神『モングランチョ』様のお導きです!」
「モ、モング・・・?」
「創造神『モングランチョ』様!全宇宙のカステラを司る絶対神なのです!!」
 は、はあ・・・・・
「原始の宇宙に光臨されたモングランチョ様は、最初に『カステラがあるように』と申され!次に!カステラを作りカス
テラを食する生き物をカステラから作られました!それが人間なのです!」
 そうだったのか!
 人間はカステラだったのかあっ!!!
 って、んなわけねーだろ。
 人間がカステラだったら、今頃蟻にたかられて絶滅してるぜ。
 そのときだ!

「カステラは絶対神などではな〜い!!」

 葵ちゃん!?
「宇宙を創られたのは!大いなるカレー神『アグジャポリカ』様です!!」
 葵ちゃんまで・・・・
 そうか、葵ちゃんはカレーが好物なのか?
 って言ってる場合じゃない!二人が睨み合ってるぞ!止めなきゃ!
 と、思ったら・・・・

「宇宙を創ったのはスパゲッティの神『ブンニンガーン』デース!!」 

 レミィ!?
 次はレミィか!!

「違うわっ!!寿司の神『アッショモリュシン』よっ!!」

 し、志保まで。

 3人の登場で、なんか知らんがあたりが修羅場と化した。
 オウ、シット!
「モングランチョ様!」
「アグジャポリカ様です!」
「ブンニンガーン様ネ!」
「アッショモリュシン様よっ!!」
 睨み合う女たち・・・・
 どーでもいいが、論点がくだらんぞ。
「俺は、どれも違うと思うけどなあ・・・・」


「「「「なんですってぇっ!!!!!!」」」」

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 どうも、MIOです。
 俺の馬鹿たれな小説に、感想が書かれるってのは、やっぱ嬉しいですね。
 そういうのって、ものすごく元気でます、俺のケツを叩いてくれるんですね、最高っス女王様。
 AEさん替え歌ありがとう!あのアニメ・・・・俺の心のバイブルなんで、めっちゃ嬉しいです。
 マイクDさん、メールありがとう!やる気と元気がブオブオでるん。
 んで
 俺、学生なんすわ、で、学校のパソコンで、休み時間や、授業中に書いてるのだけれど・・・・・
 夏休みなのだっ!
 オレ様のパソコンはインターネットがダメダメダメのダメなので、一ヶ月ほど即興小説お休みシマース。
 ほな、一ヶ月後会いましょっ!
 さいならー!