「チキチキLeaf猛レース (藤田浩之盃) 之1」 投稿者: OLH
随分前に予告したやつです。



=== チキチキLeaf猛レース (藤田浩之盃) 之1 ===

 風もさわやか、日本晴れ。
 ずらりそろった、異様なマシン。
 今日はレースだ、うれしいな。

「……で、これはいったいなんやねん」
 何って、見てわからない?
「わからないから、聞いてるんやないか」
「そうそう。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥デス」
 ふっふっふ、ならば聞かしてあげましょう。
「ちょーーっと、まったーーーっ!!」
 むっ、この声は?
「世の中の、ありとあらゆる情報の、説明ならば、志保ちゃんにおまかせぇ」
 出たな妖怪情報女。
「なによぉ、その言い草はぁ」
 気にしないよーに。で、それより、何やるかわかってんの?
「とーぜん! あたしに知らない事なんかないってのよ」
 ほんとかぁ?
「なによぉ、その疑いに満ちたまなざし。いいからあたしにまかせなさいって」
 ま、そこまで言うんなら。ほれ、説明してみそ?
「今日はねぇ、あたし達 To Heart 出演者による大レース大会なのよ。この後ろに
用意してあるマシンに乗って誰がゴールに一番早くたどり着くか競争するってわけ」
 うん、よし。じゃルールの説明もやっとくれ。
「はいはい、ルールね。ルールは何にも難しい事はなし。途中何ヶ所かのチェック
ポイントを、総て通過しなきゃいけないってだけ。コースも自由。っていっても、
よっぽどの事がなきゃみんな多分おんなじコースになると思うけどね。それから妨
害も自由。よーするに何でもありのバトルロイヤルなわけ」
「……なんか、ずいぶん過激なんだね」
「だめよぉ、あかりぃ、そんなこと言ってちゃぁ。ただでさえ、あんた押しが弱い
キャラクターなんだから。それじゃ優勝賞品とられちゃうよ?」
「優勝賞品? って、なに?」
「あ・れ・」

 志保の指差した先には……すまきにされ、猿轡をはめさせられた上、蓑虫のよう
にぶら下げられた浩之の姿があった。

「ひ、浩之ちゃん!?」
「そ。なんと優勝者にはヒロのステディとなる権利が」
 あ、ちょっと待て。
「なによぉ、人がせっかく言い気分で説明してるってのに」
 優勝賞品のことなんだけど、それじゃさすがにかわいそうだし、また景品に使う
事ができなくなるんで1日奴隷扱いで妥協してやることになったから。
「なんだ、つまんない」
 ま、その1日で禁断の愛に目覚めて離れられなくなったりすることもあるかもし
れんし。
「あ、なるほど。それもおもしろそうね」
「もごごーーーーーーっ!」
 はいはい、なんか聞こえてるけど気にしないように。
 じゃ、みんなスタンバってくれる?
 衣装とマシンの割当表は向こうに用意してあるから。
『はーい』

---

 はい、それでは参加マシンとドライバーの発表です。


 まずはゼッケン1番「岩石オープン」、雛山理緒ちゃん。
「あの、わたし、この格好なんですか?」
 そ。理緒ちゃんの貧乏でもたくましく、ってのがこれによく合うでしょ。
「しくしくしく。でもやっぱり原始人の服装なんて…」
 いや、いつもの理緒ちゃんと違ってほのかな色香も感じられて、とってもかわい
いと思うよ。
「ほんとに?」
 ほんとほんと。
「ほんとにほんと?」
 ほんとだって。とっても似合ってるよ。(結構マジ/そう思いません?>All)
「うん、じゃあ、これでがんばるっ」


 続いてゼッケン2番「ヒュードロクーペ」、来栖川芹香さん。
「……」
 え? 一番かっこいい車を選んでくれてありがとうございます?
 ……ま、まぁ、やっぱり芹香さんにはこれしかないでしょ。やっぱ。
「……」
 ご期待に添えるよう頑張ります?
 あ、はい、そりゃもう。優勝めざして頑張って下さい。
 ちなみに幽霊部員さんも当然同乗してます。


 ゼッケン3番は「マジック3」、保科智子さん。
「なんやねん、これは?」
 何って、見てのとーり。
「はぁ。なんや馬鹿らしゅうなってきおったわ」
 まぁ、そう言わずに。
「私はこう見えても結構忙しいんや。こんなあほらしい事、抜けさせてもらうわ」
 ほう。では浩之はいらない、と?
「……しゃぁーないなぁ。私がおらんとレースができん言うんか」
 別にそんな事、言ってないんですけど。
「ああ、わかっとる、わかっとる。私も鬼やないから、困ってる人を見捨てるよう
なまねはせぇへんよ」
 ……んじゃ、まぁ、よろしくお願いしますわ。
「まかせなさいって」


 ゼッケン4番は……「飛行機(仮名)」、来栖川綾香さん。
「その(仮名)って何?」
 いや、他のマシンはいろんなとこ調べたり、むりやり記憶を掘り起こしたりした
んだけど、これだけどーしてもわからなくて……
「ま、いいか。それより私も参加していいのね?」
 当然です。あなたにはファンも多い事ですし。
「なら、姉さんや葵には悪いけど、優勝を狙わせてもらうわ」
 そうそう、ぜひ本編では無理だった浩之をゲットして下さい。


 ゼッケン5番「プッシーキャット」、姫川琴音ちゃん。
「あ、あの……」
 何も言わないように。
 琴音ちゃんがこのマシンに乗るのは作者のえこひいきの賜物なんだから。
「そ、そんな。それじゃ他の皆さんに申し訳ないです」
 いいのいいの。第一これ以外に琴音ちゃんのイメージに合うマシンってある?
「……ないかもしれませんが、でもこのマシンだってわたしのイメージとは違うよ
うな……」
 だからそれがひいきの結果なんだって。で、それに関して悪いのは作者なんで、
琴音ちゃんは気にしちゃだめだよ。
「でも、やっぱり……」
 ほらほら、暗くならない。琴音ちゃんは元気なのが一番なんだから。
「はい、わかりました。努力します」


 ゼッケン6番「タンクGT」、松原葵ちゃん。
「あの…」
 ん、なに? やっぱりこのマシンじゃ嫌?
「いえ、私は別にどのマシンでもかまいません。ただ…」
 ただ?
「なぜ好恵さん、じゃなくて坂下先輩が一緒なんでしょうか?」
 嫌なの?
「いえ、そんな。嫌なんて事は……一緒なのも別にいいんです。だから…」
「ああもう、まだるっこしいわね。ようするになんで私が兵卒で葵が軍曹かって事
なのっ! 大体それ以前に綾香にはマシンがあるのに、なんで私には無いのよっ」
 君が葵ちゃんの付属物だから。
「ふ、付属物って。なんなのよ、その扱いはっ!」
 まだちゃんと出てこれるだけマシだと思いなさい。もっとも、君の場合不孝が降
りかかるのは事象密度のフラックスが高すぎるからなんで、あきらめておくように。
「ちょっと、どっかのゲームの『運命』みたいな事、言ってないでよ。ねえ。ほら。
ちょっと。ちゃんと話を聞きなさいってば。こら」
 愛する葵ちゃんのサポートができて嬉しい悲鳴をあげている坂下さんでした。
「ねえ。ちゃんと話を聞いてよおぉ」


 ゼッケン7番「ギャング7」、マルチと6人の妹達です。
「やろうども、いくぞですぅ〜〜」
「はい」「はい」「はい」「はい」「はい」「はい」
 ああ、このチームは元気一杯ですねぇ。
「はいっ! こうして妹達といっしょに何かできるなんて、とっても嬉しくって」
(嬉しいと思ってる×6)
 うんうん、よかったですね。で、衣装の方ですけど、おそろいのちょっとだぶつ
いたストライプのスーツにソフト帽で、これがとっても似合ってますね。うん、む
ちゃくちゃ可愛いです。(狙ってます。該当者、想像してころげまわって下さい)
「あ、そうですか? なんか嬉しいです〜」(ぽぉ)
(照れている×6)
 はい、それじゃぁ皆さんで力をあわせて頑張って下さい。
「はいっ」


 ゼッケン8番「ポッポSL」、神岸あかりさん&くまの「くま」さん。
「あの、私がこれに乗るんですか?」
 そ、あかりさんと言えばくま。で、くまとなればこれしかないでしょ。
「私、メインヒロインなんじゃ……」
 たとえメインヒロインであっても、否、メインヒロインだからこそ受けを狙わな
きゃ。
「うう、そんなのいやかも」
 さすがに足で運転しろとまでは言わないから。
「そんなこと、言われたってできないと思う……」
 ちなみに衣装の方ですが、オーバーオールに麦藁帽子、右手に持ったくわがとっ
てもプリティ。イメージは赤毛のアンってとこですか。(ちょっと違うか?)


 ゼッケン9番「ハンサムV9」、長岡志保さん。
「ちょっとぉ、あたしがなんでこれなわけぇ?」
 余ったから。
「何よ、それっ!」
 いや一応、後付けだけど、軽薄そうな人間が乗るマシンという事で全然理由が無
いわけじゃない。
「なんか余計、許し難いわね」
 そう言うなって。[ピー]とか[ピー]に比べりゃマシだと思わん?
「……うーん」
 それにこのマシン、スピードならほとんど最高なんでは?
「しかたないわね、これで我慢してあげるわよ」


 ゼッケン10番「トロッコスペシャル」、宮内レミィさん。
「優勝はアタシがいただきネ」
 おや、燃えてますね。
「当然ヨ。誰もアタシの弓からは逃れられないネ」
 …あの、何か勘違いしてません?
「勘違い? アタシ、今日は皆をハンティングして良いって聞いたヨ?」
 誰だ、こいつにそんな説明したやつは?
「ウフフフフフ、久しぶりのハンティング、腕がなるネ」
 誰かこのパツキンを止め……ない方が面白いか、やっぱ。


 そして皆様、お待たせしました。ゼッケン00、「00マシーン」に乗るのは、
佐藤雅史君&赤十字美加香さんです。
「浩之、待っててくれるよね? 必ず僕が助けるから」
 って、彼を罠にはめて拉致したあげく、ああいう風にしたのは君じゃない。
「だって、今回のレースの賞品だってわかった途端、逃げ出すから」
 うーむ、見境のないやつ。
「それより、このケンケンはいったいなんなんだい?」
 なんなんだいと言われても。このマシーンに乗る以上パートナーは必要だろ?
「パートナー!? 私が雅史先輩のパート…」
げしっ
「まぁ何かの役に立つかもしれないし、情けでしもべとして使ってやるだけだよ」
「うふふ、先輩ったら照れち…」
ごすっ
 ……釘バットはきつくないかい?
「大丈夫。前に経験済みらしいから」
 いちおー借り物なんで、壊さんよーにね。

---

 さて、スタート前のインタビューも終わり、いよいよレースが始まろうとしてい
ます。各車、白煙をあげ、スタートの合図を今や遅しと待っています。さぁ、今、
スターターの腕が降り下ろされ…ましたっ。

 一番最初に飛び出したのは、これは意外か? ゼッケン2番ヒュードロクーペの
来栖川芹香さんです。いつものぼ〜っとした様子からは考えられない俊敏な動きっ。
そしてぴったり後をつけるのは、ゼッケン9番ハンサムV9の長岡志保さん。さら
にその後ろにはゼッケン3番マジック3の保科智子さんが続きます。それに少し遅
れて団子状態なのがゼッケン4番飛行機(仮名)の来栖川綾香さん、ゼッケン1番
岩石オープンの雛山理緒ちゃん、ゼッケン5番プッシーキャットの姫川琴音ちゃん、
ゼッケン6番タンクGTの松原葵ちゃんの4台。その後ろ、ゼッケン7番ギャング
7のマルチ、ゼッケン10番トロッコスペシャルの宮内レミィさんに早速矢を射ら
れてます。
 おや? ゼッケン8番ポッポSLの神岸あかりさん。まだスタート位置から動い
てません。どうしたんでしょう?

「うう、マニュアル車の動かし方ってわからない……」

 ……はぁ。じゃ、簡単に教えるから。とりあえずやってみて。

「……お願いします」

 まず、クラッチ……ってわかる? そう、その一番左のやつ。それを思いっきり
踏んどいて、ギアをローに入れる。そう。で、少しアクセルふかして、少しでいい
んだってば。で、そーっとクラッチを戻し

どぎゅるるるる 「うきゃあぁぁぁーーーーー」

 あぁ、そーっとって言ったのに。

どがっしゃぁ

 で、ガードレールにぶつかって止まると。……おや?

ぶおおぉぉ どぎゅるるるる 「うきゃあぁぁぁーーーーー」 どがっしゃぁ
ぶおおぉぉ どぎゅるるるる 「うきゃあぁぁぁーーーーー」 どがっしゃぁ
ぶおおぉぉ どぎゅるるるる 「うきゃあぁぁぁーーーーー」 どがっしゃぁ

 なんとかレースに入れたみたいです。
 いや、かかってる賞品のせいか根性あります。


 さて、それでは先頭集団の方へ戻り……そういや佐藤雅史君の00マシーンは?
 あ、いたいた。なんと雅史君、他の選手とは反対の方に走ってます。

「まぁ、ここは黙って見ててほしいな」

 ま、いいけどね。


 さて、そんなこんなしてるうちに、先頭集団は第1障害の所まで到着したみたい
です。おや、先頭はマジック3の保科智子さんに変わってますね。

「ふむ、第1障害は湖かいな。よっしゃ、分析したろか」

 って、その眼鏡に浮かぶ文字は一体?

「ああ、これはな、みずぴーから借りたんや」

 ……で、結果は?

「水深はほぼ全域にわたって2mぐらい。ま、深めのプールって感じやな。橋の類
は無し。迂回ルートもあるけど、それやと湖が横に長いせいで距離にして5倍ぐら
い。ちょうど対岸には第1チェックポイントがあると。で、どういう意図でこんな
障害にしたん?」

 ご都合主義に走るため。

「……ま、ええわ。なんにせよこのマシンならこういう手段やな。それ、ほいほい
ほいっと」

 はい、マジック3は船に変形して湖を渡りはじめました。結構、快調に進んでま
すね。で、それを追うようにヒュードロクーペ、空を飛んで湖を渡ります。これは
幽霊部長さんの仕業でしょうか?

「まったく、あたしもああいう特殊能力車に乗りたかったわね」

 はいはい、文句言わない。

「ま、とにかくあたしは迂回ルートから攻めなきゃならない訳よね」

 そーゆー事。で、ハンサムV9は迂回ルートを飛ばし始めました。

 あ、第2集団も来ましたね。


「やっぱりここは…無理してでもショートカットした方がよさそうかな。幸いこの
マシン、車高は高めだし、ハッチを閉じれば短時間なら水かぶっても大丈夫そうだ
し。もともと悪環境でも動けるように作ってあるはずだから。よし、決めたっ」

 ほう、で、タンクGTは湖を強行突破なわけね。
 ところでさっきから操舵席の兵卒が何やら叫んでたみたいなんだけど。すっかり
自分の目標の事で頭がいっぱいなのね。
 ま、ちょっと溺れたぐらいで死にはせんでしょ。このレースなら。

「ごぼごぼごぼごぼごぼっっ」


「やろうども、ここはいっきにショートカットです〜〜」
「はい」「はい」「はい」「はい」「はい」「はい」

 で、妹達は全員車から降りて? マシーンを担いで?

「いっけぇですぅ〜〜」
「えんや」「とっと」「えんや」「とっと」「えんや」「とっと」
ごぼごぼごぼ……ごぼごぼ…ごぼ…ご…

 ……なんか止まっちゃったんですけど。

「ああっ、しまったです。妹達の標準仕様は日常生活用防水で完全防水はオプショ
ンでした。ううっ、みんな、ごめんなさい……」 ひっく、ひっく

 はい、泣いてないで。携帯貸してあげるから、とっとと長瀬主任呼んで助けても
らいなさい。

「ううっ、ずびばぜぇん」 えぐっ、えぐっ


 で、他の面子は素直に迂回コースを取ってます。どうやら下手に湖を渡ろうとす
ると何が起きるか心配のようです。ま、書いてる奴が書いてる奴ですから。当然で
すわな。


 あと、素直じゃないのと言えば00マシーン。雅史君、どうしてるんでしょうか。

「ふっ、それを今から見せてあげるよ」

 おや、いつのまに。なんか変な方へ走ったとおもったら、こんなとこに来たんで
すか。えーとですね、今00マシーンがいるのは湖の手前にある崖の上ですね。

「そう、ここからね。ああ、しもべ1号。そこにあるロープを身体に巻きつけて」
「ええっ、こんなところで、そんなプレイ…」

がすっ

「間抜けな事を言ってないで。とっとと言った事をやってよ」
「ええっ、じゃぁ、もしかして雅史先輩がM…」

げしっ

「いいからそのロープを君の身体に巻きつけて。ほどけないようにしっかりとね。
そしたらこっちに来て」
「ああ、私はいよいよ先輩と一つのロープで結ば…」

ごすっ

「違うよ。これはこうするためなんだ。準備はいいね? せ〜〜のっ、美加香ミっ
サーーーーーイルっっ!!」
「うひゃぁーーーーーっ」

ひゅ〜〜〜ん ずぼっ

 ほぉ。対岸に向けてミサイル使ってロープを張って?

「よし、これで準備はOKだね。あとはこのロープにぶら下がって、向こう岸まで
渡ればいいんだ。名付けてロープウェイで楽々ごーごー作戦っ」

 ……かえって、めんどくさくない?

「それは甘い考えだよ。この作戦には、もう一つ目的があるんだ」

 なにそれ?

「まあ、見ててくれればいいよ」

 ふむ。じゃ、そうしましょうか。
 早速マシーンをロープにぶら下げて。出発、と。
 おや、さすがに下りだけあって結構スピードが出るね。
 で、何? わざわざマシーンの上に立って、どうしたの?

「この位置からなら、これができるのさ。それじゃいくぞ、外道メテオっ!」

 おおぅ。降りしきる凶器の雨。いや、美しいねぇ。

「そうだろ?」

 で、被害にあってるのは、順調に湖を渡ってたマジック3。ヒュードロクーペは
何故か事前にコースを外れてます。危うしっ、智子さんっ!

「あまいわぁぁぁ! こんな事もあろうかと作っておいた、この装置っ! 今こそ
これを使うときや!」

 ……それって、ただのでっかい日傘じゃないの?

「ふっ、よく見てみい。この傘には『心の壁』をほどこしてあるんや。あんなもん
で破れたりはせえへんよ」

 なるほど、全部はじかれてますね。

「ちぃっ。でも攻撃が不発に終わったとしても、このスピードならトップは僕がも
らったはず」

 それもちょっと甘そうだけど。あっち見てみ。

もぞもぞもぞ
「ぷはぁっ。ああ、死ぬかと思った。そう、そんな事より。このロープの先には雅
史先輩がいるのねっ。そして今、私の元に向かって来てくれているっ。ああん、雅
史先輩〜、美加香はこうしてあなたをお待ちしておりま……って、きゃぁーーー、
引っ張られるぅーーーーー」

 あのね、「杭」が外れたらどうなるか想像つかなかった?

ばっしゃーーーん ずばっしゃーーーーーんっ

 盛大な水音2つ。
 ま、お約束かね?


 さて、第1チェックポイント通過は、まずは順調に障害をクリアしたマジック3
とヒュードロクーペ。それに続くは、途中で順位入れ替えがあったみたいですね。
飛行機(仮名)、ハンサムV9と来てその後は操舵手が息を吹きかえしたタンクG
T。後は団子状態になっています。さぁ、はたして優勝は誰の手に?

 というわけで、次回に

=== 続くっ ===



年代的にはたして何人ついてこれるかわかりませんが、チキチキです。
ただ、このアニメ、私も見たのは小学校の頃だけで、かなり記憶があやふやになっ
てます。最近はgooとかでいろいろ調べる事ができるので、まだ何とかなりまし
たが。しかしそれでも不明な点がいくつか残ってます。その最大は本文中にもあっ
たゼッケン4番の「飛行機」で、これのマシン名がいまだにわかりません。またそ
の他のマシンについても間違っている可能性があります。
それからギャング7も確か7人のグループだった記憶があるのですが、これも本当
の所が不明です。

というわけで、情報をお持ちの方、できましたらメールなりこのコーナーへの書き
込みなりをお願いします。_(_^_)_


こんなところで、では、また。