『トイレの香奈子さん!』 「…志保のヤツ、なーにが『トイレの香奈子さん』だ?この現代社会にそんなふざけた 妖怪がいるなんてなぁ、そんなの誰が信じるか!ったく、小学生じゃねーっつーの!」 じょろじょろじょろ… 浩之は一人で小便をタレていた。もちろん、用を足したら件の妖怪が出るという 「四番目の便器」でだ。なんだかんだいっても、志保の挑発にはいつも簡単に 乗せられてしまう浩之なのだ。 「オラオラ、出るなら出てみろ〜」 そんな事を言いながら、便器にこびりついた陰毛をビーム砲で攻撃する浩之。 「…くすくすくすくす」 「ひっ!?い、いや、空耳だ、空耳…」 浩之はそう自分に言い聞かせようとしたのだが、すぐ真後ろに立っているらしい 声の主に、ぽんぽん、と肩を叩かれてしまった。思わず顔が引きつる。 「だ、誰だ!雅史か!?それともまさか、志保か!?」 浩之が振り返ると、そこには全身をトイレットペーパーでぐるぐる巻きにした少女が ニタァ〜と笑みを浮かべていた。トイレットペーパーの隙間から覗く、鋭いタレ目は 焦点が合っておらず、そして瞳には狂気の光を宿していた。 「くすくすくす…○っくす」 「ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃ…」 じょびじょば〜 「ち○○ん、頂戴。ねぇ、ちょうだいよぉ、ち○○ん!ち○○んが欲しいのぉ! 頂戴ったら頂戴!ち○○ん!ち○○ん!ねぇったらぁ、ちょうだい、ち○○ん! ち○○ん、ち○○ん、ち○○ん、ち○○ん、ち○○ん、ち○○ん、ち○○ん、 ち○○んち○○んち○○んち○○んち○○んち○○んち○○んち○○んち○ ○んち○○んち○○んち○○んち○○んち○○んち○○んち○○んち○○ん…」 「で、で、出たぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!」 手を洗うどころか、ブツをしまう事すら忘れて脱兎のごとく逃げ去る浩之。 「助けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」 「あっ、浩之ちゃ…………… ………きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!! 浩之ちゃんこんな所でナニ出してるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?」 手前から四番目の便器でたった一人で小便タレていると、世にも恐ろしい妖怪少女、 『トイレの加奈子さん』が現われて、男子のち○○んを奪ってしまうのだそうだ! ちなみに男子トイレだけではなく、女子トイレにも出現するという情報もあるぞ! 特に、幼児体型で眼鏡っ娘の人は要注意だね!ナニされるか分からないよ〜? 今度はキミの学校のトイレに『トイレの加奈子さん』が現れるかもしれないぞ!? 「ちょっと、ちょっと」 …はい?私ですか? 「私の名前、加奈子じゃなくて香奈子なんだけど…?」 ああっ!これは大変失礼いたしました!!!今までずっと間違えてました!(苦笑) 太田さんファンを名乗る私ともあろうものが…いやはや申し訳ない!m(__)m 「…ファンだって言うのなら、こんな変態妖怪の役なんて演らせないでよ…」 いや、だって太田さんの太田さんらしい魅力といえば、1に変態、2にガイキチ的、 3にズ〜レ、4に暴力というのが一般的な見解なのでは…? バコッ!(消火器) 「今度私に変態なんか演らせたら…貴方の人生のネジが切れるわよ?」 ポロロン、ポロロン…ぁぁ、もう今にも切れそうなんですけどぉぉぉ… ------------------------------------------------------------------------------ どうも。NoGodです。ネジ巻き直しました(笑) しかし、また下品な小ネタを書いてしまった…(苦笑) これ書いたのは、ネタバレで「TH屋上フェンス破りの犯人は?」と質問したのが きっかけはなんですが、「実は太田さん」説は意外と有力みたいですね。 死んでしまった太田さんが可哀相なので、妖怪にして復活させてあげました(笑) 元ネタは言わずと知れた『トイレの花子さん』です。 感想等は土日に入ってから書きます。そいじゃまた!(キュピーン!☆)